またまた「アルトじゃなくてジムニー弄り」させて頂きました。
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またまたJB64弄りネタですが同じエンジン搭載車と言う事でお許し下さい。
先日みん友のマツモトコウさんの車(JB64)に装着した「JB23用のZERO1000チャンバー」ですが、早くも問題発生。
先日の群馬遠征において「渋滞や高負荷走行を繰り返すとOBD読みの吸気温度計が70度を超えている」との悲鳴が…
(この時はZERO1000チャンバーのメーカー純正指定レイアウトです。)
ただしこれはある程度「想定内」の事。
JB64はJB23のようにボンネット上にインテークが無いうえに「ZERO1000純正レイアウト」ではラジエターを経由した「熱気」と逃げ場を塞ぐ「ボンネット」の挟み撃ちに会い「超高温」の熱気しか吸い込む事は出来ません。
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そこで考えていたのはJB23と同様のインテークレイアウト。
これなら吸気口が熱源から引き離されて常時ヘッドライト裏側の「フレッシュエアー」を吸い込む事が可能になります。
(hayatoさんに助手して頂きました。)
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ここでレイアウト変更の妨げになるのが何故このサイズが付いているのか?「超絶巨大なウオッシャータンク」(上)
さすがにこれを「撤去」と言う訳にもいかないので小型化します。
ただしこれを切ったり貼ったりで作り直すのは厳しいので「安い代用品」は無いかと探して、入手したのがエブリイ用の中古品(下)。
これを利用する事で画像2のようなレイアウトが可能になりました。
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このレイアウトにするメリットはもう一つ。
R06Aの樹脂製ヘッドカバーは重量物をネジ止めすると、こもりやすい「高温」と大きな「振動」にさらされて結構簡単に「ひび割れ」「オイル滲み」が発生するようです。
標準レイアウトのように樹脂製のヘッドカバーに固定するよりも堅牢なボディ側に金属ステーでネジ止め(2か所)する事でラフな走行にも耐えられるようになります。
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接続ホースを変更すればもっとシンプルで短いレイアウトにする事も可能ですが、HA36アルトよりも300Kg以上も重いJB64ジムニーではこの純正チャンバー付きの長いホースを残しておかないと出足のトルクが稼げません。
少々苦しい取り回しに見えますがこの配置も「ギリギリ想定内」です。
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ここでもう一つの「K2テクノロジー」
以前みん友のLOOKさんのターボRS専用に「断熱塗料ペイント加工」を施した「K2ヒートカットプレート」を製作しましたが、仕様変更により不要になったようですので勝手に「廃品利用」させて頂きました。
画像のようにタービンの排熱やラジエター経由の熱気をシャットダウンする事で更なる吸気温度低下に貢献します。
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同時作業で我が家のアルトにも付けたフランジサイレンサー「SFC スーパーサウンドエボリューション」も装着しました。
ここでターボチューニングを理解している方なら「えっ?なんで吸気効率を高めたのに排気効率を低下させるの?」と疑問に思われるでしょうが…
まだチューニングECUも無いJB64純正ECUでのピークブーストは0.9㎏が上限のようで、社外マフラー+社外吸気の組み合わせだと簡単にピークブーストに届いてしまい、1t級の車を加速させるのに必要な低速トルクが稼げず「気持ち良い加速」が出来ません。
(以前通勤車両のサブコン装着時、ジムニー専門チューニングショップから同様のお話を聞かせて頂きました。)
「軽量なHA36+5AGS」と「1t超えのJB64+4段AT」では同じR06Aでも違ったチューニングが必要なようです。
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先日依頼したK2新型ステッカーを貼って「完成」です。
平行して「アルミテープチューン」を施して頂いた(普段100馬力ワークスで高速を1〇0㎞/hで飛ばしている」hayatoさんにも試乗して頂きました。
当日の気温がこの時期としては低めだったので十分なデータは得られませんが、車が動いた瞬間に吸気温度が2~3度下がるようになりエンジンルームの熱気が完全に遮断された事が分かりました。
更にフランジサイレンサーのおかげで十分な低速トルクが稼げるようになり、イメージ的には「フル乗車したチューニングアルト」位の気持ち良い加速になりました。
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