今年も鮮やかに染まった紅葉の季節が過ぎ去ろうとしている
「人生の扉」の歌詞ではないが
あと何年、落ち葉を踏み鳴らして走ることになるのだろうか…。
ロードスターを迎え、半年経ってようやく肌にも馴染んできた!
初めはハンドルにまで伝わるヨレヨレ感で、どこかに飛ばされそうだった
段差越えでは、サイドピラーまでブルブル震え、どうにも落ち着けないものだった
手探り状態から挑んだ脚廻りの全交換、腹下に潜るチョッとした緊張感にも慣れた。
「NA6」 長年のヤレは仕方ないとして、これで発売当時に近づけたように思う。
NB乗りな友達と「万座ハイウェイ~志賀高原」を、のんびりとした調子で快走した
標高が上がる毎に変わる空気感、樹々が織り成すグラデーションを愛でながら愉しむ
2週間遅れて、NCな友達とビーナスラインを疾走した
ロードスターをこよなく愛する友との並走は、スリリングな躍動感を誘う
両氏との共通点は、E系のBMWを経て、ポルシェ歴も持ち合わせていたりする。
ドイツ車を乗り継いだ末に、前車のボクスターが引き合わせてくれた格好で、
変わらずにお付き合いが続いていることは、とても有り難く感じている。
MRのボクスターは素晴らしい性能だったけれども
それだけにオーナーが試されているようにも思えてしまったり
本領を発揮させようと気負ったりもしたものだった。
また、メンテするにもハードルが高く、踏み出せず仕舞となってしまった。
…身近なワインディングを走って楽しいかどうか…
ボクスターを降りた後、NDを試乗して、いつもの散歩道を疾走してみた…
適度なロールを伴なって、粘るサスペンションに頷きながら
クルマの挙動やスキール音に思わず高揚した事を鮮明に覚えている。
手足とクルマがシンクロする、それがとても分かりやすく、実にナチュラルで楽しい!
「鮒釣りに始まり鮒に終わる」
そこまで極めてもいないし、晩年というほどではないけれども
クルマ趣味の執着駅に舞い降りたようにも思っている。
自らは見出すことが出来なかった人生という扉には
磨くほどに…褪せるほどに…輝くモノが溢れている。
「きっと、誰もが幸せになる」
心地良い響きと共に
この言葉に隠された意味を
自然に身を置きながら
ひっそりと、今、噛みしめている。
Posted at 2018/11/22 01:10:52 | |
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