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Ameotokoのブログ一覧

2020年07月22日 イイね!

取手をとっt...いやなんでもないです


後藤
「身軽さが信条なのだろ?ーーならば。迷うな」

羽海野チカ 「3月のライオン」





ろくに走れない長雨。

それならばとて、一路単車屋へ。

ケロリで山に行くのもとても楽しいのですが、場合によっては片道200kmの出動もしなくてはならない我が家の長距離航行担当マシーナリィ。

ダートではグリップが足りないタイヤ銘柄や、ズボラなシフトチェンジでトルクバンドを外れていてもブツクサ言いながら加速してくれる、何故か楽しい呑気な純正キャブは長旅の愉快なお供でもあります。

両雄並び立たず。

剣を握らなければ おまえを守れない
剣を握ったままでは おまえを抱き締められない

ってオサレポエム師匠も言ってたし。

私なりに考えた結果キャブや排気系を換えるより、我がニョロリはひとまず操作系のソフィスティケイトと軽量化への道を追ってみることにしました。

ダサシヴい純正の見た目を残すか(結構好き、




それとも見る影もなくすかはまだ脳内会議で議論が紛糾しています。










そんなわけで純正メーターはレトロで好きだけど、そんなことを言っていては軽量化は進みません。

失うのが怖いから、愛するものを手放してしまう...

一人くらい、そんな馬鹿がいたっていい。

あんたもそう思うだろ?(哀しみをたたえた瞳



メーターはステーと合わせて650gほどもあるようです。
手元の軽量化もまた結構効く筈とて、以前購入してぶん投げてた、なんかおもちゃみたいな軽いメーターへの交換を目論んでおります。

とはいえ機械音痴がぬののふくを着て歩いては職質をされるのがライフワークとまことしやかに囁かれるワダツミ。

電装系なんぞわかる筈もないではないですか.....意外といけるかも。

シンプルすぎだろ、バイク。




少々加工が必要と判明致しましたので、バラす予行演習などしつつ、ついでに要らないものは外してしまいましょう。




まずはフロントライト下のコレ!

なんて言うの?

取手?

単独脱出が困難なシチュエーションで、奇特な我が式神たちにサルベージしてもらう時に役立つ取手。

コレ鉄かと思ったらバカ軽い。




180g。

しかし「chilly・モツもれ・ヴァ」とゆいますし取っちゃいましょうそうしましょう。

このカスタマイズにより鼻先が軽くなり、フロントアップがやりやすくなりました。注: 個人の感想です(そう感じたとはゆっていない

ついでにウィンカーを左右差し替えて上に持ってきました。




まあ....下にあるよりは転けた時に破損しづらいらしいという幻想。




機械を弄って分解するのってどうしてこんなに楽しいんでしょう。

もうしばらく雨が続きますね。

夏になれば恋しくなる長雨。

今のうちに満喫いたしましょう。




ニョロリ軽量化メーター: -180g
2020年07月09日 イイね!

恐美恐美母白須


温泉國は海に向かってくだる稜線に拓かれた町。

町の至る所から、美しく息づく鶴見岳を見上げることができます。





私はこの山がとても好きです。





これだけ鮮やかに切り出されたような山ですから、古くから信仰の対象であったことは確定的に明らか。

私もまた、温泉國にいると鶴見が見守ってくれているような心地がしてくすぐったくもあり、安心もしてしまうのです。







火山である鶴見岳の山頂には「火男火女神社」の上宮があり、祭神はみんな大好きな火之迦具土神。

日本書紀では火産霊と呼ばれたりしますが、ワダツミのなかの中学二年生にギュインギュイン共鳴するのはやっぱりカグツチよね。

しかも神社が火男火女(ほのおほのめ)神社よ?

飛鳥時代にこんな名前つけた奴輩もだいぶんこじらせていたのでしょう。右手になんか飼ってたとかなんだぜ、絶対。







この山のお陰で、別府はあまり酷い雨が降らないのかもしれません。








嬉しみ忝なみ、恐み恐みも称辞竟へ奉らくと白す。



そんなわけで生存報告。


今回の雨で各地で被災なさった方々には心よりお見舞いを申し上げます。

今しばらく、長雨のようです。

どなたさまもお大事に。
Posted at 2020/07/09 22:55:49 | コメント(6) | トラックバック(0)
2020年07月04日 イイね!

