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2021年12月03日 イイね!

エステルの特徴を書いてみる

エステルの特徴を書いてみる
専門用語で書いてあるけど〜

利点

(1)潤滑性が良い (摩擦低減効果が高い)
(2)清浄分散作用がある(溶解力がある)
(3)熱・酸化安定性が優れている
(4)低流動点かつ高粘度指数で使用温度範囲が広い
(5)引火点が高く、また蒸発量が少ない
(6)生分解性がある
(7)極性があるため金属表面に吸着する (ドライスタート時の保護膜となる)


欠点
・高コスト (一部はPAOレベルではない、さらに一桁以上)
・加水分解性がある (一部の種類は問題無いレベル)
・エラストマー(ラバー)を大きく膨張させる(種類がある)
・極性があるために、添加剤の効果が効きにくい場合がある


ーーーーーーー


自分なりに一部専門用語を解釈

(1)の摩擦低減はオイルなのだから当然だと思うかもしれませんが
PAOは苦手にしています。 確か鉱物油の方が摩擦係数は低かったはず。
エステルは摩擦低減(FM)剤として、添加剤のように少量入れることもあります。



少し意味が異なるグラフかもしれませんが、
こんな感じで摩擦係数は異なったりします。


(2)は添加剤の清浄分散剤の量を減らす事が可能になります。

(3)オイルとして大事な点です。劣化しにくくなります。

(4)はエンジンオイル粘度のW側の数値を下げる事ができますし、
サーキット走行等で高温になっても耐えられる、という話です。



(5)はオイル消費量が少なくなります。欧州車は国産に比較して
オイル消費量が多いと思いますが、多少抑えられます.


ーーーーーーー

加水分解というのは、水分があるとエステルはアルコール等に
勝手に分解していってしまいます。
POE(ポリオール・エステル)やコンプレックス・エステル級なら
大きな問題にならないレベルに抑えられているそうです。


エラストマー・ラバーを膨張させる傾向が有ります。
種類によってはPAOの収縮レベルとは桁違いに膨張する物もあるとか。
コレによるオイル漏れも有るはず。高いエステルはこれも抑えられています。


極性がある、金属に吸着するというのは
↓こんな感じ?


磁石みたいとか、そんな表現もありますね。



文字ばかりで申し訳ない。
Posted at 2021/12/03 23:32:57 | コメント(0) | エンジンオイル関連 | クルマ

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「いや〜カドミウムは無いわー」
何シテル?   05/24 22:50
ま~@です。 趣味人ですw クルマ以外も電子工作 (マイクロコントローラ含む)、オーディオ製作、ガンプラ製作(全塗装)等 電子工作はクルマ関係...
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