1JZ-GTEエンジン オーバーホール その11

クランクメタルを測定した順番に取り付けて行きます。
クランクメタルの取り付け部分にはエンジンオイルは塗布しません。

クランクメタルNo.1は幅が23ミリです。
No.2～No.7は幅が20ミリです。

クランクメタルにメタルコンディショナーを塗ります。
クランクキャップにもエンジンオイルは塗布しません！
取り付け部分は綺麗にしてクランクメタルを取り付けします。
取り付けたらメタルにメタルコンディショナーを塗ります。

キャップを取り付けていきます。

キャップボルトにエンジンオイルを塗布して取り付けて行きます。

修理書通りの締め付け順番に規定トルク450kgで締め付けた後、90度の角度締めで締め付けします。

トヨタ純正ピストンリングセットです。
今回エンジンの重要な部分の部品はトヨタ純正を使用しました。
サード550ccインジェクター、東名強化シリンダヘッドガスケット、GCG製タービンは唯一社外パーツです。

オイルリング、オイルリング下、オイルリング上、コンプレッションリングNo.2、コンプレッションリングNo.1の順番にリンクを取り付けて行きます。
コンロッドキャップを外し測定した順番のコンロッドメタルを取り付けします。
キャップにもコンロッドメタルを取り付けします。
コンロッドメタルにメタルコンディショナーを塗ります。
シリンダはエンジンオイルを塗布しておきます。

ピストンリングの合い口隙間を修理書通りに合わせて、ピストンリングコンプレッサーでピストンを締め付けます。
シリンダにピストンを入れハンマーの柄でピストンを軽く叩きながらシリンダに入れて行きます。

ピストンに○印が刻印されているので○がフロントに来るようにします。

キャップを取り付けます。
キャップボルトにエンジンオイルを塗布します。
規定トルク350kgで締め付けた後90度の角度締めで締め付けます。

ピストン1～6の順で1と同じ様な手順で取り付けて行きます。

クランクシャフト&新品ピストン取り付け完了です。

下からの画像です。

クランクの回転も良い感じで回転します。

エンジンブロックのクランクとピストンの組み付けが完了したので、次はヘッドを載せとオイルポンプ、第一オイルパン、第二オイルパン取り付け等です。