
Aピラーを寝かせることなんて容易にできるはずも無く、でもね前回お見せした写真のようにフロントウインドウ周りを小さく見せることはできるみたいです。
これに関しては、意図的に行った。と言うことではなく、フロントフェンダーの造形を行っていて偶然に気が付いてしまったことなのですが、こちらも実寸法は一切変わってはいないので、目の錯覚による見え方の違いだと思いますが・・・。
でね、ボクのプロフィールに使っている当時GT300に参戦していたときの写真なんだけど、妙にフロントウインドウがデカイんだよね。すげ~不細工なカッコだよね。で、もちろん写真のクルマと同じエアロを付けた制作中のレビンもフロントウインドウがバカデカク見え不細工!!
だけど偶然にも昨日見かけた101レビンは、そんなに不細工でも無かったし、同形状のAE111レビンを見ても、あまりウインドウのデカサを感じない。つまりは、GT300ボディキットの中のどれかのパーツが、フロントウインドウを大きく見せているんじゃないのかな?と・・・。
で、今回皆さんのアドバイスで製作したフロントフェンダー形状を完成させてみると、メチャクチャフロントウインドウが小さく見えてカッコ良いんです!!
何故このように見えるのかは私なりに分析をして、ある結論に達したのですが・・・これを理論的に説明するには大変なことなので、機会があったときにお話するとして・・・(汗)
でもね、簡単に言ってしまうと、多分遠近法による目の錯覚と人間のクルマに対する固定概念にあるんじゃないかな?
で、この効果を狙ったクルマとしては、ホンダS2000のフロントフェンダーの造形やBMWなどが当てはまると思うんだけど・・・で、実際どんな構造になっているかと言うと、フロント部分のフェンダーアーチの造形は普通にモッコリさせてあるんだけど、フェンダーアーチの中央からリヤ方向の造形はRをきつくして、カクンと落とし込んであるんですよ。
これによって、人間のアイポイント(立った状態で見える容)でクルマを見たときに、フロントライトからAピラーまでの距離に対して、フェンダーアーチの形状がフロントフェンダーの中央からフロント側の部分で見えるようにすることで、フロントフェンダーが長く見えるようになるみたい。
フロントフェンダーが長く見えるということは、ボンネットも長く見え、その相乗効果でフロントウインドウが小さく見えるんじゃないか?と考えられます。
まぁ、論より証拠。ちなみにプロフィールで使用している画像は、天地左右の比率も変更していません。もちろん今回掲載した画像も解像度は落としてますがオリジナルのままです。
こんな発見が毎日のようにあります。はっきり言って、毎日が驚きの連続です。そして何故そうなるのかを突き詰めていると、頭の中がオーバーヒート状態です。
秘密の板金屋さんに対しては失礼なことですが、たかだかフェンダーラインの造形1つで、こんなにクルマが変わるとは思ってもいませんでした。そして、たかがエアロパーツの組み付け、フェンダーの加工。と、軽々しく考えていたのも事実です。
そして、秘密の板金屋さんの造形に対するこだわり、エアロパーツを組み付けるこだわりに大きな衝撃を感じてます。所詮エアロパーツは消耗品。単なるガラス繊維の塊。とりあえず付いていれば良いじゃん。という考えが一気に消え去りました。もちろんオリジナルエアロを製作しているエアロパーツメーカーに対しての考え方も大きく変わりました(逆にコピーエアロを販売する会社には怒りを感じていますが・・・)。
今回は、フロントやリヤのフェンダー形状の変更という一見簡単に思える作業ですが、私のブログにもあるように非常に奥が深く、そして大変な作業です。たかだかフェンダー形状の変更という作業だけでこれだけ苦労しているわけですから、フロントバンパーやサイドステップ、リヤバンパーやウイングを1から製作しているエアロパーツメーカーの仕事はさぞかし大変なことでしょう。ちなみにBOMEXで1台分のエアロパーツを造形するのに2ケ月から半年は掛かってしまうそうです。
もちろんコピーエアロ業者は、その苦労して製作したエアロパーツを入手して、チョコチョコっとダクト形状を変更したり、位置を変更して、型を作っているだけですからバカにしている。と言えばバカにしているでしょう。
そして我々ユーザーは、メーカー品が高いからコピー品で良いや。とか、どうせ割ってしまうから安物で良いや。と購入してしまいがちです。更には1部の雑誌などで、パチモンを正当化させ持ち上げているところもあります。
中には、コピー品のお陰で倒産に追いやられたエアロパーツメーカーも存在します。そして現在のエアロパーツ業界では、コピー品に対向して定価を下げているメーカーもありますが、当然そのしわ寄せが掛かってくるのは下請け業者で、納入単価が下がってしまったために数を作らなくてはなりません。そうなると当然製品の質が悪くなるのも当然のことでしょう。
このようになったのは、我々雑誌社の人間にも問題があると思いますが、ユーザーの商品に対する認識もあると思います。
今回のレビンには、莫大な費用が掛かっているのは事実です。そしてユーザーやショップレベルでさえこのクルマを作るところも限られることでしょう。
色々と非難されることも多いと思いますが、ボクは安かろう、悪かろう。は、正直言って嫌です。そしてコストダウンを図るために、良い製品が作れるにも関わらず、質を落とした製品を販売せざる得ない状況も嫌です。
そんな状況を少しでも改善するために、良いクルマ、良い製品、クルマ作りに対する考えを皆さんにアップしていただきたいと思っています。
この気持ちがどこまで伝えることができるか解かりませんが、多くの人に良いものを見せられれば良いなぁ。ということが、ボクにできる仕事だと思っています。
これから秘密の板金屋さんで作業してきます。早くレビンを完成させたい・・・
Posted at 2007/08/07 10:00:29 | |
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