
C5 Corvetteの持病の一つに、エアコンのコントロールモジュールの表示が見えなくなるというのがある。
コルベット君の場合は、最初のうちは電源を入れた直後のほんの短時間だけ見えない程度だったけど、いつの間にかほとんど見えない状態になっちゃった。
こうなると、モードとか吹き出し口の状態とか温度設定とかが見えなくて、とっても使いにくい。
エアコンの表示パネルに何も表示されていないように見える。
でも、よ~く見るとうっすらと31って数字(外気温)が見えるはず。

パネルに反射したスマホや手の方がはっきり見える有様だけど…。
上の時刻表示と同じようにはっきり見えるのが本来の状態。
このような状態になったとき、コントロールモジュールを交換しなくても簡単に直せる。
まずはセンターコンソールを外してコントロールモジュールを取り出せるようにする。

このセンターコンソールの取り外しと取り付けが一番面倒で、修理を先送りしてた原因。
クーペだと3本(だったかな)のトルクスネジと4個のナットを外せばいいけど、コンバーチブルはさらに4本のトルクスネジで固定してあるウォーターフォールも外す必要があって面倒。
シフトノブにクラフトテープを巻いてあるのは、傷防止の養生として。
下の方にあるごちゃごちゃした配線は、コンソールBOX内の電源ソケットを常時通電からACC連動に改造するために追加したリレーとかの配線。
ギボシのつなぎ替えで元の常時通電に戻せるようにしてあるから配線量が増えてる。
取り外したエアコンコントロールモジュール。
ケースを分解して、裏側ケースに固定されてる基盤を取り出した状態。
この基盤の中央辺りに8個ある241のチップ抵抗が表示不良の原因。

ちなみに、241っていう表示は24×10の1乗、つまり240オームってことを表している。
このチップ抵抗の半田不良が原因でパネルの表示が見えなくなるとのことなので、これを半田付けし直せばOK。
チップ抵抗の両端が半田付けされているのに、片側に半田ごてをあてただけで動いちゃったチップ抵抗が何個かあった。
こりゃ反対側の半田付けが外れてたってことやね。
これじゃまともに動作しなくても不思議はない。
8x2ヵ所すべて半田付けし直して、コントロールモジュールを組み直して、車体に戻して動作確認。
ちゃんとエアコンコントロールパネルの表示が見えるようになった !(^^)!
作業前に写真を撮った時から1時間30分経ってるけど、問題のエアコンモジュールをいじっていたのはせいぜい30分程度の簡単な作業。
このあと、ついでに車内を掃除して、センターコンソールを元に戻して修理完了 (*^^)v

実のところ、掃除とかは翌日にやったから足掛け2日の作業なり。
これで勘に頼らなくてもちゃんとエアコン設定できるわ(笑)
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Posted at
2016/08/19 14:58:16