お正月に発生した「能登半島地震」の爪痕が残る能登半島。震災復興が進み、中能登あたりは「来ても良いです」と言われるようになりましたので、ツーリングに行ってきました
高松PA(下り)にポルシェ仲間が集合。中能登に向かいます
今回伺ったのは「かき処 海」です。震災による被害を受けられましたが、シーズンを迎えるにあたり営業を再開されましたので、応援も兼ねて利用させていただくことにしました
中能登(七尾市中島町)は、これから「岩牡蛎」のシーズンに入ります。岩牡蛎は冬場が旬の「真牡蛎」に比べ、大きくて身が引き締まっていて「濃厚な味」がするのが特徴です
中島町の岩牡蛎は生で食べれます
食後は中里峠を抜け、輪島あたりまで走りに行こうとしていましたが、「辞めた方が良い」と地元民の方から言われました。住民感情的に、まだ観光目的では来て欲しく無いとの事です
報道では「復興しつつある」ようにも感じますが、報道されているのはほんの一部で、ほとんど手付かずなのが現状との事です
ポルシェが連なって走ってると本当によろしく無いので、地元の方の車に乗り合いで視察に伺う事にしました
最初は輪島門前町「鳴き砂の浜」と言われる「琴ヶ浜」を視察しました。砂浜を歩くと「キュッキュ」と音が鳴る観光地です
山が崩れて見るもの無惨な状況です。危険な状態なので、浜に降りる事は出来ません
駐車場にあるトイレは、水が使えず使用禁止です。近くの港は隆起により、港としての機能を失ってます
輪島に入ると、至る所に崩れたままの家屋が放置されてました。車からは降りない方が良いと言われたので、社内から撮りました
瓦礫となった家をなんとかしたくても、地元業者や大工さんは少なく、800軒以上の依頼があるが、1ヶ月に10軒程度しか対応出来てないので、このままだと10年かかるとの事です
窃盗団も多く集まっているので、顔見知り以外は警戒対象とのことです。近隣県からのパトカーによる応援で、物凄い数のパトカーがパトロールをしています
前を走っていた名古屋ナンバーの車は、白バイに止められてました。速度を出してる感じでは無いので、職質でしょうかね?
輪島でこの状況なので、奥能登は更に復興が遅れていると思います。中能登の住民も、奥能登には行けてないとの事です
年配の方は、復興する頃には…という感じで、瓦礫となった自宅前で途方に暮れてる方も多く、本当に厳しい状況だと再認識しました
Posted at 2024/05/13 11:19:07 | |
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