CUSCO リヤ スタビバー  

中実16mmのやつです。
前に赤く塗り直して装着し、しばらく走ったのでレビューします。

製品自体は良く出来ていますが、33用に関しては「ただの曲げた棒状態」ですから自作もそんなに難しくないと思います。
製造難度に合わせてもうちょい値段が安いといいですね。


塗装は防錆下地なしで直接青色が塗られています。溶接後の磨きなどの下地作りはされていますが、塗装自体が薄くて弱いので買ったら最低でも上塗りかカッティングシート貼りくらいはしたほうが良さそうです。


で、肝心の走行感ですがかなり良好。
こんな補強で変わるかよと思ったけど結構変わります。
街乗りでもやや急なカーブで驚くほど接地感が上がり、全体的な操舵がニュートラルになりました。
特に毎日通っている30Rくらいの90度カーブでは、深いポイントで意識して舵を入れて踏まないと頭が入って行かずカクカクした軌跡になっていましたが、装着後はあまり意識しなくても良くなって綺麗な円弧を描けるようになりました。

ちょっとしたワインデイングも走りましたが、やはり安定感が増して扱いやすくなっています。

通過速度やカーブの曲率によって挙動は変わると思いますが、街乗り速度や公道ワインデイング程度なら充分に扱いやすくなると思います。


懸念された乗り心地の悪化。
二人で乗っているときは同じかむしろ良くなった感じがします。が、後ろに二人乗せたときにドンドンッっと以前には無い強さの突き上げが出ていました。

他のみんからレビューでも同じ話があったように記憶しています。
前に人がいてフロントヘビーな状態ではリアの固さが露呈せずにむしろ動きが良くなり、リア荷重が増えると途端に固さが露呈するのかなと思います。

世の中そう上手くはいかないようですが、まぁめったに後ろに人は乗せないので全然オッケーです。
なお20mmと16mmを選べますが、どっちがいいんでしょうね。ダンパーや各部の補強など多岐に渡って弄るなら20mmでもいいかもしれませんね。しらんけど。