藤田エンジニアリングサイドポートSpec5感想
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昔からのREマニアなら皆さんご存知の
藤田社長さんのサイドポートSpec5。
当時の僕の愛車にはこのサイドポートと
T51とT45のハイブリッドタービンを
組み合わせていました。
マフラーは当時は当たり前の極太マフラー
藤田エンジニアリングの94mm径でした。
はっきりいって、ビデオ雑誌や動画で
魔王号などに憧れる人には、かなり
気になるサイドポートだと思います。
この超人気サイドポートSpec5。
個人的にどう感じたか?
できるだけニュートラルな気持ちで
お伝えしたいと思います。
まずお値段ですが。
藤田エンジニアリングさんは
超人気有名店ですから。
それなりにお値段はします。
またお客様の人数も全国区のショップ
さんですから、発注してから納車までの
期間も短くはないと思っておいたほうが
無難です。
フルに藤田エンジニアリング仕様に
仕上げた場合、仮に車両を手放すこと
になったとしても、多くの人が憧れる
車両ですから、改造車だから二束三文
というような悲しいことにはなりません。
おそらく査定にもプラスに働くこと
でしょう。
耐久性もなかなか信頼できます。
お客様が多いので不運なトラブルで
壊れた人もいたりするのかもしれ
ませんが、僕の運用方法では
車両を手放すまでエンジンは
常に好調でした。
(車両を手放したのは車上荒らしに
あったため)
性能面はノーマルエンジンや
段付き修正程度の軽めのサイドポート
など、普通にアイドリングする
エンジンからの乗換でも違和感の
ない、比較的普通に扱える印象の
エンジンです。
さすがにノーマルタービンとの
組み合わせはダメかもしれませんが、
比較的小型のタービンと組み合わせて
も、ブースト制御困難になるような
こともなく、大手メーカーの
キット物のタービンとも相性は
悪くないと思います。
実際にそういう使い方をしていた
人も多かったです。
ポート加工のやり過ぎで。
コーナーシールやアペックスシールが
ポート穴に脱落したり。
(当然、この場合エンジン短命)
外側のオイルシールがポート穴を
またいでオイル消費が激しかったり。
低い回転数でアイドリングを維持
できなかったり。
揺れるようなダラダラとした
特殊なアイドリングをしたり。
こういうマニアック過ぎて手に余る
ようなことのない、良い意味で普通、
無難なサイドポート加工だと思います。
なので、初心者も手を出しやすいし、
手放す際にも、おかしな改造車扱い
されないから、かなり安心して手を
出せる物かもしれません。
(お値段が許容できればですが)
でも、これだけお値段するならば、
もっと上のパフォーマンスを期待
する人はいると思います。
決して安くない買い物ですから、
そういう意見があるのも当然かと。
エンジンを始動した瞬間にみんなが
振り返るような波動。
特殊なアイドリング。
独特のメカニカルノイズ。
大気の震えを感じるような存在感、
強いオーラ。
ビッグタービンを下から軽々回す
大きな排圧。
(小型タービンお断り、キット物
タービンでの利用困難)
軽々600馬力オーバー狙い。
700、800???
いやいやもっともっと。
はっきり言ってREマニア以外には
壊れているようにしか感じられない
おかしなエンジン?(苦笑)
リセールバリューなんてクソくらえ!!
(というか手離して人に売るような
考えをもったユーザーには匠な先生は
エンジンなんて作ってくれないかも
しれません)
こういう湾岸ミッドナイトの登場
人物みたいな人。変なオーラが
あるエンジンを求める人には残念
ながら満足できない商品かもしれません。
お値段は決して安くはない。
450馬力くらい確実に出たら満足。
あわよくば500馬力オーバー。
お客様の非常に多い有名店なので
量産性をかなり考慮している。
(ポートの広げ過ぎなどの冒険は
しない、ブリッジみたいに難易度
高過ぎる加工もしない)
量産性に重きをおいているので、
耐久性もなかなかある。
手離す際の評価も悪くない。
こんなバランスの良い商品だと思います。
少しお高いですが、こんな感じで
納得ができるなら選べば良いんだと
思います。
手離すことなんて考えない。
芸術品を生み出すような気難しい
先生の作品が欲しい。
ストイックにひたすらパワーが
欲しい。
そんなマニアは?
大先生をご自身の
足で探せば楽しめるかと。
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