
どこまでも続くよLINK ECUの電圧問題。入力される電圧に対して、ECUで認識される電圧が低くなってしまう不具合があり、ECU本体を日本代理店で検査してもらいました。
結果、やはり
ECUの電圧キャリブレーションにズレが発生していることが判明。
安定化電源で入力電圧をふったとき、ECUで認識される電圧をプロットしたのが下の図。
線形性はあまり悪くないけど、明らかに入力電圧よりECUで認識される電圧低くなっている。きっちり計測してもらったのでありがたし!
すぐさま本国に送って有償修理は可能とのことだったけど、ご不動さんになるのは避けたいのでECUの設定を変更して対処することにしました。
バッテリー電圧が実態と異なって影響がでるのは、おおきくは2つ。
①インジェクターの無効噴射時間
②イグニッションコイルのドエル時間
①インジェクターの無効噴射時間
通常、電圧が低くなると無効噴射時間は長くなるため、今回の場合はそのままだと燃調が濃くなる方向。よって、計測結果をもとに「インジェクター無効噴射時間テーブル」の噴射時間を減らす方向に調整。
②イグニッションコイルのドエル時間
こちらも、電圧が低くなるとドエル時間は長くなるため、計測結果をもとに「ドエル制御テーブル」を減らす方向に調整。①と違って、ドエル時間が長くなりコイルに対して不安全側になっているので要注意。
あとは、エンジン保護の項目にある「システム電圧リミット」。デフォルトは18[V]だけど、今回の場合これでは実電圧はもっと高くなるため、15[V]に設定。。。だが、残念ながら18[V]以下に設定はできなくなっている。オルタネータのレギュレータを信じることにしましょう。
ついでに、アーシングケーブルを増強。エンジンヘッドとボディのアースケーブルも新品に交換。気分はヨシ。
長く時間がとれる期間があれば、本国に送って修理してもらいたい。
Posted at 2022/01/04 17:47:42 | |
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