小ベンツC230、来て早々、左ウィンカーが不調。
千葉の店の兄ちゃんに連絡、ウィンカーユニットを用意してもらった上で出向いて交換、完治。
保証内とのことで無償です。
ウィンカー点滅部に水が入って断線するのはW203の定番トラブルのようですね。
出だしから軽いジャブをくらいましたがその後は至って快調。
6/20に成田山、6/23に日帰りで山梨へ、連れ合いも気に入ってます。
「乗り心地がいい」のだそうです。
車高下げてあるのですが・・・
おかげでM3の方はガン無視。
「何かヤン車っぽい」「車内が旧車臭」なんだそうです。
しかし運転している栗之介、ビルシュタイン+H&Rのダウンサスの効能に感心。
まめに路面を追従して上下に細かく動く、いい仕事します。
動力性能はそこそこですが小さいのに重厚感のある走行感。
しかも操舵系が微妙にゆるい。E60などとは全く違う安心感があります。
BMWは3も5も「あっち行けと」ハンドル切ると「承知!」と即座に反応しますが、小ベンツは「了解いたしました、こうでございますか」です。
BMWは動力系が「行くぜオラ」とこちらをせき立てますが、小ベンツは「まあほどほどにいたしましょう」と自制をうながします。
これは今の乗機、M3とAMGなんかも同様。
その分C55はヤツを本気にさせると期待を越える暴走スイッチが入りますが・・・
ふつうに移動するのに楽チンなのは圧倒的にメルセデス。
「うーん、これは長く乗るかのう。走行距離もまだ1万km代よ」と殿様気分でございます。
そしてそんな満足感にあふれた日常に異変が起こります。
しかも成田山に安全祈願に行った次の週でございます。
栗之介、平将門公を怒らせ、雷神に怒られることとなったようです。
2014年6月24日、自宅で原稿書きにいそしんでいた午後。ふと天窓から外をみると、怪しげな雲一流こちらに向かってきます。
「あいや、ネコたちよ、夕立でも来る様子ぞよ」と予感します。
その雲は黒々と妖気を漂わせて上空に達し、地上は日食でも起きたように暗くなります。
すると雨が降り出したかと思うや否や、「パチパチ」と屋根が音を立て始め、次の瞬間、AK47突撃銃を100本並べて撃たれるような爆音が一帯に。
調布市の一部、当家の周囲を有史以来?初めて雹が襲ったのでございます。
その間、10分ほどでしょうか。
満員御礼のパチンコ屋でフィーバーしまくっているような騒音です。
生きた心地がしません。屋根の鉄板は大丈夫でしょうが、ガラスや車庫のポリカは持つのでしょうか。
そもそも青空駐車の小ベンツはいかに。
当家の至宝ネコ5匹、腰が抜けたヤツもおります。
「しっかりせい」とネコたちを落ち着かせ、外の様子をうかがうとA10サンダーボルトのバルカン砲に打たれるT-72のように小ベンツに氷弾が命中しております。
「これは無傷で済むまいて」と気が気でなりませんが助けられる状況ではありません。
こちらが「ハチの巣」になるのは必定。
ようやく氷の集中砲火が止んでみると当家敷地は氷の海。
刺身のお作りのように小ベンツが氷に浮かんでおります。
家の前の坂道はオホーツクの流氷が逆巻く知床沖のよう。
どうどうと氷の川が流れております。
さて、小ベンツを検分すると意外にふつう。
遠目には何でもない感じです。
「さすがにメルセデスの鉄板はカチカチよなあ」と感心、隣の奥様も「ベンツは丈夫ねー」などと呑気です。
夕方のニュースで全国に報道された調布の雹害、近所ではえらいことになっており上空をヘリが飛ぶ始末です。
最も被害が大きかったのが坂の下の家、高地から低地へ氷の粒が流れこみ、まさに氷づけ。
当家もその晩は冷蔵庫の中のように家丸ごと「冷え冷え」です。
一夜明けて被害確認。
家の躯体は問題なし。被弾したところの一部塗装が剥げたくらいです。
車庫の屋根も無事、M3は雨も掛からず寝ております。
庭木は被害甚大、葉っぱが細断されて無残な状態です。
葉っぱまみれの小ベンツを洗車してみると「アオゥ・マイ・ガー」。
ボコボコです。
遠目にはわかりませんが、スカしてみると上部は完全に全面クレーター。
その日から保険会社との交渉が始まります。

雹の降り始め、6月ですよ

一夜明けるとこの状態
追伸:東京という街に住んで20年、豪雪に悩まされるとは思いませなんだが、夏の雹にもビビらねばならぬとは。
この翌年、調布飛行場から飛び立った小型機が墜落、いろんなものが落ちてくる愉快な街でございます。そのうち「スカイドン」が落ちてくるかもしれませぬな。