ディストリビューター取り付け

先日組み立ての終わったディストリビューターを車に取り付けます。

サービスマニュアルによると、ローターのNDマークとディストリビューター本体の刻印を合わせて、パッチンバネをクランク軸に平行にして挿入する、とありました。

まあ、いろいろ書いてありますが、まず取り外す前に撮影した写真を参考に、ローターの向きなどを合わせます。

と、その前に本来の目的を忘れるわけにはいきません。そう、グリスアップです。
まず穴から100均で買ったマドラーを突っ込んでできるだけ古いグリスを掻き出しました。
次の問題はこの狭い穴にどうやって缶入りのグリスを詰めるのか。

結論はこれ。100均（ミーツ）で買った20㎖の化粧品用の注射器。針を付けずにグリス缶に突っ込みピストンを引くと、ニュルニュルと入っていきます。取りあえず10㎖ずつ2回に分けて注入しました。

おかげで極めてスムーズにグリスを注入することができました。
子どもたちは「ウ〇コみたい！」と大喜びでした。男の子ってなんであんなにウ〇コが好きなんでしょうか…。かつては我々もそうでしたが…。

ディストリビュータードリブンギアにもグリスをたっぷり塗り、挿入しました。最初はスッと入りますが、ギアがはまるときには少し力を入れて押し込んでやる必要があります。
さて、サービスマニュアルには「挿入後、メインスイッチを入れ、少し左に回した後に徐々に右に回し、ポイントから火花が出たところで固定する」と書いてありましたが、なかなかエンジンがかかりませんでした。なので、最初に撮っていた写真のとおりに合わせてみたところ、無事にエンジンがかかりました。

暖機運転後、ポイントギャップ、点火時期調整（写真ではドエルアングルが42°になっていますが、最終的には44°に合わせました）を行い、いざ試走。
まあ、特にトラブルもなくいつもと変わらない調子でした。
帰宅後に再度ディストリビューターを外してみて、グリスの様子を見てみました。下に溜ったグリスにディストリビュータードリブンギアの跡はついていましたが、ちょっと足りないようだったので、追加で15㎖注入し、再び点火時期を調整（点火時期マークのブレが気になりますが…）して終了しました。

新たな課題…。というより見て見ぬふりをしていましたが、一昨年素人作業で塗りなおしたルーフパネルですが、ブリスターやひび割れが出てきています。一部にはサビも…。
取りあえずこの部分はさび落とししてサビチェンジャーを塗っておきました。
なんとかせねば…。