E36M3の整備をゴソゴソとやっていた2014年秋、小ベンツC230の2台体制です。C230はGolfⅤの後ガマ社用車ですので、減価償却の対象です。
お金持ちの御仁は利益が出ますと高級車を購入して経費で落としますね。
事業主にとって悩ましいのは経常利益というヤツは法人税をしこたま納めないと内部留保できないことです。
つまり血と汗と涙を流してせっかく稼いだゼニを金庫に入れる前に30〜50%お上に召し上げられるのです。
ボーナス太っ腹に出しても今度は所得税というヤツが立ちはだかり、しこたま持って行かれしかも住民税というヤツも追い打ちをかけます。
これがイヤなので世の社長サンはBMWやら大ベンツを社用車として導入するのですなあ。
経費ですから自腹は痛みませんね。
がばちょと儲かる会社は車体価格が高い方が税金対策として有効となります。
メーカーとユーザのWinWin関係ですね。
新車の耐用年数は税務上、6年です。
よって6回分事業年度が経過すると本体部分は費用で落とせないので売りに出されます。
かような仕組みになっております故、輸入車メーカーやLEXUSなど法外な新車価格を設定しているといえましょう。
法人ユーザーはお値段が高い方がよく、値切らず、償却期間が終われば下取価格など気にしません。
高い値段で下取られるとその分収益になってしまいます。
7シリーズやSクラスが5年経つと8割減額になってしまう理屈のひとつ。
もう少し裏事情がありますが、税務署に怒られるので内緒。
(ここで公開しているように栗之介はやってませんよ)
一方、中古車の耐用年数は初度登録から6年以上経過していれば2年です。
我が社は創業来、しがない自転車操業を続けておりますので6年間も儲け続けることは想定外、しかも売上は地を這う低空飛行の経営を続けておりますので2年償却です。
切ないですなあ。
既述のように我が社の社用車、C230は雹害により、上面はボコボコです。
見る度に何とも残念な気がいたします。
減価償却が終わる2014年秋、当社の経営判断として条件がよければ乗り換えることに決定。
ぼちぼち探し出します。
いわゆる「節税、税金対策」ではありませんからね。
ここで難しいのが予算と車種選定。
低空飛行の経営状況を鑑み毎年100万償却まで。
つまり新車なら600万円。
BMWで考えれば新車の3シリーズの4気筒。VWなら選び放題です。
某国産の王道社長車、「王冠(笑)」も射程範囲です。
趣味と実益を兼ねた落としどころはやはり年100万くらいでしょう。
かく考えて「社用車を年100万予算で乗る」ことにいたしました。
この中には税金保険、整備費用を含みます。
Webを夜な夜な研究しておりますといびつな中古車市場の隙間が見えて参ります。
すでに気づいていたのは「左ハンドルは右ハンドルよりも相場が高い」の法則。
馴染みの深いE39でいえば低走行3万kmくらいのオークション評価4点以上のものは右ハンドルなら本体30万、これが左ハンドルとなると100万以下にはまず落ちません。
また「大排気量高馬力が不当に安く放置されている」ことにも気づきます。
世の中、ハイブリッド、ダウンサイズターボが主流となっております。
F10の5シリーズですら2Lターボになる御時世。
走行性能上は問題なくむしろ低燃費になるなら仕方ありません。
かくして素のNAV8-4L越えは買う人いなくて爆安。
栗之介、W203のC230で不満もないのでもう一回W203を探しておりますと、同程度のC230とC55であまり価格差がないことがわかります。
さすれば小さい方を選ぶ意味がありません。
税金他、諸経費や維持費を考えるべきでしょうが、中古車など所詮「バクチ」でございます。
この現象、かつてバイクの世界でVT250Fの方がVF750Fよりはるかに高いことと同じ現象。
排気量にはそれなりの価値があると思う栗之介にとって「不遇の大排気量車のバーゲン」は天佑ともいえましょう。
RZV500Rを買ったときのことを思い出しますなあ。
C55もいいのですが、さらなる候補はAudiのS4、これも不遇のプライシングのようです。
BMWでいえばE90の335iでしょうか。これはそれほど不遇ではないようですが。
E39のB10は安定の不遇プライス。
当時の見積をみると2000年式のアルピナブルー76,000kmが本体が148万円。
今思えばデロリアンに乗せてもらってBack To The Futureしたいものです。
そんなことでボチボチ探しておりますと以前、B10を見に行っていた大田区のお店にB7のAudi-S4が格安で出ております。いわゆる長期在庫車で度重なる値下げでかわいそうな値段になっております。
ちょいと電話して見に行くと程度は微妙、モールは劣化し、ホイールはガリガリ君です。
マスターとちょいちょいお話しすると我が小ベンツをいいお値段で下取ってくれるそうです。
それで一気にテンションが上がり(笑)、試乗させてもらいました。
「勝手にどっか行ってきてー」という太っ腹。
大体、調子がいいクルマというのはちょっと走ったらわかりますよね。
さすがに上のグレードのクルマは「いいもの感」をあちこちから醸し出ております。
特に4.2LのV8エンジン。コイツがいい仕事をしております。
1分走っただけで購入を決意。
帰ったその場で契約。
下取の小ベンツも置いて帰ってアディオス。
かくいう次第により小ベンツとの付き合いが終了。
雹害がなければもうちょっと乗っていたように思います。
栗之介号はお店の御客様がお買上になったようです。
ズンドコとサブウーハー鳴らしていらっしゃるかなあ。
追伸:栗之介の乗換道楽、捕捉しますと「安いから買う」のではなく、予算内で探すと「不当に安い大排気量車、大馬力車が見つかって買える」というポリシーです。
AMGのV8が100万代で野ざらしになっているのをみると連想するのがペットショップのハスキーなんかの子犬。
大きくなっちゃって大幅値引でも売れずにクンクンいってるようで「かわいそうだから連れて帰ろう」と思っちゃうんですよね。
犬は買わないけど。
ウチのネコ共も全て野良上がりでございます。