K12 マーチ

諸事情により週末にレンタカーで借り受けたマーチ。

走行距離83000km

諸元
全長×全幅×全高: 3695×1660×1525mm
タイヤ前後:165/70R14

直列4気筒 997cc
68PS[50kW]/5600rpm
9.8kgm[96Nm]/3600rpm



エクステリア



見た目、最高!
カワユイ。誰もが散々見たことがあるでしょうから、俺が付け足せることなんてないぜ。



厳つい吊り目よりも、こういう肩の力が抜けた外観の方がホットハッチになっても格好いいですよね。

タイヤはENASAVE EC203





もう終わってるじゃん、溝。サイドウォールもヒビが。



14年製。


こんなモンそもそも性能を評価できるタイヤじゃないですね。

不憫である。

やめだ、やめやめ。

試乗日記は終了です。




ここからは「終わったタイヤを履いた気の毒なK12マーチ」の試乗日記を開始します。



インテリア

充分。結構質感高い樹脂です。いつもながら内装は拘りがないのでわかりません、ハイ。

エアコンしかない。オーディオない漢気仕様とは重畳。と思ったらそうか、カーナビと一体なんだろな。
どうせつけません。

ステアリングでかい。ディープコーン風で立体的。
ヤリスみたい。
シートは座面がティルトできる。

着座位置はやっぱり高いです。

この運転手の目線見て!ライトが見える!


おかげで車幅が掴みやすい。
ボンネットってやっぱりストンと落ちて低いに越したことないなあ。

.....ちょっと待って。シートにきちんとポジション合わせて座ると、ペダルもステアリングも右に寄ってるよ?



センター出てない。

走行

なにしろ私にとっての基準車があんなですので、公平に見ることが出来ているのだろうか...

エンジン音は4発の音。TOYOTAのコンパクトカーエンジンよりは低音ですが、いい音ではありません。

ブレーキは踏み始めから効くタイプ。リニアな効き方ではないけど、今時の設定に慣れている私には違和感なし。でもなんかパーシャルに踏んでても微妙にカクつきます。タイヤがああですし油脂類のケアも推して知るべし。車の特徴か整備の問題か謎です。

視界にボンネットの先が見えるので、視覚的にラインどりは楽。でもなんかピタリと決まらない。

ステアリングフィールが変です。

なんていうか、戻り側のキックバックが強い。EPSの演出でそうしているとは思えない強さ。無意識に安心できる自然なキックバックではなく、機械的にニュートラルに戻そう戻そうとしてくる感じで鬱陶しいです。90°以上ステアリングを切るようなカーブでは、コーナリングの時期による過渡もなく、ロールの始まりから終わってステアリングが真っ直ぐに戻るまで一定の強い力でキックバックしています。

切る側が軽いから、なおそう感じるのかな?

.....まさか片手運転でステアリング離したらニュートラルに戻りやすいようにとかじゃじゃねえだろうな.....


ハイハイ。ATモデルです。CVTもATも良し悪しなんぞわかりませんともさ。

でも直進だろうがコーナリング中だろうが容赦なくシフトチェンジするんですね。アップダウンの多い直進でこんなに車速キープが難しいとは。コレは専用の技能習熟が必要です。

4速ATはわかりやすい。

100km前後に境目があり、「高速登り2km・4%」で試すと、

90km/hベタ踏み 
2速まで落として加速
→ 100km/h まで約7秒

100km/hベタ踏み
3速に落として加速
→ 110km/hまで約23秒

まあ.....そういうの求められてる車じゃないしね。....ないのか?



そして足。

フロントはフニャフニャなのにリアの足がえらく硬いです。
ハーシュネスではっきりと後ろが突き上げます。
自然にコーナリングするとフロント外側だけ異様に早くロールするので、変な姿勢になって怖い。特に下りは絶望的です。このタイヤで試す気にはカケラもなりませんが、かなーりアンダーなんじゃないか、この車?

逆にお尻を出すイメージで曲がると安定します。リアの突っ張りが高速寄りで、フロントとバランスが取れていない印象。

直進で素早く左右に2度も振れば、右フロントと左リアがロールしてると感じるくらい。

これはなにかで聞いたな.....

と思って記憶を辿りつつ探したらコレです。

4:10〜のリア足のお話。長ければ5:30〜でも。




時代的に当てはまるのか知りませんが、この車もそういうことなのかな....?

