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Meriousのブログ一覧

2011年12月25日 イイね!

プロ用フルレンジユニット12GA50 試聴ボックス製作

皆様 こんにちは

試聴用のスピーカーボックスを一個作ってみました。
前回25cmを収めるために作成したボックスは、とにかく試聴用として音を聞くために急いで仕上げたので、ちょっと隙間が多くなってしまいました。

やはり、こうしたボックスに限らずモノを作る時はそこそこきちんと仕上げないといけないですね。
特にデリケートな分野の音、振動を扱う音響分野は難しいものです。
特に音=振動は、それぞれ固有の音(固有振動数)があるだけに、スピーカーユニットとボックスを楽器ととらえると音の良し悪しは無限に組み合わせがあるということになりそうです。

でもとりあえずユニットの音を聞きたいので、今回ボックスは隙間はもちろんなしで、補強もがっしり入れて作成しました。
そのおかげでかなりずっしりの70Lボックスができました。




メーカー推奨のボックス容量は70Lだったので、そのくらいになるように仕上げました。
できれば板の中央部にも斜めのすじかいを入れたいと考えています。
今後の勉強材料です。

今回はまずは密閉箱として試聴です。
その後、裏蓋を外して後面開放として試聴し、ついで音響の大先輩の方に「秘密のダクト寸法をおしえてあげるから試してみよ」というありがたいアドバイスをいただいたので、順次試していきたいと思います。

実家の一部を作業場にして使っていますので、母屋に行くと父のオーディオセットがあるので、それにつなげて音だししてみました。


試聴の感想は、どうも開放箱は閉塞感のあるきつい音だなという印象でした。
後面開放の音がとてものびのびしていながら微少信号にもよく反応するといういい印象でしたが、密閉箱では反応はいいがのびのび感がなく、低音の入力があっても後ろから振動板を引っ張って動けないような足かせがついているような印象でした。

密閉型は容積の変化による音質の印象を勉強するには最適ですね。
箱の中の圧力(背圧?)がかからないようなとても大きな容積にするか、内部の空気が逃げられるような構造にしたほうがいいのかなという勉強ができました。

次に試したいのは、後面開放型をいってみたいと思います。

Posted at 2011/12/25 17:00:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音響 | クルマ
2011年12月20日 イイね!

Beyma 20cmフルレンジユニット 使いこなし準備

皆様 こんにちは

現在自宅にて試聴している30cm 12GA50は非常に生々しくかつ芯のある暖かみを奏でていて、いくらでも音量上げられそうな音になっています。


自分の中での良い音の目安は、うるさいと思えるくらいの音量でも耳が痛くならない、優しい音かというのが一つの判断基準です。
この12GA50は完全に合格点です。
ヴァイブラフォンの響き、ドラムのアタック感あたりの表現力は完全にやられた…という感じです。
また、今時のユニットにはありえない高能率(公称能率102dB)なので、音圧が別世界です。
自宅のユニットを同時に鳴らしていても、12GA50からの音しか聞こえてきません。
鳴っているのかな?と耳を近づけてやっと鳴っているんだ…とわかる感じです。
12GA50ではアンプのボリュームはけっこう小さくできます。

高能率ユニットを使いこなせたら出力は小さくても品質の良いアンプを使い切ることができそうです。
そこで、日本の家庭にはちょうどよさそうな、25cm 10AG/N、20cm 8AG/Nも製作検証し、試聴をしていきたいと考えました。

30cmもの口径は、正直車に組み込むのはオーディオ専用カーくらいの気合いがないと組み込むのは大変ですので、20cm~25cmくらいの口径なら見た目も若干こぶりのかわいいヤツに感じますので、ちょっと奮起すればカーオーディオとして組み込めるものになりそうです。
車でもなかなかいい音を奏でてくれるものになるかどうかを検証したいものです。
(すでに自車のハイゼットには8AG/Nを組み込んでありますが)

