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青箱中退者のブログ一覧

2020年03月18日 イイね!

実装その11:始動後増量補正継続時間をのばす

実装その11:始動後増量補正継続時間をのばすまたまた久しぶりの更新です。コロナウィルスの影響で1号君は小学校がお休みなので、有給を取っても自由時間がありませんです。もともとロードスターに乗れる機会はそんなに多くないのに、さらに減っているような。

--------
さて「温間始動における空燃比が薄い問題」だが、始動後増量補正にかかわるパラメータを変更し、状況を再現してみた。変更したパラメータは、二つ。
・始動後補正ホールド時間:噴射増量補正量の一定継続時間
・始動後増量補正減衰時間:噴射増量補正量の減衰時間


両方とも20秒に設定した。
その結果のログが↓の画像。



最下段の空燃比のログを見ると、黄色矢印の間は補正値が機能しており、薄さは改善されている。(それでもA/F15.5位なので薄いけど)
それ以後は、増量値の減少(減衰)にともなってA/F17位でとどまる結果となった。

燃料の補正値の継続時間を延ばすことで、空燃比がうまく補正されることが確認できた。あとは、増量補正値を大きくして、継続する時間をもっと延ばせば完了♪と考えていた。

しかし、始動後補正ホールド時間、始動後増量補正減衰時間は、ともに20秒が最大の設定値であった。。。


現状できることは、始動後増量補正値と暖気(増量)補正値を大きくするしかソフト的な方策はなさそうである。あるいは、空燃比フィードバックを有効にすることだろうか。(あまりやりたくないけど。)
吸気温計をインマニに移設して、モデル化モードに移行しろ!ということかもしれない。
Posted at 2020/03/20 15:19:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | LINK ECU | クルマ
2020年02月03日 イイね!

復習2:始動後増量補正の減衰率について

復習2:始動後増量補正の減衰率について前回の投稿において疑問となっていた「始動後増量補正の減衰率」を実際の始動時のログで確認してみた。
①冷間始動のケース
②温間始動のケース(暖気補正がゼロ)

疑問点1は、
「水温ごとにテーブル値を設定するが、使用される数値は”クランキング増量補正”から”始動後増量補正”に移行したタイミングの水温における数値であるか。」

疑問点2は、
「減衰率は、”始動後増量補正”に移行したタイミングの水温における補正値が減衰時間経過後にゼロになるように決定されるのか。」

タイムプロットの移行ポイントを以下のように定める。

 A:クランキング補正から始動後増量補正に移行したポイント
 B:始動後増量補正が一定値から減衰状態に移行するポイント
  (A-B間は、ホールド時間)
 C:始動後増量補正から暖気補正に移行するポイント

それでは、ログの補正値のタイムプロットをみてみよう。

①冷間始動のケース 


A
水温:11[℃]
始動後増量補正:129[%]
時間:12.336[秒]
(マップから読み取れる補正値は、水温11[℃]では129[%])

B
水温:11[℃]
始動後増量補正:129[%]
時間:16.853[秒]

C
水温:12[℃]
始動後増量補正:45[%]
暖気増量補正:45[%]
時間:30.360[秒]

ホールド時間は、
16.853 - 12.336 = 4.5[秒]
(マップから読み取れる値は、水温11[℃]では4.5[秒])

減衰時間は、
30.360 - 16.853 = 13.5[秒]
(マップから読み取れる値は、水温12[℃]では14.4[秒])

実際の減衰率は、
(129 - 45) / 13.5 = 6.2[%/秒]

②温間始動のケース(暖気補正がゼロ)


A
水温:86[℃]
始動後増量補正:6.4[%]
時間:4.261[秒]
(マップから読み取れる補正値は、水温86[℃]では6.4[%])

B
水温:86[℃]
始動後増量補正:6.4[%]
時間:4.949[秒]

C
水温:86[℃]
始動後増量補正:0[%]
暖気増量補正:0[%]
時間:6.866[秒]

ホールド時間は、
4.949 - 4.261 = 0.69[秒]
(マップから読み取れる値は、水温86[℃]では0.8[秒])

