JB23ジムニー､ブレーキシュー交換作業④

ドラムブレーキの制動時は基本的にリーディング側の仕事量が大きく､ホイルシリンダ(赤丸)がシュー上部のみを押し出す為､リーディング側のみサーボ効果(自己倍力効果)が発生します｡
これは回転するドラムにブレーキシューを押しつけることでドラムに食い込む(引きこまれる)力が発生し､より強い力でドラムを押さえつけることで強い制動力を生み出しますが､その分シュー上部(青丸)部分が1番早く摩耗します。

ところが今回外したシューを確認すると？何故かリーディング側シューの上部よりも下部の方が摩耗していました。

思い当たるのはこのブレーキドラム。
実は実走10万kmあたりで元々付いていたJB23用ブレーキドラムをJB74純正極上品に交換していました。
おそらく摩耗した最初のドラムから新品に近いドラムへ変更した事でシューの当たり面(力点)がズレたのではないかと考えられます。

今回はブレーキドラムをJB23純正ベースの「ある物」に変更した為､ブレーキシューを新調(また純正品)致しましたが､それはさておき､ひとつ意外な事実が発覚しました｡

これは自分が以前アルト用に購入したアルフィンドラムのショップ説明文です。

ここにはジムニーの純正ブレーキドラムの重量が4933gと表記して有ります｡
自分がかなり前に測定した時も5kgキッカリだったような気がします…が⁈

今まで装着していたJB74純正ブレーキドラムを計測するとなんと5300gもあります。
((((；ﾟДﾟ)))))))
アルフィンドラムはJB23〜JB64〜JB74まで共通で使える為､おそらくどこかのタイミングで強化､増量したのではないかと思われます。

なのでアルフィンドラムのショップさんも現行ジムニー用ドラム重量を比較対象に「片側(約)3kgの軽量化‼︎」と説明文を書き換えた方が販促効果もUPするのではないかと?
(まあ自分には高過ぎて買えませんけど)

と､言う事で13万km走行に耐えてくれたブレーキシュー､お疲れ様でした。
(*´Д｀*)