厳冬、凍って開かないドアの救世主降臨…か?
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ドアが凍って開かない、という寒冷地の旧車乗りによくある悩みについて、私の経験から言えばメーカー、車種問わず、距離に関わらず、生産後10年以上経過した車両はゴムの油分が抜けてしまい、そのようになっていく傾向にあると思います。
昭和時代に生産された私も老朽化により脂が失われ、冬場は乾燥肌がかゆくてたまりません。
2
真冬の凍てつく吹雪の中、ドアノブを引っ張ってもドアが微動だにせず、何度もそれを繰り返しているうちにミシッ、ミシッとようやく少しずつ開いてきて、ミシ〜ッと全開になったと同時に衣服に降り積もった雪と一緒に車内に滑り込み安堵する、というのは雪国ではよく見られる光景です。
3
私の、スズキ・カプチーノをはじめ歴代の愛車で繰り返されてきたこの哀しみ。
友人に至っては、愛車のニッサン180SXのドアが凍り、ミシッのあとにバキッっとなり、ドアノブがもげてしまい、啓蟄近き日まで助手席ドアから乗り降りしていた始末でした(まるで不審者)。
愛車のドアに冷たくされるというツンデレならぬツンドア、いや身もギャグも凍るツンドラでしょうか。
4
この哀しみを乗り越えるべく、過去にいくつか対策を講じたことがあります。
ウェザーストリップやそれが当たるボディ側にろうそくのろうをこすりつけたり、某シリコンスプレーや某ラバープロテクタントを噴射したりしましたが、思うような効果は得られませんでした。
5
それから数年経ち、どこからともなく「ラバールーブ」が凍結ドアに効くとの噂が聞こえてきました。
福音です。冬が来る前にと、すぐにその潤滑剤を通販で購入しました。早速使ってみます。
6
まずは最初から付いているノズルを取り外し、添付されてきた極細金属ストロータイプのノズルと交換します。これで噴射範囲が狭まり塗布しやすくなりました。
7
はじめに右側後部座席のウェザーストリップに噴射しました。速乾性ということで、塗ったそばから乾いていきます。
続いて同ドアの窓枠レールにも噴射します。細いノズルが大活躍です。これで滑りが良くなるはずです。
8
ちなみにカプチーノは窓の滑りが悪いためかモーターに負荷がかかり、窓の上げ下げが出来なくなる故障に見舞われたことが2回ありました。
都度レギュレーターASSYを交換しなければなりません。その費用と手間と言ったら…。
当時このスプレーの存在を知っていたのならそんな苦労はせずに済んだのかもしれません。
9
同様に残りのドアとリアハッチのウェザーストリップにも噴射しました。
容量が少ないせいか景気よく噴射しすぎたせいか、1台分の施工でスプレーは空っぽになってしまいました。
あわよくば家族の車にも施工しようと思っていたのですが…残念。
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本剤の効果が分かるのは年を越した1月~2月の厳冬期となります。
製品評価という面から見れば、私のアイは購入して初めての冬なので、まだウェザーストリップに油分が残っていて凍らずに済むのか、はたまたキンキンに凍ってしまうのか、初期状態が不明なため、本剤を使用した改善効果が分からないということが正直なところです。
まあいいでしょう。極寒の中、凍えることなくアイに包まれる日々が待っているのであれば。
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さあ!もしドアが凍ってしまったのなら、来期も懲りずに本剤を使うのか、思い切ってアイミーブ用の新品ウェザーストリップに交換するのか、明日はどっちだ!
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