減衰時間は、
6.866 - 4.949 = 1.917[秒]
(マップから読み取れる値は、水温86[℃]では1.6[秒])

実際の減衰率は、
(129 - 45) / 13.5 = 6.2[%/秒]

疑問1については、「移行したタイミングの水温における数値」という仮定が
正しいと考えられる。
しかし、疑問2についてはマップから読み取れる値と比較して微妙に時間が異なっており、どのように数値が決められているか明確にはならなった。

そこで極端ではあるが、暖気補正値が始動後増量補正値より大きいケース③を
みてみたい。

③温間始動(暖気補正値>始動後増量補正値)


A
水温:55[℃]
始動後増量補正:15.0[%]
時間:4.283[秒]
(マップから読み取れる補正値は、水温55[℃]では15.0[%])

B
水温:55[℃]
始動後増量補正:15.0[%]
時間:6.682[秒]

C
水温:55[℃]
始動後増量補正:20.5[%]
暖気増量補正:21.0[%]
時間:11.617[秒]


ホールド時間は、
6.682 - 4.283 = 2.4[秒]
(マップから読み取れる値は、水温55[℃]では2.3[秒])

減衰時間は、(減衰してないけど。。。)
11.617 - 6.682 = 4.9[秒]
(マップから読み取れる値は、水温55[℃]では4.5[秒])

実際の減衰率は、
(20.5 - 15.0) / 4.9 = 1.1[%/秒]

ここから言えることは、減衰率(減衰状態)は暖気補正の値に依存するということである。

”始動後増量補正”に移行したタイミングの水温における補正値が、減衰時間経過後にその水温における暖気補正の値に等しくなるように減衰率が定められると推測できる。

始動後増量補正の各種テーブルを弄っていく際は、暖気補正の値をうまくシンクロさせて数値を定める必要がありそうである。

以上

Posted at 2020/02/03 00:26:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | LINK ECU | クルマ
2020年01月25日 イイね!

復習その1:冷間始動チューニングパラメータの復習

復習その1:冷間始動チューニングパラメータの復習うすうす問題を解決するにあたり、エンジン始動時のセッティングを復習しておくことにした。
LINK ECUの冷間エンジン始動時の燃料補正は、大きく4つのフェーズがある。
うすうす問題には、”始動後増量補正”がキーパラメータになるが、順にヘルプを復習してみた。


①始動前噴射


あらかじめインテークポート、インテークバルブを湿らせることで、のちに噴射したガソリンが壁面に付着してしまうのを防ぎ、冷間始動をスムーズにすると理解している。

・始動前噴射モード
キーON、キーStartPosn、オフを選択できる。
デフォルトは、キーStartPosnとなっておりスタート位置にキーを回した時に
指定した燃料が噴射される。ただし、NA8のシリーズⅡはコストダウンの影響なのかStartPosn信号がないためキーONを選択している。キーON設定で、今まで特に問題はない。オフだと始動が困難になると思われる。

・始動前噴射テーブル


横軸が水温、単位は[msec]の噴射量のテーブル。
デフォルトでは80℃以上はゼロになっているが、私は少し数値を入れている。
単位が時間なので、インジェクターを交換して単位時間噴射量が変わった場合は注意が必要かも。


②クランキング増量補正


スターターモーターがクランキングされている間の増量補正。
完爆前のエンジン回転数が400rpm以下のときに機能する。ただし、クランキングホールド時間[秒]テーブルで規定した時間だけ400rpmを超えても保持される。
このときは、始動後増量補正との合算分が補正量になる。
結構な補正量だが、さじ加減はよくわからない。全てデフォルト値のまま利用していて問題なし。
クランキング補正テーブルの単位は[%]であり、水温を軸にしたテーブルにより
補正量(ベースパルス幅に増量する割合)を規定する。