さらにもう一つの目的は、このユニットは業務用のPAユニットですので、ホーム用途でも使用に耐えるものかどうかを実際に特って自宅で使ってみることです。

まず、変な音にしないために箱容積を決めていきましょう。
ボックスの容積を決めるにあたって、必要な数値を集めました。

【20cm 8AG/N】
Qtc : 1.153
Vas : 11.0L
Fs : 105.0Hz

【25cm 10AG/N】
Qtc : 1.319
Vas : 30.0L
Fs : 90.0Hz

これらの数値があると、理想的な箱容積を計算してくれるサイトがあります。
手計算でもできますが、こうしたサイトは便利ですので、ありがたく使わせていただきます。

上の数値を入力して計算してもらった結果です。
【8AG/N】


【10AG/N】


ユニットのQtcが0.7あたりの時に理想的な低音特性が得られるそうです。
その時の箱容積は、20cmが17.62L、25cmが42.09Lとなりました。
これは密閉箱の計算結果ですが、後面開放型か平面バッフルとすれば事実上はユニットの理想的な特性を生かせる動作ができそうです。

ユニットが占める体積や補強材の体積などがありますので、20L、45L程度あたりにすればよいのではないかと思います。

音響の大先輩である父によれば、セオリーからは外れるが、正方形の箱が一番良い結果が得られたということでした。
もう一人の大先輩によれば、正方形や中央配置はだめで、平行や対称がないようにしたほうがいいということもいわれました。
きっとどちらも本当なのでしょうが、どちらか選ばないといけませんね。

ユニットがはまる程度の寸法としては、20cm=20Lが横25×縦40×奥行き20cmでちょうど20Lになります。
25cm=45Lでは、横30×縦45×奥行き34cmあたりになります。

Qtcが数値が0.5~1以上の値を持つユニットは、大きめの密閉型か後面開放型のほうが良い結果が出るようですので、上のあたりの寸法としてみたいと思います。

使う板は、相変わらず安いOSBボードになりそうです。
一枚在庫があるし…

さあて、近々作るか…

Posted at 2011/12/20 22:50:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音響 | クルマ
2011年12月20日 イイね!

軽自動車 改造申請 完了

皆様 こんにちは

数日前になりますが、かなり時間がかかっていた軽自動車の改造申請の審査が終了し、改造概要等審査結果通知書が発行されたので引き取ってきました。


これらの車は、屋根に穴をあけて上下に開くFRPルーフを取りつける加工をしたものです。
モノコックボディーの加工をするということで、事前審査が必要な加工になります。

車枠応力試験という加工後の車体の強度をはかる実車計測をして、法律に定める数値を満足させられるかを確認し、重量の変化にタイヤの強度は十分満足しているか、何度まで倒れないかといったものを計算によって出して資料にまとめ、改造申請書として提出します。

こうした手続きを経て公道走行できる正規改造車として世に出られるわけですが、もしこうした手続きがなく誰でもなんでもありになってしまったら、故障や事故はもっと多くなり、うっかり外を歩くことはできなくなるでしょう。

ほかにもホイールベースを延長するリムジン加工やピックアップ加工など、モノコックボデーの改造する時の改造申請やプロペラシャフト加工をよく扱っています。

特にプロペラシャフトの回転バランス計測は今いちおししています。
特定の速度で振動を感じる場合はプロペラシャフトの振動が疑われます。

時速100kmあたりから乗っていられないような振動を感じたプロペラシャフトの回転バランスを修正しましたが、時速160km以上でのサーキット走行でも振動を感じなくなったとオーナーに狂気していただいたこともあります。

改造車を正規に公道走行できるようにしたい方や、プロペラシャフトの加工が必要な改造をする方など、事前にご相談いただければ、正規の改造車とするための法規のご相談も受け付けられます。

いい車作りをして、日本の産業をもり立てていきましょう。

Posted at 2011/12/20 21:01:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車部品 | クルマ
2011年12月20日 イイね!

ベンツの車体改造車、そしてディーゼルエンジン

皆様 こんにちは

今日はお取引先の会社にお呼ばれしました。
車体加工を行ったベンツを登録に行ったところ、車両重量がけっこう重くなっていて、重量でランク分けされている排気ガスの制限に相違が出てしまったようです。
それで、その重量の範囲内で排気ガス規制の値を超えていないかどうか、新たに証明(排気ガス試験)が必要になってしまいます。
もう一つの方法は軽量化をして、範囲内に収めることです。

ガソリンエンジンの場合はメーカーの努力によって、浄化性能は大変よくなり、排気ガス規制で厳しい状況に陥ることはあまりないようです。
しかし、今回の車両はなんとディーゼルエンジンを使用した車でした。


