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Akijawdenの"ソワさん(と)" [マツダ CX-60]

整備手帳

作業日:2025年4月30日

バンプストッパー逆張りロング化検討③ 〜実走編(Performing)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
さてはて、リヤショックシリンダー上に減衰を更に持たせて、近場と高速を実走してみました。

https://minkara.carview.co.jp/userid/2853619/car/3468379/8209689/note.aspx


暫く手がつけられなかった夏タイヤへの切り替えと同時なので、Before/Afterの完全比較になりません。半年前の夏タイヤの走行時の感覚を思い出しつつの感想ですのでご了承下さい。


っていきなり走り出すと、昔乗車した、いつかはナントカのエアサス、というほどにフワフワではありませんが、路面が整備されたばかりの綺麗な道路では継ぎ目のないレールの上を走ってるかのよう。

窓の外の景色が動いてるけど移動感があ
りません。目の前の動く映像を見てる様で、揺れもノイズもありません。
これ、新しい違和感です。

高速道路の路面の良い箇所ではヨガマットの上を転がってるかのようで、振動というものが消えます。

MBR(メイクバンプラバー)を使用されてる方が言われるカーペットってやつに近いのでしょうか。



コブルストーンの道では振動がまた一段鈍くなり、震えをあまり感じません。でも窓を開けてると音は外でゴゴゴとしっかり聞こえます。出てる音と感じる振動のレベルが一致しません。これもある意味、違和感です。慣れが必要ですね。

サススプリングにエラストマー巻いてるのと相乗効果でしょう、ホントにブルブルしなくなりました。(多分速度によります)


路面の荒れた道では、振動と音はそれなりに出ました。また凸凹路面ではバンプタッチの圧が上がったからでしょうか、以前よりやや多く振動を拾う感触ですが角は取れています。丸くソフト。

以下は多少の詳細です。

ほんの一人の個人の感想ですので、違う人が乗ったら別の印象を持つかも知れません。ご了承下さい。

でもたった1cm程度の部材で変わるとは。
2
回頭性やヨーの立ち上がり;

これまでコーナーでのアクセルオンで回頭性が良くなる時はありましたが、それはとある速度、とある舵角、とある路面で発生してる感じで、毎回ではありませんでした。

今回の施策後は、一般道のほぼ全ての速度、加減速、舵角、路面でコーナー進入時にフロントがインにスッーと入っていきます。

いえ、スーッではなくツーッと入ります。路面とのコンタクト感があるので。

登りコーナーでのアクセルオンでそれが顕著になるかと思ってましたが、アクセル踏まないコーナーでも、何なら下りコーナーでも、あらゆる路面やRでコーナリング時のステアリングを操作する気遣いが楽です。

楽というのは力が要る/要らないという事でなく、ヨーの立ち上がりと動きが読み易く、鼻輪をつけられた牛の様にフロントからイン方向にと引かれ、そのうち気が付いたら善光寺にたどり着いていそうな、でもよく見たら牛じゃなくって馬だったという感じ?

自然に行き先へゆったり導かれるというより、ひたすらにシャープな操舵になってツーっとどこへでも進みます。道路が遊園地化。

これが噂の、対角のフロントタイヤ(コーナー内側)のグリップを使ってるってヤツか⋯?

ロールが減ったぶんヨーの発生が美味しい。ステアリングを左右に2cmずつ揺すると車体が曲ろうと反応します。ロールのフニャつきとも少し違いますが、クルマに酔いやすい人にはやや酷かも。
ただ後述しますが直進性は良いのです。


オートエグゼの記事では、ダンパーの0~0.1m/secの領域の減衰力を急激に立ち上げると、操舵の初期の応答性に好ましい影響を及ぼす、という事ですので、操舵の最初が肝心ということなのでしょう。