・クランキング増量補正


・クランキングホールド時間テーブル



③始動後増量補正


エンジン回転数が400rpmに達した後の冷間始動時の補正。
まずホールド時間テーブルで規定した時間[秒]、始動後増量補正テーブルに応じた一定量の補正[%]が入る。減衰時間テーブルで規定した減衰時間[秒]が経過すると、始動後増量補正はOFFになる。
減衰率の最大値は、50 %/秒。
すごく減衰時間を短くしても、その時間で始動後増量補正がOFFにならないこともありうるということかな。

ただし、その時の水温に応じた暖気増量補正と同じ数値になった時点で、始動後増量補正はOFFになる。
他のフルコン(フリーダム、メガスクなど)と異なり、暖気増量補正との合算でない点に注意が必要。
1項目のテーブルで管理できるので、セッティングしやすいのかもしれない。

水温ごとにテーブル値を設定するが、使用される数値は”クランキング増量補正”から”始動後増量補正”に移行したタイミングの水温における数値なのだろうか。。。
減衰率は、”始動後増量補正”に移行したタイミングの水温における補正値が減衰時間経過後にゼロになるように決定されるのだろうか。。。
ログで確かめてみたい。


・始動後増量補正テーブル
横軸が水温、単位は[%](ベースパルス幅に増量する割合)の噴射補正量のテーブル。


・始動後補正ホールドテーブル
横軸が水温、単位は[秒]の噴射補正量の一定継続時間を規定するテーブル。


・始動後増量補正減衰時間テーブル
横軸が水温、単位は[秒]の噴射補正量の減衰時間を規定するテーブル。


ほぼデフォルトにままで使用している。
うすうす問題のログで空燃比が落ち着く時間(約2分)からすると、明らかに短いように感じる。


④暖気補正

エンジン水温に応じた噴射補正量の補正。
エンジン始動時だけではなく、暖気後の通常走行時にも機能する点に注意が必要。
(真冬の高速道路なのでオーバークール状態になり、通常より水温が低くなったときには増量されてしまう。)


・暖気補正テーブル
横軸が水温、縦軸がTP(スロットル開度)[%]、単位は[%](ベースパルス幅に増量する割合)の噴射補正量を規定する3Dテーブル。
アイドリングしているときの方が、走行時より補正量が大きくなっている。

デフォルトのままでは、暖気後の水温低下時(80℃台)に増量されてしまうので、横軸に85[℃]の列(数値はゼロ)を追加して使用している。



(テーブル数値は、Mazda MX5 G4+ Xtreme Plugin.pclrより)

以上
Posted at 2020/01/25 19:26:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | LINK ECU | クルマ
2020年01月19日 イイね!

実装その10:始動時の燃調

実装その10:始動時の燃調冷間時始動を含めたセッティングは、時間がかかるなあ。
普段走る分には特段問題もないため、ノンビリといきたい。

さて、色々な状況でログ取りを進めてみた。
①冷間時始動:完全に冷えた状態から始動
②温間再始動:60℃程度まで水温低下してからの再始動
③温間再始動:暫く停止後に水温下がる前に再始動
④温間再始動:停止後すぐに再始動

①冷間時始動:完全に冷えた状態から始動


完全に冷えた状態(水温10℃)から80まで温度上昇するまでロギング。
水温10℃から40℃くらいまでは、ちと濃すぎる感じかな。反対に70℃付近はもう少し濃くした方が、アイドル時の空燃比が安定しそうな感じ。ここは、暖気補正の値を変更しておこう。
いずれにしても、極端に薄くなることはなく、暖気補正が機能していることが確認できた。

②温間再始動:60℃くらいまで水温低下してからの再始動


こちらも、暖気補正が機能し、やや濃いめの空燃比(13.5から14.0程度)で維持した状態でアイドリングしており大きな問題はなさそう。

③温間再始動:暫く停止後に水温下がる前に再始動


「実装その9:温間始動時のうすうす燃調」を書いた後に気になっていたのが、デューティーの値が小さいこと。そもそもデューティーが小さい領域に貼り付いていて、アイドリングコントロールが十分にできていない状態にあることを疑った。
そのため、アイドリングのエンジン回転数調整用のアジャストスクリューを閉じ方向に調整し、アイドリングコントロールバルブの調整幅を大きくする方向にしてみたのが上の図。
が、また再現しました”うすうす燃調”。デューティー値は少しばかり大きくなり、トータルでの吸気量は減る方向ではなく、燃調は薄くなった。

