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エテポンゲの愛車 [スバル レガシィツーリングワゴン]

整備手帳

作業日:2023年5月11日

ハブベアリング交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

上級

作業時間 6時間以内
1
走行中の60キロを超えたあたりから「グワングワン」と嫌な予感がする異音が気のせいではないと感じるようになり交換に踏み切りました。
音の発生源がどの車輪なのか乗った限りでは断定不可で、セオリーでは4輪上げで聴診器をあててどこの車軸からか断定して~…はめんどくさ過ぎるのと前オーナーから無交換だとすると推定27万キロ使っている可能性があるので何となくフロントから交換です。
いきなり外れた状態ですが満足な道具が揃っていないとフロントは相当に難儀します。
偶然あった2本爪のプーラーとストレイトのドラシャプーラーで挑みましたがナックルとの固着があまりにも固着が酷く一度諦めました。
かよわい2本爪のベアリングプーラー等では破壊覚悟で締めこんでもピクリとも動かないはずです。
フロント左が特に手強く、スラハン付きのハブプーラーとドラシャを押す用のプーラーそれぞれがが無いとにっちもさっちもいかない事態に陥ります。
ナックルとドラシャのスプラインのダブルの固着は最終的にパワーと衝撃(ぶっ叩く)でどうにかするしかないと整備系動画のプロの方が言っていて途方にくれました。
2
写真はリアですがハブ部分だけすっぽ抜けて4か所中3か所がこうなりました。
ベアリング台座の部分がナックルとの篏合で固着しています。
リアの場合はナックルがアルミ製でフロントに比べればやや可愛い固着具合で、上下左右からちょっと引っぱたけば取れました。
ハンマーで叩いてどうにかする場合はサイドブレーキのシュー一式を分解してスペースを作ってからでないと2次被害が出そうです。
3
渡りに船でこのごっついスライドハンマー付きの工具を知り合いが貸してくれなければ今回の作業は100%無理でした。感謝
写真に写りこんでいるホムセンハンマーはちょっと軽すぎて役不足感があったのでもう少し重めのハンマーがあるといいかもです
4
今回一番ベアリングの状態が悪かったのは左リアのこいつでした。
茶色いですがカッパーグリスを塗ったわけではありません本来は銀色の玉と青白っぽいグリスの色です。
手で回してもゴロゴロ感たっぷりで内外の2列のベアリング玉のデフ側のベアリングが写真の通り錆び錆びでした。
全体的に助手席側の前後が錆びとベアリングの痛みが顕著でした。
スバル四駆特有?のリヤのキャンバー結構ついてる説と道路の水勾配と水たまりの関係でしょうか。
何しろ左側が酷いので覚悟しましょう
5
ネットの最安で選んだフロントは無印の箱でちょっと怪しい気もしましたが様子見。
リヤはGMB製で一個\8400。
6
失敗例
横着せずABSセンサは初めに抜いておきましょう
左側フロントのABSセンサを固定するボルト(26273AC001)が錆びで折れ残ってしまい復旧にものすごい時間を取られたので懲りて右側は外さすにやったらドラシャが接触したようで案の定折れました。
中身の端子は繋がっているので折れた被覆を真っすぐにしてそっと戻しましたが…
7
ABSセンサがダメになったのでこれはわかります。
メーターの警告灯もABSのランプが付くのはわかるのですがエンジンチェックランプがなぜか消えない!やってんな!(自分のせい)
8
オドとライトカチカチコマンドでコードを表示してネットで調べると「車速センサ故障・断線」みたいな感じでしっかりセーフモード突入、4千回転位で制御が入りそれ以上吹けない伝統のお仕置きモードに。
至急中古ABSセンサをヤフオクで入手し直りましたが、ABSセンサをやらかすとエンジンチェックが点くのは想定外でした。
VDCとかないはずなのでABSが働かないだけだろうとタカをくくってましたがECU的には4輪の転がり方を監視できていないと気が済まないようです。
(スピードメーターは普通に動きます)

9
トラブルがありつつも無事?4輪すべてのハブベアリング交換が完了し試走をしてみましたが想像していたクラウンのごとき静けさはどこ吹く風…
グワングワンという車輪の回転周期に比例する走行異音が音質は違えどハッキリ残っています。
はて…さてはデフ…ドラシャ?ミッションだけは勘弁して…と最悪の事態がよぎりましたが、少し前に換えたNS2Rちゃんの賑やかさに賭けるしかない!という事でひとまずスタッドレスに戻したら感動の静けさになりましたとさ。

教訓として
・ABSセンサは叩いたりこじったりする前に外す
・念のためABSセンサのボルト26273AC001とドリル刃とタップダイスを用意するかその覚悟をしておく
・でかいスラハン付きのプーラーを買うか人に借りる、ツールが揃ってからが勝負
・ドラシャのスプラインを押すプーラーはストレイトの2~3千円のが結構良い(叩くとボルトの頭が潰れてメガネが掛からなくなるが安いので遠慮なく削れる・本体が関節なしの鋳物で強そう)
・ある意味すごく楽しめるDIYなので2台持ちとかの方以外は数日間車を動かせなくなっても良い連休等にやるのがおススメ
・プーラーのねじに塗る超極圧剤はAZのやつが齧らず良かった(以前お試しで99円だった
・リヤのキャリパーガイドのボルトが固く外れたはずみでアームと工具に挟まり親指を軽くつぶした
・ハブベアリングに不安を抱える方はうるさいアジアンハイグリップを履いたままハブベ交換を行わないほうがいい(直ったかどうか分からない笑)
10
【追記】どこがどう傷んでいるのか見てみたくて分解して綺麗にしてみました。
11
想像以上に荒れておりました。

ベアリング球が砕けてたり何てことはありませんでしたがよーく見ると球もこのアウターの削れカスを噛んで全体的にミクロン単位の凹凸が出来ており、異音がして当然!というような様子でした。
球のレールの奥が焼きが入ったような色になっております。
STIの強化ハブベはグリスがより耐高温仕様になっているとの噂ですが納得です。

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