エンジン慣らし後の初自主点検
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
載せ替えたリビルトエンジンの慣らし運転が終了、先日エンジンオイル・フィルタエレメントの交換をしました。
2か月置きにエンジンオイルのレベル等自主点検をしています。エンジンオイルの油量を平らな所で冷間時にレベルゲージで見るのですが、ゲージを紙ウエスで拭いたら、今まで見たことのない位の鉄粉が…(汗
後でいつもの社長に聞いたのですが、レベルゲージにつくオイルはオイルパンの物で、ストレーナやフィルタエレメントを通る前の一番汚いオイルとの事(確かに奇麗な所で汚れを見ても意味がない)。慣らし後にエンジンオイルとフィルタエレメントの両方を交換しているので特に問題ないそうです。
数回オイル交換をしていくうちにだんだん鉄粉は出なくなるとの事。中古車ばかり乗り継いできて、エンジンの慣らしをしたことが無かったのでかなり焦りました
2
オイルはほぼHまで入っていたのですが、少しでもエンジンオイルの冷却能力(熱容量)アップと横Gによる偏りに備えて、いつもHより数ミリ多い位に調整。今回は0.3L追加(交換時は3L丁度)。
エンジンには慣らしが終わったのでワコーズ・4CR(15w-50)が入っているのですが、慣らしで使ったカストロール・エッジRS(10w-50)が余っていたのでこちらで足しました。あまりオイルのチャンポンはやりたくないのですが、慣らしで使ったオイルだし、ま、いいかと…
厳密には中古とは言え実質ほぼ新品のリビルトエンジンのせいか、フィラーキャップの中身は奇麗で思わず感動しました。
3
気になったのはエンジンマウント。少し錆が出ています。ただ、シリンダヘッドに直付けされているようなので、かなり高温(少なくとも最高油温ぐらい)になりそうです。
錆止めするにしても錆チェンジャーが高温部で使えるのか、スプレー式耐熱塗料だとマスキングが大変そう、タッチアップ式の耐熱塗料があるのか? …少し方法を探らないとです。
4
行程3のエンジンマウント周り。前エンジン(及びマウント)では全くノーマークで問題なかったので、案外そのままでいいのかもしれません。さすがに純正部品で取付後防錆処理をしないと支障が出るとも思えませんし…
5
他にも冷却水のリザーブ量、ブレーキフルードの色と量、各ブレーキパッドの残厚とローターの状態、灯火類の確認等をしています。
見ての通り、見た目も中身もほぼドノーマルです。ただ、慣らし運転がそこそこうまくいったのか、エンジンが一新されたのか、前エンジンに比べると「吹け上りの軽さ」「フラットながらも厚いトルク」「燃費の良さ」を感じられます。
一方、過給が十分かかる2500rpm(インターセプトポイント??)以下のトルクは若干細くなりました(ハイオクを使用にて)。以前ホンダのバイク・XRバハ(レギュラー仕様)でもハイオクとレギュラーを試したのですがレギュラーの方がトルクも回転の伸びも良かったです。
レギュラー用のエンジンは自己着火も利用して出力と環境性能を両立させているのかもしれません。最近の環境志向で空燃比はストイキ(理論空燃比)からリーン(燃料が薄い)気味。リーンの方が燃費が良くなり有害物質も減りますが、自己着火(高温によるエンジンへのダメージ)のリスクが高まります。流体や燃焼のシミュレーションもかなり進化しているでしょうし、メーカーもわずかにリーン気味で、なおかつ壊れない設計・制御マップにしているのでしょう。
ただ、前エンジンを熱的に2番筒をダメにしてしまった自分としてはやっぱり心配なので、低回転のトルクが少し細くなっても自己着火のリスクが少なく(特に油温が上がる高回転・高負荷時)、堆積カーボンが付きにくいハイオクを使うつもりです。せっかくエンジンが新しくなった訳ですし、なるべく良い状態で長く使いたいからです。
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