~2023year~EVO FLSTFリアホイールのベアリング交換 ~ショップ作業~
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
EVOのホイールベアリングはテーパーベアリングです。
ブログにも書きましたが、TC(2000年以降)からはアクスルシャフト径が19mmから1インチ(25.4mm)に変更されていますので、TCのホイールをEVOにコンバートする際は、シャフト径を変換させるカラーを使えばいいのですが、リアホイールはそう簡単に行きません。
一目でわかるのはオイルシールでキャップされてあるのがEVOです。
2
HDディーラー時代からお世話になっている、Sさんのショップは石鳥谷にある『RIDE ON』です。
事前に週末にホイール持って行くから~ってアポ取ってました。
丁度手が空いていたため、早速作業に取り掛かってくれました。
これがテーパーベアリングになります。
アクスルナットを締め付ける力で、カラーやディスタンスカラーを通してベアリングのハウジングをホイール内のインナーレースに押し付け、適度なクリアランスを保ちながら回転力を落とさない仕組みになっています。
そのためには定期的なグリスアップや、ダイヤルゲージを使ったエンドプレイの計測、そしてシムの厚みや枚数を変更するなど調整も必要になるため、ショップ作業が間違いない部分でもありました。
ベアリングやディスタンスカラー、シムは青系のグリースにまみれています。
これは、HD純正のベアリンググリースですね。
汚れてもいないですし、テーパーベアリング自体も傷や破損も無い状態なので、グリスアップとオイルシール交換でも行けましたね。
3
このインナーレースが外せないんです。
HDディーラーだと、SST(専用ツール)があるので、簡単に外すことができますが、Sさんは独立したため、SSTも全て揃っている訳ではありません。
そんな中でも、色々と手持ちのツール類を組み合わせ工夫しながら取り外してくれました。
4
これが、テーパーベアリングをシールドベアリング化するための
リアホイールベアリングアップデートキットになります。
令和4年3月に購入していました。
パーツレビューには既にup済みです。
ま~5,900円しましたからね~上手く取り付けでき、そして良い仕事をしてくれればありがたいですけどね。。。
この付属のカラーで上手くホイール位置が決まるのかね~
ドキドキもんですよ~正直。。。
微調整程度ならディスクサンダーで削りながら現物合わせになりますんで、ポン付けできれば最高なんですけどね。
5
当初、手持ちのツールだと中々上手く行かず時間が掛かりそうとのことで、一旦自宅に戻り電話をもらうことにし、Sさんのお店を出ましたが、車を10分ほど走らせたところで、上手く行きそう!との電話が入り、Uターンしました(笑)
何せ片道30kmぐらいあるんで2往復は正直避けたかったため直ぐに取り掛かっていただき本当に助かりました。
バッチリとシールドベアリングが圧入されております。
ホイールハブの端面からベアリングまでの深さがある方が、スプロケット側になります。
6
1番目の画像と見比べれば違いが一目瞭然です。
テーパーベアリングはオイルシールがありますが、シールドベアリングはこのとおりオイルシールがありません。
その代わりに、シール板(画像黒い部分)でグリスが漏れないようにベアリングを強固に守ってくれています。
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こちら、飲み込みが深い方がスプロケット取り付け側になります。
8
浅い方がブレーキローター側になります。
約5mmほど深さの差があります。
9
因みに純正のカラーの厚みは約18mmほどになります。
そして、オイルシールの厚み分飲み込まれていますので、交換するカラーと並べてみると、オイルシールの厚み分が無くなっているのがわかりました。
ま~深く考えてみてもしょうがないんで、まずはディスクローターとスプロケットを、こちらのホイールに移植し、取り付けてみないことには始まりませんね。
ショップでのシールドベアリングへの交換作業まで終えることができたので、これから先はDIYでの作業に移行します。
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