ディーゼルエンジンの場合、PM(すす)とNox(窒素酸化物)の規制が非常に厳しくのしかかっています。
すすは不完全燃焼の時に発生するようですが、その時はNoxはあまり出ない、しかし、完全燃焼をさせようとするとすすが少なくなる代わりにNoxが大量に発生しだすという大変難しい相反する特性があるようです。

ディーゼルエンジンに適用される日本の排気ガス規制は、現在では世界一厳しいとまでいわれているようです。
また国によっても重視されている排気物質が違うようです。
ヨーロッパではすす(黒煙)の量、日本では光化学スモッグの元になるNox(窒素酸化物)が重視されているそうです。
それで、ヨーロッパは環境性能基準が厳しいからといって、一概に日本でも大丈夫だとは言えないのです。

私もディーゼルエンジンが好きな派なので、軽自動車のような小排気量でもディーゼルエンジンが載っかったものに乗ってみたいなあと思ったりしますが、皆さんはいかがでしょうか。
低回転からでもグイグイ引っ張るトルクが大変魅力的です。

あとディーゼル排気マスターになれるものならなりたいものです。

Posted at 2011/12/20 19:52:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2011年12月19日 イイね!

Beyma 12GA50 試聴用ボックス製作

皆様 こんばんは

8AG/N用の試聴ボックスを作ろうと思っていたのですが、作業場に置いてあった板を見ていたら、30cmの12GA50も聴きたいな~と思い始めてしまいました。
それで、12GA50を収められる大きさの箱に急遽変更しました。


この板材は、25cmの10AG/Nを収めていた箱がどうも音質がいまいちでがっかり感が大きかったので、むかむかしてばらしてしまったOSBボードの残骸でした。
板の寸法としては450mmくらいずつあったので、30cm口径も十分収まる大きさの箱が作れます。

ちなみにこのOSBボードは近所のホームセンターでサブロク板が一枚1000円ほどです。
厚みは11mmですので、SPボックス用としてはちょっと薄いですが、あまり大金かけて試すこともなかなかできないので、仕方なく使っているというところです。
でもちゃんと作るとまともな音が出ます。

製作にあたって12GA50の数値でシュミレートしてみたところ、だいたい54Lほどの空気室容積が良好のようでした。
でも板の寸法はできるだけ大きく使いたかったのと、メーカー推奨容積は70Lだったので、一辺の長さを400mm前後にしました。
それで、今回の容積は75L弱の計算になりました。
ユニットや補材などを差し引くとちょうど70Lくらいでしょう。

今回は密閉型やバスレフ型ではなく、Qtcの高いユニットに適すると言われる後面開放型を試してみることにしました。
この方式のメリットは、背面がふさがっていないので、空気がバネのようになって振動板の動きを妨げることがなく、微少な信号にもよく反応するようです。

では早速箱の組み立てに入ります。
要した工具は、丸のこ、カンナ、インパクトドライバー、木工ボンド、細軸コーススレッドです。
ボンドのみで仕上げるのにこだわる人もいるようですが、私はそこまでのこだわりはないので、両方併用しています。

丸のこで裁断し、カンナで切断面をまっすぐに整えておき、四本500円ほどの杉材を骨格としてボンドとコーススレッドを使って止めていきます。


ぴったりに作ろうとすると意外に時間がかかるものです。
ちなみに今日は一個しか作成できませんでした。

30cmに穴をあけたバッフルは以前切ってあったので、作成した箱の寸法に合わせてカットし、バッフルを止めていきます。
そして、ユニットを設置します。
なぜか緊張の瞬間です。






12GA50の裏面は、前面に劣らずとてもごついです。
Beymaの開発陣は、きっとこのユニットに相当力を込めたのではないかと思います。
8AG/Nや10AG/Nはプレスフレームですが、12GA50はアルミの鋳物バケットで、厚みもすごいです。
持った感じもずしっときます。
連続250W、ピーク500Wの入力を受け止めるにはこれぐらいしないとならないのでしょう。
今回使ったケーブルは放送局等御用達、カナレのスピーカーケーブル4S6です。
このケーブルはくせがつきにくく、比較的柔らかいうえにノイズなどの対処はきっちりされているので安心感があります。

できあがったので車に乗せて自宅にて試聴をしようと思います。


このボックスはずっしりと重量感があります。
持ち上げるのが意外とよいしょという感じです。
つないだアンプは自宅使いしている、12AX7+KT88パワーアンプと、NEC CD-10が試聴機です。


