【考察】フィードバック走行 / 領域について
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
【フィードバック領域】
理論空燃比(14.7 : 1)に制御される領域。
圧縮低下の原因がアペックスシールの(磨耗では無く)摺動不足によるものなら、フィードバック領域で走ることで完全燃焼でき、燃焼室のカーボンが飛び圧縮回復が期待できる。
※上(高回転)まできっちり回して燃焼温度を上げてカーボンを飛ばす方法もありますが、エンジン•タービンの負荷が増えリスクを伴うためオススメはできません。
2
【フィードバック走行】
落ちた圧縮を回復させる儀式。
3
【フィードバック走行のやり方(純正ECU)】
高速道路を5速、80〜100km/hで300km以上 負圧領域で走行する。
※エアコンOFF、ライトOFFの方がフィードバック領域に入りやすい
<ご参考>
3,000rpm(厳密には3,000rpm弱)がフィードバック領域に入りやすいから街乗りはそれを意識する(by ロータリー専門店)
※これがロータリーがレシプロより1段低めのギヤを使えと言われる所以
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【フィードバック走行のやり方(EcoCpu-V)】
基本的には純正ECUと同じ。
高速道路を5速、80〜100km/hで300km以上 負圧領域で走行する。
※EcoCpu-Vでフィードバック領域が拡大したことで、上限速度は110km/hまでOKとのことです。エアコンON、ライトONでも問題無し!
【注意点】
水温が80℃を下回ると冷間モードに入り圧縮を落とす原因に繋がるため、冬場の高速走行時は注意が必要です
※フィードバック走行は春 or 秋 or 夏の早朝がオススメ
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【EcoCpu-Vのフィードバック領域】
純正ECUに対してフィードバック領域が拡大されており、アクセル開度(エンジン負荷状況)にもよりますが、およそ1,200弱〜3,500rpmあたりまでゾーンに入ります。
※中村屋のHPより
EcoCpu-Vを導入すれば、街乗りで1,250rpm(の目盛り)以上を意識して負圧領域で運転すれば自然とフィードバック走行が出来ます。
大人のロータリー乗りは5速45km/hからのクルージングで決まりですね!!
※効率重視の方は、1番フィードバック領域に入りやすい5速 60〜100km/hを意識して下さい
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【フィードバックマニア向け】
完全フィードバックゾーン(14.7 : 1)は、
1,500〜2,500rpm。
※この負圧領域は確実にエンジンを浄化し、燃費を向上させ圧縮も回復させる
サブゾーン(12.5 : 1 〜 14.7 : 1)は、
1,200〜1,500rpmと2,500〜3,000rpm
※この負圧領域はエンジン負荷に応じて可変フィードバック領域に変更
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【ご参考】純正の水温制御を知る
<〜80℃>
冷間モードで燃料が濃い
※キャブ車でいうチョークを引いた状態
<82℃〜>
サーモが開き始める
<88℃〜>
サーモが全開になる
<102℃〜(EcoCpu-Vは90℃〜)>
電動ファンが回り始める
<116℃〜> 危険領域に入る
これらの制御から分かることは、
①マツダは水温80℃〜100℃を想定してエンジン(エンジンルーム内)を設計している
②82℃〜90℃の範囲での使用が望ましい
※理想の水温は85℃
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【温度管理で普段から気をつけること】
①アイドル暖気しない
•水温を早く80℃以上にするためにエンジンをかけてすぐに走り始める
※1週間以上振りにエンジン始動する時は、エンジン内部をオイルが循環する程度(ほんの少しだけ)アイドルする
•エンジンが暖まるまでは負圧領域かつ2,500rpm以下で運転する
•ミッション、デフは走りながら暖める
②チョイ乗りしない
•エンジンが暖まる前にエンジンを切らない
•エンジンかけたら20kmは走る
※中村屋曰く、これをやっていれば定期的に高速道路でフィードバック走行をしなくて良い
③走り終える時は水温90℃未満でエンジンを切る
※デッドソークで水温が15℃〜20℃上昇することを想定(エンジン本体、センサー/ホース類の劣化を防ぐ)
※夏場は走行後にボンネットを開けて冷ます
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