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コルベット君のショックアブソーバーをビルシュタインのものに交換しましたが、そのときにRTD SIMも装着しました。

コルベット君の純正ショックアブソーバーは電子制御のもので、車体と相互に情報のやりとりをしています。

ショックアブソーバーをコンベンショナルなものに交換してしまうと、ショックアブソーバーからの情報が来なくなるため、ECUがエラーと判定してしまいます。

エラーを検出させなくする方法は二つあって、ひとつはECUのプログラムを変更してお前は電制サスがついてない車なんだぞって教えてやる方法。

もうひとつは、電子制御ショックアブソーバーのふりをする偽物をつけてECUを騙す方法。

この電子制御ショックアブソーバーのふりをする偽物がRTD SIM、通称F45シミュレータ。

RTD SIM は Real Time Dampening Simulator の略で、F45は電制サスのオプションコードです。

ちなみに、2003年式以降の電制サスはF45より進化しているマグネティックライドコントロールのF55に置き換えられています。

私の場合、当初はECUプログラム変更で対処するつもりだったので、RTD SIMは買わずにビルだけを本国に手配したけど、後に国内でたまたま安価に手に入れる機会があったので買ってみました。

電子制御サスペンションは純正品を買うとやたら高いし、コンベンショナルなものにするにはエラー対策しなきゃいけないしでやっかいだ…。