
ちょっと前のブログになります。
大寒波で関東地方が冷え切り外房、南房ともよい釣果が聞こえてこないので海を諦め山へ方向転換してみました。
千葉県には高い山はひとつもないですが、内陸の方はけっこう深い山の景色が見られます。
以前登った千葉県の最高峰、愛宕山でさえ408.2mです。
今回目指す南房総市の伊予ヶ岳も336.6m、登山とは言えない高さではあります。
だがしかし、千葉県では「岳」の名称が付いているのはこの伊予ヶ岳のみ、頂上は険しい岩場で房総のマッターホルンとも呼ばれている山なのだそうです。
調べてみると歩く時間はほぼ1時間程度のようなので寒い朝はゆっくりとスタートしました。
まずは登山口のある平群(へぐり)天神社(南房総市平久里中207)に向かいました。

神社の境内には登山者用の無料駐車場があるので車で来てもここで乗り捨てていけます。真冬の平日のこの日は3台ほどしか停まっていませんでしたがめいっぱい停めれば10~15台くらいは停められるでしょう。

時間はすでに11時でしたが車の外気温計は6度。寒っ!

吹きさらしの頂上はもっと寒いでしょうから身支度をしっかりして出発します。
トイレも境内にあります。

神社で安全祈願をして左側より入山します。
麓付近ではもう梅が咲いていました。

道はとてもよく整備されており不安な箇所はまったくありません。

途中、頂上付近が見える場所がありました。
噂通りの岩の頂が見えます。

息が程よく上がったところに休憩スペースの東屋がありました。
しばらく休んで景色を楽しみました。
さて、ここには看板がたっていて注意書きがあります。

ハイキングコースはここまでです。・・・・
気を引き締めて先へ進みます。
しばらく行くと岩場が現れました。
何本もロープが付いているので安全を確かめながら確実に登りました。

こういった箇所が頂上までに何箇所かあります。
正直、想像していたよりも厳しいと感じました。
休憩地点から15分ほどで頂上に着きました。テーブルや看板があり、岩の先端には手すりのついた展望スペースがあります。

ちょっと高所が苦手な私は足がすくみました。
景色は岩場で邪魔な木がないので房総半島を360度見渡せる絶景です。
残念ながらこの日は富士山は望めませんでしたが三浦半島まではしっかりと見えました。

写真の左の二つの山は富山、右の山は鋸山でしょう。
東京湾をはさんで右手の奥には三浦半島が見えています。
カメラを構えるため手すりから手を離すのがちょっと怖い。
しばらく休んで三角点のある隣の北峰へ向かいました。
やはり岩場を経て10分ほどで到着。

さっきいた頂が見えますがやはり切り立った岩でした。
あそこに立っていたかと思うと怖い、怖い。
さて、下ります。
やはり岩場は慎重に下り東屋のある休憩所で昼食。
頂上で食べるのもよかったのですがどうも足元が落ち着かないのでここまで戻りました。
南側の斜面なので日差しをたっぷり浴びて温かく感じます。
眼下の里の風景を堪能しながら頬張るおにぎりは格別です。
海の景色もいいですが、山の景色も清々しいものです。
またしばらく下って分岐点を今度は富山側へ降りることにしました。

こちらのコースは神社より西側の林道へ降りるコースです。
車道を20分ほど歩いて出発点の平群神社へもどりました。
林道の途中から伊予ヶ岳の全容をきれいに見ることができます。
こちらの角度からだとなるほどマッターホルンです。

車道を歩くのに抵抗がなければ同じコースで降りるより変化があって楽しめます。
釣果が望めない季節はハイキングで楽しむのもいいものです。
Posted at 2018/02/14 16:09:58 | |
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