そしてちょっと横にタイヤを使ってみようとするとうわなんだコレ嘘みたいにあっさりタイヤが鳴いたぞコエー!!

あっさり接地感が失われるので、恐ろしくてそんなに頑張る気にはならないのですが、たいしたコーナリングでもないのにあっさり鳴いてます。タイヤのグリップ限界と思える速度じゃありません。

やっぱり車の足のほう由来でもグリップかなり低いんじゃなかろうか?



総じて、私は乗りにくく感じました。

その感想をもたらす
第一因はステアリングのキックバックの違和感
第二因はセンターのズレた運転席
第三因は前後足のアンバランスな印象
です。

もしかすると、ケータハムに乗っていることで他の車への要求が高くなり過ぎているのかな、と思いもしますが、たまに運転する初代FITには違和感を感じません。

やっぱりこのK12に理由があると思います。

...とはいえ、勇名蒼天に轟き渡るNISSANが、当時再生の気概と共にブチ上げたBセグハッチバック。確か例の大脱走眉毛がきた頃でしたよね。開発者は当然ながらプロフェッショナルなエンジニアの方々です。

かたやワダツミときたら安定の万年車音痴。

きっとなにか私には窺い知れない開発者の意図があるはず。....あるよね?

終わってるタイヤのせいかな?




とは言うものの

車の運転なんてものは、なにに乗ったところで楽しいものです。

私のケージドウシャは、設計的に走りの合理性なぞ全くないと個人的に考えていますし、ケロリにしたって中途半端がタイヤつけて走っているようなバイクです。

このマーチだってそう。褒められた出来とは私には思えませんでしたが、この車の傾向を理解して、狭ーいスイートスポットを上手に使ってあげるよう運転するという遊びは十分に楽しいです。

結局、愛せるんなら性能も素性もなんだっていいよね。

高性能車なんて要らないじゃん。

そんなにコストかかるわけでもなかろう。

健康なタイヤを履かせてあげてつかあいさい、レンタカー屋さん。
Posted at 2020/07/04 18:35:29 | コメント(9) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2020年06月29日 イイね!

森のトラ活


ビロードのクッションに座っているよりも、気兼ねせずかぼちゃの上に座っているほうがよい


「ウォールデン; あるいは森の生活」 ヘンリー・ソロー




梅雨の中休み

その名からワダツミの持ち山とゆっても過言ではない、我が「雨乞岳」。

初級から上級まで、山全体が格好の練習場です。





ちょいと晴れたっつったって、路面は濡れてるし七輪は休暇。

ナンパなトライアラー、「雨男なるべしとぞ云ふ」こと、雨乞岳の主たるワダツミ。

フロントアップやスイッチバックターン(立ったまま後ろにバックしてターン)とかを一人で練習しておりました。




咳をしても一人。ずっこけても一人。

なんとも楽しいお遊びを終え、さて帰るか。というタイミングで、万夫不当のドロドロ・エンデュリスタの先達と遭遇したのが運の尽き。



「一人練習とは関心じゃあないか、アメオトコくぅぅぅん!コキキキキ(笑い声」






「ア、ドウモ、お疲れ様です。それじゃあ、ボク塾があるんでこれで失礼します...」



「ようし、それじゃあオレが熱心なキミに『明日のためのバイクテクニック練習スポッツ』を案内してあげようね」



「....複数形なんスネ。いろいろ突貫するんスネ(諦念。でもこのマシーナリィ、キックしかないからエンストとか繰り返すのはしんどいんですよ...」



「なぁに、大丈夫だよダイジョーヴ。初心者でもやりやすい、本当に簡単なポイントを幾つかご紹介するだけだから。だからダイジョウヴなんだよ、ひひひひひ」



「うわあ、そうなんですね♪ 良かった。またゴリゴリの鬼畜スポッツを引き摺り回される訳じゃないんだ! 爽やかな山中を小鳥さんの声とか聞きながらのんびり流す優しい世界なんだ」



「そんじゃあ、まずはこのイバラの生い茂った傾斜30°はありそうなドロドロの斜面を登って向かおうね」



「もう嘘じゃねーか!!エンジンかけたら2秒で嘘じゃねーか!嘘なのは知ってたけど、もうちょっと引っ張りなさいよ!」



「方々木の根とか出てるし途中で止まったら一番下からリスタートだから、躊躇うことなくフルスロットルで上まで登り切るんだよ? せいぜい200mくらいだからヘイキヘイキ☆」



