快適な車内空気環境の構築! エアコンにHEPAフィルタを導入。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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クルマの中で一日中過ごしているわけではないので我慢していましたが。。。
やはりこの黄砂を何とかしたい!ということで、HEPAフィルタを試してみます。
HEPAフィルタであれば、0.3umまでの粒径を99.97%除去できますので、黄砂はほぼ完全に除去できることになります。
車載の空気清浄機がいろいろ売られていますが、まあ構造的に気休め程度にしか思えないので、ここはエアコンのフィルタをHEPAへ交換することで、外気導入時の黄砂の侵入を元から断ちます。また内気循環で使うと大風量の空気清浄機として期待できます。
クルマのエアコン用のHEPAフィルタを探しましたがあまりなく、BOSCHのHEPAフィルタを調達。
なお国内のBOSCHのサイトを見てもラインナップにHEPAフィルタはありません。品番検索してもでてきません。国内需要がないのか?
以下の海外サイトにあり。
HEPA Cabin Filter(6092C)
https://www.boschautoparts.com/p/hepa-cabin-filter-6092c-
50プリウス用のサイズでそのまま使えます。
ISO29463-3準拠、0.3umを99.97%捕捉可能。
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米国Amazonから調達。
箱がつぶれていましたが。。
2888円。
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デンソーのフィルタと比較してみます。
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風上側を比較。
HEPAフィルタの表面(風上側)には水色のやや粗い繊維の層が見えます。
プレフィルタとしての機能を持たせているのかも。
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風下側を比較。
HEPAフィルタの方は、濾材の目が細かいのでぱっと見は繊維が分かりません。
デンソーのフィルタの方はかなり粗い感じに見えます。黒く見えるのは活性炭の粒。
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そのまま加工なしでフィルタ枠にきちんと収まります。
前後端部はフィルタ枠とフィルタろ材との間に少し隙間ができるので、テサテープで塞ぎます。
エアコンユニットに取り付けます。
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HEPAフィルタは濾材の目が細かいのでデンソーのフィルタより圧損が大きく風量が低下するのではないか、というところが懸念点でした。
今回、デンソーフィルタとHEPAフィルタでの吹き出し風量の評価を行いました。
安価な風速計を調達。運転席側の吹き出し口の同じ位置の風速で評価。
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測定結果から、HEPAフィルタは、デンソーのフィルタと比較して、ファン速度最大ノッチで20%程度の風量低下となりました。
ファン速度設定を1~1.5ノッチ分、低くしたイメージです。
大風量が欲しい真夏の車内クールダウン性能は少し落ちるかもしれません。
まあ何とか許容範囲かと思いますが、この夏のエアコンの運用状況を見ていきたいと思います。
また、デンソーのフィルタより目詰まりによる風量低下が進みやすい気がするので、定期的に風量測定して確認しようと思います。
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