一ヵ月以上も前にブログ書いたことだから覚えてる人はいないだろうけど、コルベット君の油圧センサーがダメになってしまった。
で、純正部品を手配したけど、現在の純正部品は改善されたものになっているらしいので再発はしない…、といいなぁ。
部品を入手したのはいいけど、問題は交換作業。
GMのマニュアル通りにやると、インマニを外す必要がある。
そうなるとインマニのガスケットが必要で一万数千円するみたいだし、何より自分でやる気にはならないというかできないので工賃が嵩む。
なんだかんだで総額5万くらいの出費は覚悟しておかないといけないのかも。
でも、
CORVETTE FORUMでC5 oil pressure sensorについて調べてみると、
How to replace a oil sender without removing the intake (Video)なんてのが見つかる。
そのインマニの取り外しなしで油圧センサーを交換する方法のビデオってのがこちら。
もうちょっと詳しいこんなのもある。
これらのビデオを見ると簡単に交換できそう。
でも、世の中そんなうまい話は無いんだよねぇ (/_;)
まず、センサーにアクセスできる経路が狭すぎる。
そして、コネクタ自体が良く見えない。
照明を工夫すれば良いのだけど、手前から照らすとライトが邪魔でセンサーが見えなくなる。
さらに、ビデオではセンサーのコネクタは簡単に外れているけど、これもそうはいかない。
このコネクタはロックがついてて、コルベット君はこのロックがセンサーの向こう側にあった。
センサーの陰になっていて手前からはアクセスできないから、コネクタを外すことすらできない。
ということで、これらのビデオの交換方法はあっという間に挫折 orz
で、さらに
CORVETTE FORUMを調べたら、別の方法を見っけた。
C5 Oil Sender replacement - via air-cowlってやつ。
センサーの真上のエアカウルに穴を空けてセンサーにアクセスしようって方法。
これをアップした人は、前述のビデオで紹介されているような方法は自分のデカい手ではできず、奥さんや孫を動員しても手が入らなくてできなかったとのこと。
で、第三の方法としてエアカウルに穴を空ける方法で油圧センサーを交換したそうな。
穴を空けることにちょっとためらいはあったけど、私もその方法で交換してみることにした。
ワイパーやウォッシャーのホースを外して、カウルカバーを外すところまでは比較的簡単。
カウルカバーの下は汚い (>_<)
カウルの端のゴムが縮んで浮いているところがあったので、外したついでに補修しておいた。
ワイパーモーター周辺の可動部には、作業の最後にグリスを追加しておいた。
ここまではすぐにできたけど、問題はどうやってエアカウルに穴を空けるか。
周囲に邪魔ものがあって狭くて作業しにくいところに穴を空けなきゃいけない。
FORUMの人はドレメルを使っているけど、私の持ってるおもちゃレベルのものではパワー不足。
そこはドリルとフレキシブルシャフトの組み合わせでクリアしたけど、カッティングホイールは柔軟性が無くて固くてもろいので、カット中に変な力が加わるとあっという間に割れちゃう。
無理な体勢かつせまい空間での作業ということもあって、10枚以上のカッティングホイールを割ったけどなんとか穴を空けることができた。
穴を空けた際のダストでセンサ付近が汚れまくっていたので、エアで吹いて綺麗にしてからじゃないとこの先の作業はすることはできない状態。
コンプレッサーなんて持ってないし、エアダスターも無かったの入手しなくちゃいけないし、この日は時間切れになっちゃったので養生テープで穴をふさいで残りの作業は翌週に持ち越し。
翌週、入手しておいたエアダスターでダスト飛ばして綺麗にして、コネクタ外しに挑戦。
FORUMの人は長いマイナスドライバーでロックを外したとのことだけど、コルベット君はロックの位置が悪くてほぼ真上からしかドライバーを差し込めず、ロックに引っかけられなくて外せなかった。
仕方がないので、無い知恵を絞ってロックを外すこととコネクタを持ち上げることを同時にできる方法を考えて、ガラクタ箱に転がってたアルミ板でSSTを作ってみた。

SSTなんて大げさに書いたけど、アルミの切れ端を切って細くして先端を曲げただけの代物。
ロック部分の形状からして、アルミ板の先端の曲げた部分をロック部分の先端に引っ掛けて引き上げれば、ロックが外れる方向にも力が加わって外れるはずと踏んだ。
で、やってみたらビンゴ (^^♪
コネクタさえ外れれば、エクステンションをつけたラチェットで簡単に油圧センサーを交換できる。
新旧油圧センサー。

新しいのはアルミボディで軽量化されていて、穴も小さくなってる。
交換後の様子。

最初からこの位置にロックがあったら、自作SSTを使わずともマイナスドライバーで外せたかも。
いろいろ苦労したけどなんとか交換できて、エンジンをかけての動作確認も無事クリア。
あとは空けた穴をふさがなきゃいけないけど、0.3mmのアルミ板を使ってみた。
穴を空けた部分は平面じゃないけど、0.3mmのアルミ板なら簡単に成形できるし十分な強度もあって扱いやすいし。
現物合わせで型紙を作って、アルミ板を切って曲げて、スプレーで両面を黒く塗って蓋完成。
取り付けはFORUMの人は両面テープを使っているけど、私はコーキング剤で貼り付けた。
ここら辺は水が入ったりするので、さらに周辺をしっかりコーキングしてお終い。
ふと気づいたら、蓋した後の写真は一枚も撮ってなかった…。
この後カウルカバーを戻したけど、クリップが痛んでいたしなぜか1個だけ違うものが使われていたので、適当な新品を用意してみた。

本当はもっと長いものが欲しかったけど、ちょうど良いものは置いてなかった。
ワイパーの取り付けナット部分のキャップも痛んでいたので、スプレーで塗ってみた。

表面がゆず肌になっちゃったけど、磨くまでもないからこのま装着して全工程完了。
当初想定していた交換方法が使えなかったり、書かなかったことも含めて交換中にもいろいろトラブルが発生したけど、何とか自力で交換できた。
今までコルベット君を自分でいろいろいじってきたけど、今回が一番苦労したかもしんない。
それも改良とかではなくて単なる修理なだけに余計疲れた…。