「何故だ....何故ワダツミの周りの大人はロクに話聞かねーで強引に展開を進めていくんだ....」





なんとか登り切って、丸太を超えたりガレ場を渡ったりして辿り着いたのは新規スポット。

「ほぅら、ご覧。窪地の手前、いい感じに地面が隆起して丸太が坂道に横たわっているだろう?」

「やめろ。それ以上言うな....」

「向こう側にジャンプできるねぇ(ニタァ」

「着地先、おもくそガレバの登りじゃないですか、てか雨で完全に川じゃないですか」

「ウンウン、いい練習になるよねぇ」

というわけで丁寧にアクセルのタイミングや入る角度など教わっていざ征かむ。

写真撮ってくれば良かったのですが、そんな余裕ありません。

登りだってことで、1速を選択したのが運の尽き。ジャンプ台をフロントが超えた直後にアクセル緩めたら、思いのほかエンブレが強くて、窪地は越えたものの着地がフロントからになってしまいました。

山中に響き渡る謎のコキーン!という金属音。

そしてなんかフロントにガタが出ます。

その後もいいだけ引き摺り回されて疲労コンパイルしましたが、それにしても明らかにハンドルバーが前後にガタつく。




てなわけで下山してシャワーを浴びたらすぐさま単車屋さんへGO。



ステアリングステムがブチ折れてました。

もともとTLMのフロントフォークをつけてディスクブレーキ化している我がTLR。
換装の時にステムをぶった切って溶接してあったのだそうです。

2箇所の溶接で、一箇所は破断。もう一方もクラックが。

不良先達様も手伝ってくださり、ステム折れの修理がものの30分で終わり。






なんというか、凄えな....

「俺は頼まれて溶接しただけだけど、これはイカンネ。もっとちゃんと強度出しといたから」

工賃は受け取ってくださいませんでした。






このお店にいる方々を見ていて思うのですが、こうやって失敗や問題を抱えた手作りの部品を使って無茶な遊びをするのって、ある意味では乗りもの遊びの本質なのかもしれません。

勿論、高い精度と安全性を担保されている上質な製品たちは素晴らしい物ですし、いいものをきちんと使うってとても大切です。

だけど

「モンキーに150cc積んだらクリアランス足んなくて、ブレーキングでエンジンとフロントタイヤが干渉してフルロックで前転して大怪我した」

だのといった笑い事じゃない笑い話を幾らでも楽しそうに話す方々を見ていると、別に試験や競争をしているわけではない、肩肘張らない自由で活き活きとした「遊びの達人」たちを見るようで、とても大切なことを教えられている心地がしました。

社長さんの人柄もあるのでしょう。好奇心の塊のような、本当に気さくで素敵な方です。

性能や精度、安全性を軽んじるつもりは無論ありませんが、溶接されたステムを眺めて「どうせ、そのうちまた折れるんだろな...」と思うとなんだか噴き出してしまいますし、どこかで「折れたら社長に文句言ってやろ」と、それを心待ちにしている自分もいたりします。

バイクたちともケータハムとも、こんなふうに付き合えていけたら、私にとっての満ち足りたカーライフなんだと思った出来事でございました。


Posted at 2020/06/29 22:11:24 | コメント(8) | トラックバック(0) | TLR200
2020年06月27日 イイね!

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この記事は、俺か、俺以外か。 V-Powerという生き方について書いています。

わぁ酷い話。

騙したわけじゃない。

聞かれなかったから言わなかっただけなんだぜ(騙してないとはゆっていない
Posted at 2020/06/27 23:59:11 | コメント(3) | トラックバック(1)

プロフィール

「時代人として省みれば「今年がなんの年であった」かは明らかだが、次世紀の星間ウーバーイーツ長者となる杉本哲太の曾孫が「チキンナゲットが初めて成層圏に達した年であった」と振り返る年になるのを僕たちはまだ知らない...」
何シテル?   12/19 14:28
車音痴の本の虫ですがRenault に巡りあい、たちまち魅了されてしまいました。 気楽にRenault Life を過ごすことが出来ればいいなと思います。
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