• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

源@のブログ一覧

2019年03月10日 イイね!

そよぐ風


気軽に乗れるオープンカーで、チョッとしたスポーツ走行も楽しめる。そんな枠の中にピタリと当てはまるロードスターですが、乗り出した当初からココだけはアレンジしたいと決めていたひとつに、後ろからの巻き込む風を抑えたいという事があります。
 この対策品として純正のエアロボードを取り付けたところ、かなり効果がありましたが、まだ足りずに更に改善したいと思っていました。
 というのも、日頃から走るフィールドの標高は600~1000m越え、しかも日中よりも早朝や夕方を好んでドライブします。肩の辺りまでは暖房に浸かり、そこから上を風が撫でてゆく…そんなオープンエアーを楽しむために、ひと工夫してみました。

 まず、エアロボード以上の高さのシールドを作る必要があります。そこでファッションバーを取り付けますが、同時にボディ剛性を高められる製品(レーシングビート)を入手してみました。

装着して実走してみると、明らかに揺れが少なくなりました。ビシッと腰が据わり、左右のブレが減少して安定感が増しているのが分かります。
 取り付けの際には、少し加工する必要がありましたが、シートベルトアンカーを含めた4点での固定に加え、径が大きくゴツイ印象すらありますが頑丈なフレームを得たことで、剛性アップには十分に功を奏しました。







シールドの材料ですが、手頃なアクリル板を使用。厚みは5㎜としました。カットはジグソーが一般的のようですが、歯の摩擦熱で溶けてしまい、動かなくなるようでしたので、丸のこを使い、チップソー歯で行いました。のこ歯ですが、回転方向とは逆にして使うと欠けが起きないと思います。大まかにR切断後は、サンダーで地味に削っては仮合わせを繰り返して、上手く沿うようになったら切り口をペーパーヤスリで整えました。

ファッションバーへ取り付けの固定方法は、色々と調べましたが、コの字の樹脂3本使い、強力両面テープを貼り付け、上部から嵌め込みとしました。NAの幌ですので、ファスナーの上げ下ろしの際には簡単に取り外しが出来る仕様としましたが、なんとか上手く製作できました。





各地で早咲の桜や梅など、春の便りが聞かれますが、この辺りの山沿いでは、まだまだ雪交じりになることが日常です。それでも、明るい空と陽の光や、斜面にほっこり顔を出した ふきのとうからは、春の訪れを感じることができます。






自作ディフレクターですが、一言で表現すれば、露天風呂を連想させるほどの効果がありました。私の身長は170cmなのですが、ほんの少し髪をなびかせながら風が通り過ぎるといった感じになり、暖房の気流も乱されることなく車内に漂っています。
(写真は窓が全開ですが…笑)

こうして観るとロードスターのサイドラインの曲線はとても綺麗ですね。






明け方に降った雪が日中には融けて、夕暮れを向かえる戸隠山の岩肌が
より美しく望めます。











走りに関する各部のリフレッシュ整備が終わりました。
我車は、走行距離6万㎞でして、大きな衝撃等は無いように見受けられることから、どうにか発売当時の乗り心地に近い状態を再現できたのかな…と思っています。

ここまで来るには、親しい友や元オーナーの助言を受けることが出来て、本当に励みになりました。また、いざという時には、近くに在住する整備に詳しい仲間に頼れる…
この安心感も大きなものでした。



30年前に産声を発したロードスター。その世界的ヒットは窮地にあえぐP社のお手本となったり、オープンカーブームの先駆けとなったことは知られてますが、その思想も然る事ながら、全てが丁度良いバランスで成り立っているクルマだと実感します。


ひとたび走らせれば、人馬一体と相まって、クルマと語り、身近な自然に誘うロードスター。アニバーサリーの節目に当たって、我が車の誕生とも言えそうでして、この重なりはとても嬉しく思います。








 
Posted at 2019/03/11 11:09:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年12月16日 イイね!

初冬

 
もう今年も残すところ、あと僅か…

低い雲が立ち込める日が多いけれども、陽の光に誘われてドライブを楽しむ





オリジナルボックスを務める国政久郎氏のブログを読んでいたら、ロードスターのシャーシは丈夫に作られ、そう簡単にはヤレないといった事が書かれていた。

前のオーナーが、どんな乗り方をしていたのかは分からないが、メンテによりリフレッシュした現状では、新車当時にそう遠くはないだろうと思ったりしてる。

それでも後期型やNBでは、メンバーやガセットの補強が加えられたのだから、一般のユーザーにとっても少々頼りないといったものなのだろう…

どう強めたら、自分らしいクルマになるのか…

そんな事を巡らせて走るのも、面白いモノだ。




年末には恒例となりつつある芸術鑑賞に行ってきた。








現存する35枚の中で、9枚が展示されていたが、どの作品も計算尽くされた巧みな構図は、とても見事であり、とりわけ柔らかい光線と陰影の描写は素晴らしかった。




「叫び」の作品で馴染みのあるムンク展では、生命、死、愛、などの精神性を主体として、生ける根源とは何なのか…その創造性には大いに刺激を受けてきた。









初冬ならではの景色を欲して、2年振りに西へと走らせた。

着いてみると、超望遠レンズを据えた初老の方が、何かを待っている様子…。

伺うと、野鳥の飛来を狙っているそうで、なかなか訪れなくて…と温かな笑みを浮かべていた。







それに比べて対象物が動かないのだから、初歩的なのだろうと思いながらも、なかなか良い構図が生み出せない…







う~ん… 芸術って何と難しく、奥深いモノだろう…、、





Posted at 2018/12/16 23:08:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年11月22日 イイね!

