
▲冷却水の状態を確認するために
リザーバータンクをフロントへ
▼ものの見事にリザーバータンクのエア抜きから冷却水が噴き出しました。
250mlほどの容器に50mlほどクーラントを入れて実走したのですが5kmほど走ったあたりでクーラント散布状態で走行です。

白くクーラント液の跡が……
右脚はクーラントまみれ……
いろいろと改善して直後は調子が良いのですが
徐々に悪化がはじまります。
あと出来る事は
ウォーターポンプの状態が良くないかぐらい。
▼他のMC15エンジンのウォーターポンプを外して比較してみました。
▼比較です。

 ※写真はVTRと書いてますがマウントが無いので
VTR以外のMC15エンジンです。
▼VTZのポンプはケースに腐食の結晶が有ります。

羽は問題なさそうです。
もしかしたら羽で発生するキャビテーションが
この腐食の結晶でも発生しているのでは?
▼とりあえず他のMC15エンジンのウォーターポンプを取り付けてみたところで……
ウォータージャケット内でこの様な腐食の結晶が発生していたら……
っと思い
酸で除去してみる事にしまいました。
※今回酸はラジエーターを経由させません。
エンジンだけです。
▼どれくらいの時間でエンジン内の腐食の結晶が完全に消えるかの予測のために
ウォーターポンプを別容器で確認していきました。
※酸:水は1:1ぐらいです。

結晶は約1時間半ほどで消えました。
ただしエンジン内では反応しはじめて泡が発生するので酸の液に漬かった状態にはなっていないと思います。
ウォータージャケット内は泡が流れて行くようなイメージでしょうか?
※あくまでも予想ですが
ですのでウォーターポンプより倍の時間ぐらいは酸を流し続けたと思います。
※溢れ出て来る泡と液を容器で受けて
溜まったら反対側から注いで流し続けました。
この後写真はないですが
やった事は
1)酸を抜いてウォータージャケット内を何度も水洗い
2)重曹液をウォータージャケットに溜めて残留酸の中和
3)重曹液を抜いて何度も水洗い
4)水路を元通り組み、水を入れてエンジンをかけて暖機運転
5)4)を何度も繰り返す。4回ほど水を入れ替え暖機運転をしまいました。
6)負荷をかけた走行運転、水を入れ替えてを2度しまいました。
とりあえず今のところはこの状態でラジエーター⇄リザーバーの水の行き来は安定してきました。
オーバーヒートもしなくなりました。
しばらくは毎日水の入れ替えをし
納得出来たらクーラントに替えたいと思っています。
漏れの改善を繰り返して内圧が正常な状態になった事で今回の現象に辿りついた感じです。
新鮮なクーラント液は大事ですね。
今後は1年毎に交換しようと思います。
まだまだ続きます。
 
				  Posted at 2024/08/08 17:23:03 |  | 
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VTZ250 | 日記