てつさんワークス､アクチュエーター調整チューン。「プロジェクトワッシャー第2段」その①

今月の定例会にて､以前から相談を受けていたクラブメンバー「てつさん」のワークスにも以前カズサメさんのワークスに施工した簡易ブーストアップ対策「プロジェクトワッシャー」を実行致します。

サーキットで「白い奴」に追いつけるモアパワーが欲しいと言うカズサメさんの具体的な要望とは違い､てつさんの場合「同じECUプログラムなのにピークブースト値､パワーチェック実数値が低い」と言う切実？なご相談を受けていました。
実際同じECUプログラムの遠征隊長40imaiさんと比較するとブースト値で0.06､馬力で7馬力の開きが有ります。

「そんなの車両誤差だよ」「装着パーツによる違いだよ」「測定誤差だよ」と片付けてしまったら「ガスK2工房」は廃業です。

クラブメンバーが「多少のリスク」を覚悟してでも「やりたい‼︎やってみたい‼︎」との希望が有ればK2代表の「労力と技術」は惜しみなく提供させて頂きます。

今回も使うのは1mmワッシャー2枚のみ。
これで目標ブースト値はカズサメさんと同様の1.2を狙います。
(同じECUプログラムでパワーチェック数値1.3まで出しているのは確認済み)

毎回毎回苦労するのがアクチュエーター固定ボルト2本の奥側。何故か鈴木はここにトルクスボルトを使用しておりますが､毎回硬く固着しております。
結局今回もネジトル(浸透剤)＋打撃＋借り物レンチでようやく緩みました。
｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

毎度の事ですが一応。
赤矢印の所にそれぞれ1枚ずつ､厚さ1mmのワッシャーを噛ませるだけでその分バネの引き力を上げてウェストゲートバルブ開閉タイミングを遅らせます。

せっかくバラしたので液体活性化に効果の有る人工鉱石「テラヘルツ」を使用したK2オリジナルオカルトパーツも設置。
燃料ラインにはK2G-GMを､ラジエターのロアホースにはK2G-GMⅡをそれぞれ設置しました。

更にてつさんのワークスは同年式の他車にに比べて「錆び」の進行が早いようですので先日大量生産したK2オリジナル「除電ボルト」をバンパーフレーム周りに10本程装着。末端価格で2万円以上の大サービス‼︎

異種材料同士間に発生する電蝕を抑えると同時にアルトで最も静電気が溜まりやすい樹脂製バンパーフェンダー周りから効果的に除電する事で動力性能を向上させます。

さあいざ､テスト走行へ‼︎
ブーストの立ち上がりは良くなったものの､ピークブーストは1.1止まり(;´д｀)ありゃ?

今回はワッシャーの厚みが足りなかった?ようですが､同時装着した大量の除電､オカルトパーツ達が一斉に除電､車体活性化をしてフリクションロスが減少し､過剰な過給圧を必要としなくなったのかも知れません。

とりあえずピークブースト値はimaiさんと同等の1.1にはなりましたが、過去データを元にして来年もう少し攻めてみたいと思います。