扉の向こうに…


今年も鮮やかに染まった紅葉の季節が過ぎ去ろうとしている

「人生の扉」の歌詞ではないが

あと何年、落ち葉を踏み鳴らして走ることになるのだろうか…。



ロードスターを迎え、半年経ってようやく肌にも馴染んできた!

初めはハンドルにまで伝わるヨレヨレ感で、どこかに飛ばされそうだった

段差越えでは、サイドピラーまでブルブル震え、どうにも落ち着けないものだった

手探り状態から挑んだ脚廻りの全交換、腹下に潜るチョッとした緊張感にも慣れた。

「NA6」 長年のヤレは仕方ないとして、これで発売当時に近づけたように思う。




NB乗りな友達と「万座ハイウェイ~志賀高原」を、のんびりとした調子で快走した






標高が上がる毎に変わる空気感、樹々が織り成すグラデーションを愛でながら愉しむ






2週間遅れて、NCな友達とビーナスラインを疾走した






ロードスターをこよなく愛する友との並走は、スリリングな躍動感を誘う






両氏との共通点は、E系のBMWを経て、ポルシェ歴も持ち合わせていたりする。

ドイツ車を乗り継いだ末に、前車のボクスターが引き合わせてくれた格好で、
変わらずにお付き合いが続いていることは、とても有り難く感じている。

MRのボクスターは素晴らしい性能だったけれども
それだけにオーナーが試されているようにも思えてしまったり
本領を発揮させようと気負ったりもしたものだった。
また、メンテするにもハードルが高く、踏み出せず仕舞となってしまった。




…身近なワインディングを走って楽しいかどうか…


ボクスターを降りた後、NDを試乗して、いつもの散歩道を疾走してみた…

適度なロールを伴なって、粘るサスペンションに頷きながら
クルマの挙動やスキール音に思わず高揚した事を鮮明に覚えている。

手足とクルマがシンクロする、それがとても分かりやすく、実にナチュラルで楽しい!




「鮒釣りに始まり鮒に終わる」

そこまで極めてもいないし、晩年というほどではないけれども

クルマ趣味の執着駅に舞い降りたようにも思っている。








自らは見出すことが出来なかった人生という扉には

磨くほどに…褪せるほどに…輝くモノが溢れている。





「きっと、誰もが幸せになる」

心地良い響きと共に

この言葉に隠された意味を

自然に身を置きながら

ひっそりと、今、噛みしめている。








Posted at 2018/11/22 01:10:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2018年10月15日 イイね!

紅葉の季節を迎えて


前車にてオープンカーの素晴らしさを知るにつれて

人生を味わうには欠かせない道具だと感じつつ

難しい局面に遭遇した後に手放し、インターバルの時を経た。



ロードスターをこよなく愛する友人から、喜ばしい勧めもあり

これならば…と思わせるクルマに巡り会い

前オーナーの「宝物のような大切な思い出」と共に引き継ぎ



新たなオープンカーライフをスタートさせた。



再び、身近な野山に繰り出し、風を纏って走れる…その喜びが広がる反面には

何かが壊れている…?? そんな感触も常に同居していた…(苦笑)

これまで、興味はあったものの、クルマ整備らしいことは何ひとつ経験がない。

それでも、ロードスターというクルマには、愛情の限りを尽くすほどの整備記録が、現在までも数多く残され続けていることが何よりの救いだ。

「走って良し、弄っても更に良し」 永きに渡り

愛好家が絶えない理由のひとつなのだろう。


週末、くすんだボディを丁寧に磨きあげてみた

水垢に隠された、発売当時の鮮やかな艶が甦ったようにも思う。






もうすぐ、樹々が美しく彩る…

親しき友とオープンで駆け抜ける至福のひととき…

道すがら、未だ見ぬロードスターファンに目配せをしながら

親しみある笑顔で
右手をかざすことになるだろう…♪














Posted at 2018/10/16 01:36:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #124スパイダー マツダスピード パフォーマンスバー取り付け https://minkara.carview.co.jp/userid/2960976/car/3070644/7457794/note.aspx
何シテル?   08/14 16:14
自然に親しみながら、 オープンカーライフを 愉しんでいます。 アウトドア好きなので、トレッキングや魚釣り 冬場はスノーボードで遊んでます♪ ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

[ミニ MINI]不明(Ali Express) Qi充電対応 携帯電話ホルダー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/10/07 18:17:42
Odula / OVER DRIVE トーコンキャンセルブッシュ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/07/22 07:25:15
Aragosta ジョイゴスタ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/07/11 08:51:20

愛車一覧

アバルト 124スパイダー アバルト 124スパイダー
オープンカー、3台目になります。NAロードスターを整備も含めて楽しみましたので、今度はア ...
マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
FRスポーツの一体感を満喫しました! ドライバビリティに優れる名車ですね。
ポルシェ ボクスター (オープン) ポルシェ ボクスター (オープン)
オープンカーでありながら剛性感を伴い、ダイレクトなミッションと正確なハンドリングが秀逸で ...
BMW 3シリーズ セダン BMW 3シリーズ セダン
初代 M3 グループAのレースカーとして市販されたクルマ。6気筒を切り落とした形の4気筒 ...

過去のブログ

2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation