~2023year~EVO FLSTFリアホイール交換 ~4日日曜日編その1~
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
前日にやらかしてしまったことをどうリカバリーするか。。。
夜に酒を飲みながら冷静にやらかした作業を振り返ってみると、ほんと恥ずかしい限りでした。
しっかりと基本に忠実に作業をすれば問題なく解決できるな~と判断したので、壊したトルクスビット付きのソケットや、逆は持っていましたが、手持ちが無かったために、無理矢理3/8サイズのソケットレンチで作業を行ってしまい失敗したことから、1/2⇒3/8ソケットサイズの変換ソケット、そして、インパクトレンチで3/8サイズソケットを使えるように、インパクト用の1/2⇒3/8ソケットサイズの変換ソケットを買えばなんとかなるなと。。。
ということで、家から車で約10分のアストロプロダクツに行く前に開店時間(10時まで)やることをやっておこうかなと。。。
で、サービスマニュアルで締め付けの際の規定トルクの確認をば。
まずは、画像のとおり、ブレーキディスクのトルクススクリューは41~61N・mになりますね。
2
こちらは、アクスルナットの締め付けトルクになります。
81N・mの規定トルクになりますね。
構造上、テーパーベアリングほどトルク管理にシビアでは無い、シールドベアリングに交換したとはいえ、軸に対しての回転力や上下左右への圧力が、特に走行時に大きく負荷が掛かって来るためしっかりとトルク管理をしてやる必要があります。
3
事前作業として、交換するホイールのねじ山に対してタップを立てておくことも大事です。
特に、ホイールは、ネジロック剤を使用していますんで、タップでさらっておいた方が、ブレーキディスクやスプロケットを再取付けする際に、ネジ山を舐めてしまう可能性が低くなります。
実際に思った以上にタップする際に抵抗がありましたし、ねじ切りの金属屑も結構出ました。
タップでねじ山をさらう際は、ピッチやサイズを間違えないようにゲージを使ってボルトのねじ山とサイズを合わせておきます。
画像はスプロケットを取り付けする際のヘックスボルト用のねじ山になります。
4
同じくボルトの方もダイスでさらいながら、ねじ山に残っている
ネジロック剤の残りも除去します。
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こちらはブレーキディスク取り付け部分のボルト穴です。
こちらもタップのサイズを変更し、ねじ山をさらっておきます。
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事前準備作業をしていたら10時を過ぎてしまったので、慌ててアストロプロダクツに行って来ました。
T-45のトルクスソケットはビット先がもげてしまったため、絶対に購入しなければならない物でした。
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1/2⇒3/8ソケットサイズの変換ソケットは、秘密兵器である、1/2ソケットサイズ用のKO-KENのロングブレーカーバーを使うために是が非でも揃えておきたかったんですよね。
8
で、保険のために買ったのが、インパクト用の1/2⇒3/8ソケットサイズの変換ソケットです。
これは、インパクトドライバーよりも強大なトルクを誇るインパクトレンチを使わざるを得ない場合に備えて買っておきました。
この3点のソケット類に、アストロプロダクツに行った際は必ず買っているショップタオルも購入しましたが、全部で1,600円程度でした。
案外安く済みましたが、あくまでDIYで解決できればの話ですけどね。
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アストロプロダクツから帰宅後、さ~て早速取り掛かりますかね~
まずは、愛用しているPITWORKのRP-Cをディスクプレートのトルクスボルト周囲に吹き付けます。
そうそう、知ってます???
RP-CってラスペネCのことなんです。
そう、WAKO'SのラスペネCと同等品なんですよ~
そしてCはピンポイントで噴射してくれるし、フッ素含有なので、摺動部の潤滑用途にも適しています。
なので私は、WAKO'Sよりも多少はお安い、NISSANのPITWORK製品を買ってます。
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少し時間を置き、浸透を促してから、ヒートガンでガンガン炙ります。
ゴム系パーツや、再利用パーツが周囲に無いもんで遠慮なく炙ります。
トルクスボルトにしっかりと熱が入った(熱くて触れないぐらい)のを確認し、いよいよ次の工程に移ります。
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さ~変換ソケットを取り付けた秘密兵器の出番です!
ビットが浮かないように、上からしっかりと押さえつけ、ブレーカーバーをグリップ部を掌底でドンと押してやります。
パキンと甲高い音と共に、あれだけ固いボルトが1発で緩みました。
でも、そのままブレーカーバーを使って数回転緩めても、ソケットレンチでは中々緩みませんね~やっぱりロングのブレーカーバーって本当に強力なんだなと。
下手にインパクトドライバーなど使わずに、基本に立ち返り、浸透潤滑剤と熱を加えること、最後に一撃必殺であっさりと外れてくれますからね。
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前日あれだけ苦闘したトルクスボルトでしたが。。。
トータル15分であっさり全て取り外せました。
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取り外したトルクスボルトですが、サービスマニュアル上では再利用できません。
私も以前、スプロケット交換の際は、HD純正の新品クロームボルトセットを購入し使用しました。
ヤフオク!で安く落札できたものの、ボルト5セットで5千円ぐらいしましたからね~
ま~新品のハードクロームのスプロケットに交換するのに、汚れた再利用のボルトセットは厳しいな~というのもあったんですが、今回は再利用しちゃいます。
でも、スポンジやすりで磨きましたけどね。
3Mのウルトラファインで磨きましたが、予想以上に汚れが取れ、艶が出て来たのには正直驚きました。(画像左側が磨いたボルト)
5本全て磨くので、結構手がガタガタ言い出しましたが、折角ですからね~
綺麗にしちゃいました。
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トルクスボルトもダイスでねじ山をさらって綺麗にしました。
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ここでふと頭に浮かんだのが、この製造から11年経過したタイヤ、果たして空気入るんだろうか。。。
実は、丸っきり空気が抜けている状態だったもんですから、パンクしてたりとかバルブが使いもんにならなかったりとかね(汗)
なので、まずはリア275kpaに対し300kpaまで入れてみました。
驚いたことに0kpaだったので、結構時間が掛かりましたよ。
で、圧が落ち着いたところで、注入口を外したら、プシューと抜けるじゃないですか。。。
これって虫ゴムが逝ってしまってるんじゃないかな?と思い、手持ちの虫ゴムに交換しようと、虫回しで回そうと思ったら。。。
あれ!?
締める方にも回るじゃね~か(滝汗)
と言うことで、しっかりと虫ゴムを締め込んでみたら、ピタッとエア漏れが止まりました。
直ぐに、エアの補充をし、バルブを含めてタイヤ自体からのエア漏れ、ビードの具合を点検してみたところ、エアも全く漏れずに圧をキープしてくれていたのでOKとしました。
後は、実走させてみて果たして路面をグリップしてくれるかどうかになりますよね。。。
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タイヤが使えそうなので、ブレーキディスクを取り付けます。
ネジロック剤(赤)を数滴落とし、締め付けます。
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締め付けトルクは画像1に書いたとおりなので、私は50N・mで締めました。
締め付けは、数回に分けて対角線上に行い、最後だけトルクレンチで増し締めしてトルク管理する感じです。
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ブレーキディスクの取り付け完了です。
一応、ブレーキディスクもスポンジやすりで軽く磨きましたが、しっかりと磨いたトルクスボルトの方が艶が出ていますね。
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続いて反対側にスプロケットを取り付けます。
こちらもネジロック剤(赤)を数滴垂らしてから締め込みます。
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スプロケットですが、オプションのヘックスボルトの締め込みトルクについては、全文英語の取説に習います。
取説によれば、一旦31.2N・mのトルクで全てのボルトを締め込んでから、更に30°の角度で締め込むことと記載されています。
一応、簡略的ですが、ヘックスボルトの対角線上に線を引き、そこから30°回した位置に目印としてマーキングをしました。
流石にスプロケットにダイレクトで記載できませんので、マスキングテープを貼り、そこに線を引きました。
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31.2N・mで締め込んだボルトをそこから更に30°追い込むのって本当に大変です。
要するに車体に取り付けた状態であれば、固定されているのでフルパワーで締め込むことができます。
が、井桁に置いただけのホイールなので、動いてしまい上手く締め付けができません。
ハイパワーのインパクトレンチを使う手もありますが、締め込み量の管理ができないので、1本ずつロングのブレーカーバーに掌底で衝撃を加えながら動かして行くしかありません。
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いい加減、掌底部分が痛み出しましたが、頑張って締め込みましたよ~
なんとかかんとかスプロケットの取付け完了です。
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この傷がね~本当に余計だった。。。
落ち着いて作業をしていれば、こんな傷付けなくても良かったし、なんか失敗して覚えて行くタイプなんで、また1つスキルアップしたかな~とプラス思考で考えようかと(爆)
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