まあよく反応します。
追加した素材と言えば振動吸収型であり、高反発なものは追加して無いのに不思議です。

多少固い感触のハネナイト+軟らかい改良型のリヤバンプストッパーの組み合わせ効果が高いかも。エラストマーのグニャッと感はコーナーで感じません。


今回の仕掛けにより、
・加速でフロントとリヤが多少沈む=荷重と弾性によって、グリップも増えた感。

・リヤ減衰がかかるのがコーナー初期から分かる=フロント内輪のグリップ感も改善してコーナー内側へ導かれる。

・コーナー進入速度が10km/hくらい上がってしまい、加えてコーナーの奥でブレーキじゃなくてアクセルオンすると更に曲がる。

もうバイクの感覚です。スキーなら粘りのある板の後ろ半分のエッジを使って曲がってるというか。

昔FF車に乗ってた時、コーナーのクリッピングポイントでトルクが出るようにアクセルオンしたらフロントのイン方向へのヨーが強くなり、逆に安定して曲がれたりしてました。でもその様な頭からインに持っていかれる感じとも違います。

コーナーの奥をブレーキや惰性でやり過ごすのでなく、アクセルを更に踏んで抜け、直進に繋ぐと自然でハマります。

何故か分かりませんが、以前より気持ちに余裕がある気がします。

・そしてブレーキをあまり踏まなくなります。いつでもどこでも速度を問わずインに付けられそうな気がして要注意。

・ハンドル切ってもロールが発生する暇が無い様な感覚で曲がっていきます。昔1度乗ったカートを思い出しました。そんなクイックではありませんが操舵から間を置かず曲がります。

その曲がり始めがタルく無くなり、かと言って過敏過ぎず、旋回の開始から終わりまで路面に食いついてる感。

・タイトな登りコーナーで結構アクセルオンしてみたらやはり少しオーバーステア気味に。オーバーの出始めるポイントが分かるなんて楽しい! 


と言った具合(個人の偏った感想です)。


実は施策前からすでに改良型の軟らかく弾性もあるバンプラバーがバンプタッチしてたんでしょうけど、そのせいなのか馴染んだらモッサリ感が出てたんですね、初めて気が付きました。

よってリヤに入れるのはエラストマーでなく、10mmのハネナイト1枚でも良かったのかも。

いずれにしてもヨーの生まれが分かりやすく、操舵へのレスも早くて嬉しい。
どこでインに引かれ始めていくのか?という無意識の気がかりが以前はあったんでしょう。それが無くなりました。
3
コーナーでのブレーキ;

進入時でも、旋回中でも、ブレーキの制動感が僅かにしっかりした気はしますが、ハッキリとした違いは分かりません。

ピッチングセンターが後輪の更に後ろにある車なので、減速でリヤ荷重が増えてブレーキ制動感が良い感じになるかと期待しましたが、明確な差異は感じませんでした。

リヤが沈みすぎなくなった分、フロントが沈み、またコーナーの減速では若干のダイアゴナルロール発生⇒ヨーへと繋がる、という流れがあるのかも知れませんが体感はあまり無いかも。

ただコーナー途中でそれなりの踏力のブレーキしたところ、外に逃げる気配はなく、インについたままで膨れません。

それにしてもブレーキ、以前より使わなくなったし。使わなくても操舵すれば曲がるし。

困ったものです。
雨の日などはオーバーステアに要注意かも。
4
直進安定性;

一般道で走る限り、元から少ないフラツキとヨタツキは少ないままでした。

直進はシャキッと安定してます。
路面が良い時の定速巡航ではもう移動してないみたいなので、やはり違和感です。

わずかに車両が沈みにくくなり、腰高感はあります。腰砕け感は全くありません。

路面のうねりについては、Yogiboのように入れた力が果てなく分散するのでなく、バランスボールの様な芯があり、路面からの反力を感じますが、自分の身体の重心を見失いません。

感覚を凝らすと路面状況が分かりやすくなってますが⋯ユサユサが無くなり、ユサ1回分が残ります。


なおハンドリングの中立域がよりシャープになります。これ、少し舵角入れても曲がり始めるので、よそ見してて知らないうちに多少操舵が入ると車線をはみ出ますので要注意でした。

元々中立付近での僅かな操舵時に遊びやボヤケがあって探りを入れながらハンドリングする、という事はありませんでした。
しかし施策後は操舵に一段とモヤつきがなくなりました。過敏ではありません。
5
バンピング;

バンプタッチしてる事がどの様に悪さするか不安に思ってましたが、さすがにハネナイトとエラストマーのダブル採用での減衰増しは、マンホールなどの小さなバンプには効果あるように思います。