④温間再始動:停止後すぐに再始動


③と同じ状態で、十分暖気が済んだ状態でエンジン停止後すぐに再始動したログが④になる。始動後、20秒経った時点での空燃比は14.7付近を示しており、目標の空燃比になっており全く問題がないことが確認できた。

「実装その9」でフランソワ・アルヌ~ル♪さんにコメントいただいたように、吸気ポートの温度変化が起因しているとほぼ確信した。

これって結局、”充填温度補正”ではなく”吸気温燃料補正”のみで胡麻化しが効かないことを示しているのかもしれない。。。
ただし、今回の問題はエンジン始動時に限るため(夏場の渋滞でも冬の巡航でもそれほど空燃比がおかしな値になっていない)、”始動後増量補正”や他の補正項目でなんとかできないか考えてみたい。

つづく
Posted at 2020/01/19 17:56:32 | コメント(3) | トラックバック(0) | LINK ECU | クルマ
2020年01月06日 イイね!

年末年始のデキゴト

年末年始のデキゴト遅まきながら、明けましておめでとうございます。

年末年始はみなさまどのように過ごされたでしょうか。
当方、家族(1号君)のインフルエンザが連休初日に発覚し、帰省の予定も見直してドタバタの年末年始となりました。

12月28日(土)
1号君、インフルエンザA型発覚!!


12月29日(日)
2号君とともに愛する宮ケ瀬湖に避難!?
ロードスターに乗れる機会を得たからシメシメ・・・



お昼ご飯はもちろんオレンジツリー♡



12月30日(月)
随分前に購入してから一緒に寝室でおねんねしていた藤壺のエキマニを召喚。
意を決して、バンテージを巻き巻きに挑戦することに。まずは、各気筒の長さを計測するためにナイロン?テープを巻いてみた。本番は、次の日。
1号君、イナビル投入も37度付近で熱が下がりきらず。



12月31日(火)
1号君、37度よりは熱は下がったけど体調はイマイチ。元旦から私と2号君で先に車で帰省することに。。。

外は12月とは思えない陽気だったので、庭でエキマニにバンテージを巻き巻き。これでいいのか!?的な大晦日でありました。チクチクしないバンテージを選択したけど、念のためゴムグローブを着けて作業しました。エキマニに手脂つけたくないしね。
朝から始めて、寒くなってきた夕方には完成!!



1月1日(水)
朝6時に起きて、7時半過ぎに兵庫の実家に向けて出発!
さすがに元旦は高速道路の渋滞はほぼなし!!
13時半ごろには兵庫に到着した。すっげー楽でした。
遅めのお昼は、おせち料理をいただきました。
2号君、年中さんなのに趣味がしぶくて、おせち料理なんでもパクパク。
えらいえらい。



夜ご飯は、関西に帰ってのだから(?)お好み焼きをリクエスト。



というような、食べてばかりの正月三が日を過ごしてしまい、2kg増量してしまいました。

1月4日(土)
帰りは、一番渋滞すると予想されていた3日を外して4日の15時過ぎに出発。関西の高速道路が壊滅的でした。たぶん、初詣に行く人とUターンラッシュのダブルパンチになっていたと思われます。京都がねえ。
結局、日がかわるギリギリに神奈川まで帰還できました。まあ、ひと昔前に比べれば新東名、新名神が開通して随分ましになりましたよね。

1月6日(月)
もともと休暇を1日伸ばして有給を取得していたので6日もお休みでした。
我慢ならず、浅間台スポーツランドに走りにいくことに。しかし、1号君はまだ冬休みなので、初めて助手として連れていってみました。



ビデオ係として、かなり頑張ってくれました。
クルマは好きなので、それほど退屈はしてなかったみたい。
そんなベスト動画が以下。なかなか上手くなりました。アリです。



以上
Posted at 2020/01/13 21:35:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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