パーキングブレーキの改善14

ずいぶんと間があきましたが、効かないパーキングブレーキが車検を通す際の最大の難関で、解決策が見当たらないまま放置状態でした。

過日、某氏よりERA GTのリアブレーキ周りの画像をいただきました。そもそもERA GTのブレーキ周りはCorvette C4の流用品ですがこの個体は当方のとは異なる構造です。

調べれば同じC4でも初期の1984-87年製が上図の様にパーキングブレーキ系が独立したドラムブレーキです。

当方のはメインのブレーキパッドをパーキングブレーキレバーが脇から押すキャリパーインテグラル構造で、全くもって効かないのです…

これがeBayで探し出して昨日届いた初期型のドラムタイプです。ほとんどジャンク品….orz
楽しいクリーニングが待っています。(笑)

ちなみにディスクは未入手です。

使用可否検討のため早速取り付けてみました。

既存のキャリパーやディスクを外します。

こんな感じでボルトオン

ハブキャリア裏側から見ると黄色丸位置でブレーキキャリパブラケットを止めるボルトを通せます。
一方パーキングブレーキレバーがちょっと厄介。
ハブキャリアの奥深く赤丸位置にレバーが見えます。どうやってブレーキケーブルを取り回すか？
よくよく観察すると青矢印先に穴が見えます。

もしやと思い反対側からパーキングブレーキケーブルを挿すと….首尾良く通せました。

この青矢印方向に穴の状況をファイバースコープで撮影したところ座グリまで施されています。
年式によって異なるパーキングブレーキに対応できる様に対処されていたことがわかります。

ケーブル固定に一考を要しますが、厄介な加工作業は回避できそうです。

なんとなく方向性が見えてきました。

つづく