またバイパス継ぎ目は上下動も一発で収束、と言うほどではありませんが、如何にも路面入力っぽいものが少し収束されます。ハネナイトの効果でしょうか。

敢えて路面が結構窪んだ段差を通過してみると、ダンっという突き上げはなくなりません。カドもそれなりにあります。
これはフロントのバンプストッパーを大幅変更しないと解消されないでしょう。
6
ということで、ゴリゴリ攻めて走ってはいませんが、直進も良いし曲げても良い。加速も減速も良い。荒い路面は当たりが柔らかに。

何しても一般的な運転の範囲では良く、優しくフラットに、素直で機敏に育ちました。


せっかくキャスター角が立っているこの車のヒラヒラ感を損なうこと無く、直進もコーナーも加減速も単品で良い感じですが、直進からコーナー進入、コーナーからアクセル踏みつつ一層回頭させ次に直進へ、また定速からの加速や減速、それと同時の操舵、など一連の操作組み合わせの繋がり感がまとまってきて、シャープであると同時にソフトなのです。

各挙動のバラバラ感・ドタドタ感も減ります。各機構が個別に動いてるのでなく、連動した生物みたいな同時進行型で。

ヘビの速い移動の様な、自然で柔軟で自在な? 
或いは隼でなくカモメでなくダチョウでもなく、ツバメの様な?
ハーレーのフォーティエイトの様な格好したヤマハ MT-09?


身のこなしにムダが無くってキレがありながらゴツゴツしてません。
リヤバンプタッチの調整により、突き上げ緩和というより操作性が良くなりました。

でもって本格対応予定だったMBRやTakslaは更に後回しになりましたとさ。
7
まあハネナイトとエラストマーの耐久性は不明ですし、恐らく想定以上の重量もかかってるでしょう、劣化した時こそ本格対応です。 

どちらの素材も洗濯機やエアコン室外機の下で毎日x数年間もゴトゴトを耐える素材ですので、1年くらいは問題無いかなと勝手に期待。

気になったら半年ごとのタイヤ交換時に面ファスナーを外してサクッと確認できるのでそれも良いです。MBRが多少安価になるまでこれで行こうかな。

使った材料だけのコストは4輪全てで1000円程度なのでお値段はMBRの1/40、効果は取り敢えず十分、後は経時変化や耐久性があるかどうかを暫く様子見です。
8
(追記です)
弾性が低いハネナイトを入れても相変わらずハンドリングがシャープなので追加で調べつつ、ふと考えつつ⋯ 

CX-60はステアリングタイロッドが前引きという事ですが、そんなクルマのフロントバンプストッパー下にも減衰材を入れたので若干ストロークしにくくなり、よってコーナーでフロント外輪のサスが縮みにくくなり、それでコンプライアンスステアが発生しにくくなって、フロント外輪のアンダーが消えたなんてことも?

かつリヤバンプストッパー下にも減衰材を入れたので、対角となるフロント内輪のグリップが上がってヨーも強くなった?

前輪内側外側の両方の効果かも知れませんし、ブレーキ制動時に外へ膨れないのもこのお陰? 

フロントのバンプストッパー下については何か入れるべきか入れないかで少し悩みましたが、入れといて良かったような気がします。



なお残した気になる箇所はと言えば、荒れ方が少し酷い劣化路面で拾ってしまうノイズです。これさえ収束させたら、ほぼ四六時中走行して疲れない車になりそう。

この様なゴロゴロ、ゴトゴト音に関しては、フロントロアアーム後端のゴムブッシュ類へのグリスアップ策や封じ込め策をよく見ます。ロアアーム系からの振動やゴツゴツ音って確かにありそうですし、よって接合してないフリーな構造で元から作っているのでしょう。

もしここが音と振動の原因なら、オス側でなくメス側からボディフレームに伝播してるような気もしますので、メス側付近の制振を引き続き考えようかなんて⋯。(ホントはゴムブッシュがもう少し弾性あると良いのかもです)

再度FPダンパーはたまたカルムーンシートあたりの登場でしょうか。
鉄橋用の防振材って効きそうです。

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