いわっのブログ一覧

元銀行マン・・生真面目な典型的な事務屋さん。。


小柄でアトムのように元気に歩き、眼鏡の奥の目と口は数字の３を逆さに描くと表現できる。

通勤は銀行員時代に購入した年代物の豆腐屋さんが乗るような自転車で通勤している。


彼が、当時急成長のスポーツジムの市場調査を始めた頃・・

「いわっさんいわっさんエアロビスックって知っとりなさるですか？」

「え？エアロビックスですか？」

「そ、エアロビスクですたい。」

・・(￣◇￣;)ﾏ､ｲｲｶ･･

数週間後には・・

「いわっさん、エアロビクスとはですね、ダンスに有酸素運動を取り入れた・・云々・・」

エアロビクス博士になっている。(￣◇￣;)ｽｺﾞｲ･･

「あ、そうそう調査依頼の電話をせんとイカン・・」

「もしもし、こちら大小企業振興情報センターの○○ともうします。」

「いえ・・大小企業振興情報センターです。」

「あ、大中小の大、そして大中小の小・・良いですか？」

「そう大小、企業は企業白書とか言うでしょ・・」

「白書て・・あの統計結果とか・・いやいやそれは良いんです。だから・・良いですか？」

「はい、大小企業で・・し・ん・こ・う・・いやいやチンコウでは無くて・・(￣◇￣;)ﾜｶﾗﾝﾋﾄｰ･･」

・・ずっとやっている・・

「だから・・振るい興すと書いて・・ほら・・」

・・どんな受付やね・・(￣◇￣;)‥

「いや・・その古いでは無くて・・」


『いわっ君いわっ君・・○○さんどうかしたと？(￣◇￣;)ﾋｿ･･』

「・・腕を振るうとか言うでしょ・・手を振る？・・そうそう！それ！」

『○○ジムに調査の電話をしてるんですけど・・さっきから、あの調子で・・(￣◇￣;)ﾋｿ･･』

「そうそう！コウは興すです。良いですか？だから・・そうじゃ無くて・・」


生真面目な人である・・(￣◇￣;)ﾔｻｼｲｰ･･


「そうそう！そこの情報センターです。」


生真面目な彼は、適当な性分で理屈っぽいキノコ博士とお友達で、いつも彼に良いように振り回されている・・

唯一彼に対してだけは「あぁたの好きにするですタイ！」となるのです。


※ここで登場する所属や団体名はフィクションです。

アトムおじちゃんと言うお友達が居る。

アトムおじちゃんは定年後、この職場で働く根っからの真面目な元銀行マン。

小柄で歩き方が元気に歩くアトムのような愛らしい人でした。

キノコ博士とアトムおじちゃんは、常に一緒に遊ぶが・・
よくキノコ博士は持ち前の（へ？）理屈で
気が良く真面目なアトムおじちゃんを・・
「あ～たの好きにするですタイ！(￣◇￣;)ﾌﾟﾘｯ!」と怒らせる・・

Ｃ３ＰＯとＲ２Ｄ２かセサミストリートのアーニーとバートのような関係でした。


そんな二人が春先の職員旅行で海辺の天草に行ったときの話し・・

早起きした二人は、例によって仲良く貝掘りに出かけた。

数時間後・・

二人が大きなトロ箱を抱えて帰ってきた。

箱の中身は大量の小ぶりな牡蠣・・

貝掘りをしていると普通は岩に張り付いているはずの牡蠣が岩陰の水中に大量に転がっていたそうで・・

例によって、二人はそのトロ箱を前に口論をしていた。

「新鮮だから大丈夫！採りすぎて捨てたんでしょタイ(・∀・)ｳﾏｿｰ♪」とキノコ博士・・

「そんなはずは無い！理由があるはずでしょうが！」とアトムおじちゃん

「○○さんは私が採ったとがうらやましかとでしょ？(・∀・)ｱｹﾞﾙｶﾗ♪」

「あ～たの好きにするですタイ！(￣◇￣;)ﾌﾟﾘｯ!」

・・・子供のケンカである・・

見ると確かに新鮮で美味しそうだったので、彼らが旅館の前で皆で分けていると店主が出てきて渋い顔をしながら、私とオカルトおじさんの後ろで・・

「まだ大丈夫でしょうけど・・来週ぐらいから危なかですもんねぇ・・」

と、つぶやいた・・

「・・・え？(￣◇￣;)ﾅﾝﾃﾞ?･･」

「もうしばらくすると毒ば持ちだすとですよ。」

「・・・・」

その旅行は４月下旬・・５月から危険な時期・・

「どうしますか？・・」

「そう言ったって、あんなに嬉しそうに分けているから貰わん訳にはいかんよねぇ・・(￣◇￣;)ｺﾏｯﾀﾅｧ･･」

キノコ博士に反論をしても勝ち目は無い・・

オカルトおじさんと私は、持って帰って食べずに捨てた・・

明けて、元気に出てきたキノコ博士が

「一昨日の牡蠣は旨かったねぇ♪いわっ君も食べたね？・・」

「・・はい・・とても美味しかったです～♪」


・・・言えない・・・

９月と言えば収穫の秋・・


オカルトおじさんの同僚にキノコ博士がいました。

彼は、九州大学を出て某光学メーカー研究所につとめていた人。

容姿はいつも後頭部の毛が跳ねた坊ちゃん刈のトムクルーズといった感じで・・

性格は”少年アシベ”の天童先生のような心の持ち主・・

通勤が同じ方向だったので、たまに路面電車の電停で待っている彼を乗せることがありました。

「昨日の休みに、家族で山にキノコ狩りに行ってきたよ。」

「キノコ狩りですか？あれは見分けるのが大変なんでしょ？」

「大丈夫♪私の頭にちゃ～んとキノコ図鑑が入とるト。ところがタイ！」

「どうしたんですか？」

昨夜は、彼が採ってきたキノコが毒キノコだと彼のお父さんや彼の息子と論争になったそうだ。

「あれはね”まつたけモドキ”と言って、図鑑には毒キノコになってるけど、アク抜きをすれば美味しく食べられるとよ。ホントになぁ～んも知らんとだけん！(￣◇￣;)ﾏｯﾀｸ･･」



後日・・

「いわっ君いわっ君♪これ食べてみて。」

みると容器に”さきイカ”のような形の佃煮が入っている。

「ども、いただきま～す。」

歯ごたえがコリコリした感じで美味しい♪

「美味しいですね♪これなんですか？」

「例の”まつたけモドキ”たい♪旨かろう？」

・・・(￣◇￣;)ｳｯ････

確かにあく抜きがちゃんとしてあったらしく、何事もなく無事でした。



しかし、また後日・・

彼が唐突に、早退したので”オカルトおじさん”に聞いてみると・・

「何ぁ～かねぇ、昨日食べたキノコに”当たった”てたい。」

・・・(￣◇￣;)････


彼を信じてはいけない・・


あ、そうそう！９月のプロフ写真を替えるんだった・・