
250TR キャブ調整第〇段!(^▽^;)
今回は、5速巡航等の一定の速度からのアクセルオンでのアクセルのツキを向上させる為にニードルジェットの高さを調整しました。
250TRには、ケーヒンのCVK32という負圧式のスライドバルブがついています。
口径もデカイし、シングルエンジンの特製から、かなり良いキャブがついています。
これを最大限に生かす為に調整しています。
※マフラーがビームスのSS300に変わっているので、その調整です。
エアクリ等、吸気系は純正のままです。
しかし、このキャブには、ニードルの高さを調整するクリップ(Eリング)がついておらず、固定式です。
なので、ワッシャを入れて調整しました。
穴径がΦ2.6がジャストです。Φ3なら問題ないですね。
厚みが0.5mmなのですが、3枚重ねて1.5mm上げました。
ただ、このニードルを押さえつけている部分が1.5mm上がるのでベネのプリロードが変わるのでニードル(スライドバルブ)が動き始めるタイミングが今までより遅くなります。
バラシてみて構造がわかりました。
試走はまだですが、楽しみです。(^▽^;)
ちょいトラブル:ニードル部分にも鍾乳洞化した固形物がついてました。
一度、鍾乳洞化するとここまで被害が及んでいるんですね。
これであれば、キャブ本来の性能も発しないでしょう。
サンドペーパーで除去しました。
&キャブ内のガソリンを抜きました。
長期動かさないバイクは、洗浄能力の高いハイオクが良いかもしれませんね。
本日は、おはみの友達の結婚式です。
幸せを頂いてきます!
ホース類を外します。

キャブのアクセルワイヤーを固定しているホルダーのプラスネジ(ネジロックが塗布されていますので硬いです。)を取り外し、ホルダーをキャブから外すとキャブ本体が傾きます。

キャブ上面の蓋を外すとダイヤフラムが見えます。これを外すとスライドバルブもついてきます。

外すとこんな感じです。ニードルジェットは、逆さまにすると抜けます。

〇部分が、鍾乳洞化してました。
サンドペーパーで軽く磨いて綺麗にしました。

ニードルジェットにΦ2.6の5mm厚のワッシャを3枚入れました。(50枚入り88円でした。)

スライドバルブを押さえ込むバネの下にニードルを押さえ込む白いプラスチックがあります。
特に固定するものはないです。バキューム圧でスライドバルブが上に引っ張られ、バネでスライドバルブを押さえ込みます。この間にニードルジェットが挟まれています。
バネは、初期からプリロードが掛かってますのでワッシャを挟む事でさらにプリロードが掛かってしまう構造でした。動き始めが悪くなりますね。
という事で、ワッシャ調整で良い結果が得られない場合は、バネをカットすることでプリロード荷重が減りますので初期の動きは良くなり、レスポンスは良くなるような気がします。
但し、バネカットは定数を上げてしまうので、バネ自体は硬くなりますのでご注意を。

スライドバルブの穴は、エンジン側に取り付けます。
バキューム(負圧)によりスライドバルブが上に引っ張られます。

Posted at 2010/10/23 12:10:51 | |
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250TR | 日記