試聴用ボックスを部屋に置いてみると圧倒的な存在感があります。


ちょっと暗いですが、奥に見えるスピーカーは父が作成したスピーカーシステムです。
ちょっと大きな音量にすると、ガラスが震え出すほどの低音です。
こぶりなシステムですが、大変音質が良く、ベースの音が腹にきます。


さて音だしをしてみました。
試聴CDはオスカー・ピーターソン、チェロとピアノの「白鳥の湖」、ポール・デスモンドのサックスなどから適当にチョイスです。


ボックスの下には銅のインシュレーターをかましました。


まず、聴いた印象は非常にバランスがいいです。
微少音量でも、ライブCDで客席の音や演奏者の息がしっかり聞こえてきます。
反応の悪いユニットではこうはいかないでしょう、能率が高いユニットと反応性のいい後面開放方式が良い方向になっているものと思います。

低音は… なんてこった… ごっつええ感じやないか…

メーカー公表の周波数特性から想像していたような低音予想とは違い、非常に良質です。
口径にしては少ないと思われる方もいるかもしれませんが、スーパーウーハーのような作られたような低音が嫌な自分にとっては自然な低音に聞こえます。
まさにウッドベースはこういう胴鳴りをするに違いないという気持ちの良い響きです。

大口径フルレンジユニットは高音の再生限界が低いなどとも言われますが、自分にとってはツイーターの追加の必要はまったく感じません。
むしろ中域から高域が出すぎているとさえ感じるくらいです。

小さい部屋だからそんな大きなユニットは必要ないと言われることがよくありますが、小さな部屋でも大口径ユニットはとておいいなと感じました。
良質な低音と余裕の広がり感は聴いていてとても気持ちがいいです。

能率が高いユニットは音がスパッと飛んできてかなりきつく聞こえてしまうかなと思っていましたが、音がとてもウォームで暖かみがあり、落ち着いた音質もとても得意なようです。
しかし、一転して激しい音楽では豹変したかのようなガッツある音がぶつかってくる印象です。

12GA50はBeyma開発陣の渾身の作に感じました。
一本ですべての帯域をカバーしなければならないユニットを設計するのは相当技術力が求められるはずです。

このユニットはアルテックやJBLの12インチのビンテージユニットの交換用としても使われることがあるそうですがそれも納得で非常にいいです。
なぜこのユニットがもっと評価されないのかな?

ギャラクシータブで再生時のFFTをはかってみました。
ジャズなのであまり高い周波数までは含まれていないことと、スマホのマイクユニットをそのまま使っているので、あくまでも目安です。
(騒音の数値は計測器としての騒音計と合わせてあるので正確です。)


台所にいたうちの奥さんも、白鳥の湖のチェロとピアノはかなりいいと言ってくれました。
10AG/Nがあまりよくない結果だっただけにとても嬉しいです。
今まで家で使っていたスピーカーシステムも一緒に片側をつねげてみると、明らかに今回製作の12GA50のほうが音量が大きいです。
能率の高さを実感できました。
もし250Wのフルパワーをかけられたとしてたら、ジェット機の騒音よりも大きな音が出るのではないかと思います。
1Wで102dBもの音圧が出せるユニットは今時そうざらにはありません。
アンプのボリューム位置も10時方向くらいで近所に迷惑になっていそうなほどの音量で鳴っています。
たった8W程度のアンプとは思えない力強さと音量です。

こんな簡単な構造の箱でも作るのはなかなか大変なものですが、がんばってもう一個評価用ボックスを近日中に作ってみたいと思います。

近々8AG/Nでも評価したいと思います。
この箱の中に6個入っていますので、どなたか使ってみたい方いませんか?
ヨーロッパより直輸入です。
比較的安価なユニットなので使いやすいです。


いや~高能率ユニットは素晴らしい!
12GA50がカーオーディオとして車内で使えたらよかったなあ~
これが使えたら見た目と音質のど迫力が鬼のように迫ってきそうです。
ハイゼットがホールになりそう

Posted at 2011/12/19 22:25:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音響 | クルマ

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メリオス有限責任事業組合です。       https://merious.com/ 自動車等輸送機器の動力伝達装置及び、車体加工・改造に関連す...
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