ここひと月くらい外房のアジが好調らしいのですが、なかなか時間が作れず落ち着かない日々を過ごしていました。
天気予報では火曜日あたりから寒波がやってきて急激に冷え込んでくると聞き、ラストチャンスかも。と思い、月末処理も早々に切り上げて外房に向かいました。
日曜からの雨は月曜日の昼ころまでには上がる予定だったのですが、15時頃目的の港に着くと雨と風がすごい状態。
停めた車がゆらゆらと揺れるほどです。
ところがこの状況でも対岸の堤防で釣りをしている人が2~3人。
車の中からワイパー越しに様子を見ていると…どうやら釣れています。
釣れた魚が風に舞ってひらひらと動くのとで取り込みに苦労しているようではありました。
でも、確かに釣れています。
海の中の魚にとっては雨風は関係ないのか、外海が荒れているので港内に魚が入り込んでいるのかわかりませんが、情報のとおりお魚状況はよさそうです。
しかし、この天気の中、準備する気にもならずにいましたが、しばらく様子をみているうちに雨が止みました。
風も少し向きが変わったらしく山越しの風になって穏やかになってきました。
様子をみつつゆっくりと準備開始。
きょうは投げカゴ仕掛けとノベ竿仕掛けを用意してきましたが、風があるとノベ竿の軽い仕掛けは釣りにくいのでカゴ用の竿を準備。
仕掛けを整えコマセを詰めてエイっとばかりに港内に投げ込みます。
…し~~~ん…し~~~ん…し~~~ん。変化なし。
対岸の堤防では相変わらず魚があがっているようです。
天気も回復したのでさらに人が並んでいます。
私は人ごみを避けて対岸の船着場。
とにかく自分を信じて同じところへ投げ、しばらく待って巻き上げてはコマセを詰め替え投げるを続けます。
そろそろ曇り空と夕方で浮きが見えづらくなったころ。
さっきまで見えていた浮きがありません。
あれ?
竿を立て巻き巻きすると確かな重さを感じます。
ついに来ました。
それも6本針のサビキにアジが4匹付いて来ました。
カゴ釣りでこんな経験は初めてです。
目を離しているうちにコマセに寄った魚が追い食いをしたのでしょう。
俄然テンションがあがり浮きをLED付きに変え、できるだけ同じところへ投げ入れました。
つぎつぎと魚がかかり20半ばほど釣り上げるとぱったりとアタリが止まりました。
対岸でも釣れなくなったようです。
釣れない時期や時間帯ではよほどの腕をもっていないと釣果をあげることができないものですが、釣れるときには多少の腕の悪さや仕掛けの差はでないものです。
まあ、気分よく釣れたのでひとまず落ち着いて夕食準備。
途中のコンビニで買ってきた冷凍鍋焼きうどんをコンロにかけ、煮立つまでのあいだに今度はのべ竿仕掛けを用意しました。
わさわさとカゴ釣りをしている間に到着したときの強風がウソのように穏やかになっていました。
食後のお茶をゆっくり飲みながら、今度は手前にコマセを少しずつ撒いておきます。
のべ竿でのアジ釣りはサイズや数よりも釣趣重視。
一匹一匹の駆け引きと引き味を楽しみながら釣る釣りです。
暗くなり水銀灯の下に釣り座を取り、これも飽きない程度にポツポツと釣れました。
再び風が強くなり、アタリも少なくなったのでひとまず中断。
明け方の海の様子で釣りをするか帰るかを決めることにしました。
その後、近くのコンビニに走り、缶ビールとつまみを買って適当な駐車場を見つけ仮眠を取りました。
サブバッテリーを積んだので用意した電気毛布がぬくぬくと暖かいこと。
夜中、目を覚ますとまた風が強くなっていて、再び車を揺らすほどに。
これはとても明け方の釣りは望めないので帰ることに決めて、もう一眠り。
夜明け前、道路が空いているうちに帰路に付きました。
帰ってから数えたらぴったり40。
ひさびさに釣りを楽しみました。

写真はウロコを取ったアジです。
この時期、地付きのアジは冬を前に脂が乗っておいしくなっているはずです。
その晩、大きめのアジを何匹か選んで刺身に。最高です。

その他はお腹だけ出して丸干にすることにします。
釣りとは不思議なものでいい釣りをするとまたすぐに行きたくなり、
思い通りの釣りができなくてもまたすぐにリベンジしたくなります。
飽きることがありませんw
Posted at 2014/12/02 23:50:04 | |
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釣り | 日記