2008年05月24日
久し振りにネットを徘徊していると{町村官房長官は10日、札幌市での講演で、道路特定財源の一般財源化に関連し、「一般財源化すると、別の理屈をたててガソリンから税金をいただく。温暖化対策となると、いまの税率よりも高くいただくことになるかもしれない」と述べた。}なんて記事をみつけました。
確かこの官房長官は「日本のガソリン価格は欧州に比べて安い」といったこともありましたね~
まあ、販売価格が安いというのは間違いないのですが、日本における移動のコストが欧州より安いのかとは別問題であり、相当に不見識な政治家であることを露呈したと思いますね。
もちろん数字を並べずに非難するのは卑怯なので、私のマイカーライフをサンプルとしてアンチテーゼを掲げてみようかと思います。
2008年の私の走行距離は現在までにおよそ3800kmです。最近では遠出の際、一応ナビを設定して走行距離などを確認してまして、検索した履歴が残っています。
この履歴を利用し、環境に配慮して最短距離設定でリルートするとおよそ2500kmは高速道路を利用することになるようです。
上記の数字を基に日本でこれだけの距離を移動した場合のコストとヨーロッパで移動した際のコストを考えてみます。
ちなみに燃費はMSの平均的な数値10km/lでガソリン価格は日本168円、欧州240円程度(今年4月30日のドイツの平均価格が237円のようです)として試算します。
日本で移動した場合、私のガソリン代は
3800÷10×168=63840円
高速料金は距離により変動しますし、メモを取り損ねた(オイ!!)ので1キロ当たりどれくらいになるかを独断で算出しますwww
少し数字としては甘くなる傾向ですが、以前東北から関西まで北陸道を経由し1000km程(正確には1025km)走った際の支払い額が19800円で1キロ当たり約19.8円、またよく利用して覚えている区間の料金は240kmで5500円となり1キロ当たり約22.9円です。
実際はもう少しこまめな距離で乗るので割高となりますが、まあおまけで1キロあたり22円としてあげましょう。もちろんETC割引などは一切考慮しません。
そうすると高速料金は55000円程度、合わせて118840円が必要となり1kmあたりの移動にかかるコストはおよそ118840÷3800≒31.3円となります。
では欧州の場合はどうなるでしょうか?
ヨーロッパでは高速道路は一部を除き大半が無料だそうです。もちろんそうでない箇所もあるでしょうが、日本の高速道路代もおまけ(?)しているので、目をつぶってくださいませm(__)m
そうすると移動コストは
3800÷10×240=91200円となります。
1キロ当たりは計算するまでもなく24円ですから、私はおよそ26%も余計なコストを費やしているわけです(泣)
この国の政府が高速料金を私から搾取しながら、先進国並みの価格で移動の自由を保障するとしたら適正なガソリン価格はいくらになるのでしょうか?
私はこの場合移動の自由とは、いつでも好きな時に高速を利用し、ETC等の投資が必要のない事だと考えます。だからETC割引は考慮しなかったのです。
えーと高速料金55000円を支払っても91200円で移動するためには
91200-55000=36200円で3800kmのガソリン代をまかなう必要があります。
最短距離設定でナビ検索をしているので、走行距離も実は短くなるはずなので、ここでもおまけして3500km(いくらなんでも300kmも遠回りはしてないですけどねwww)で移動出来たとしましょう、それでも
36200円÷(3500kmの移動に必要なガソリン350L)でなんと1Lあたり103.4円程度~www
もちろん人によってこの結果は様々ですが、我々は「安い」と言われながら不当にぼられている事は間違いありません。
もちろん意図があって私をサンプルとしたわけですが、それは政府だって同じことwww
どちらを信じるかはご覧になったあなた次第です(笑)
Posted at 2008/05/24 17:15:10 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記