クラシックレンジ　ヒーターユニットOH（その４）

その３の続きです。
ヒーターケースのシャフト穴も腐食で広がってしまっていたので、市販のステンレス座金の穴をちょうど良い大きさに拡大して接着してみました。

ボロボロに劣化していたフラップのスポンジはホームセンターで購入した新品に張り替え。

各部品の補修が終わったので、組み付けていきます。
各フラップのシャフトはモノタロウで売ってた汎用の止め輪で固定しました。外した止め輪は変形して再利用できなかったので。
腐食で広がってしまっていたシャフト穴の補修も市販のワッシャーで上手くいきました。
フラップの可動部分には潤滑油、モーター軸にはグリスを塗布して組み付け。

止め輪は数個しか使わないのにこんな単位でしか売っていません。残りどうする？（笑）

ヒーターコアはイギリスから新品を購入して入れ替えました。
なお、ヒーターコアの長いパイプの根元（ろう付け部分）にストレスがかからないようにホームセンターで入手したアルミのフレームを加工し接着して補強しました。

分解した時の逆の手順でヒーターユニットの組み立てが終わりました。50本近いネジを締めるのにはかなり時間がかかりました。
量産車とは思えないような構造をしています。

念のため、ヒーターユニットを車両に戻す前に、助手席床に置いて配線を接続して動作確認をしました。
ここで衝撃の事実が・・・

クラシックレンジ は内気外気切り替えフラップをバキュームアクチュエータで動かしているのですが、なんとこの動作が逆になっていることが判明しました。
つまり、内気循環モードにしている時はフラップが外気導入位置になっていて、外気導入モードにしている時はフラップが内気循環位置になっていたということです。これまで24年間逆になったまま乗っていたということです。フラップの動きを目で確かめられないのでしょうがないのですが、この車両は日本に輸入される前にイギリスでクーラーが後付けされたため、配線を間違ってしまったようです💦

そこで動作を逆転させるため、市販のリレーを回路に噛ませて内気外気切り替えフラップの動きを改良しました。

その５に続きます。