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Erozettaのブログ一覧

2019年03月05日 イイね!

デザイン重視のGTカー

取り回しの悪さに目をつぶれば、車の出来は素晴らしく良い。静かで、安楽で、まったりと回る古いV6の感覚も優雅で、フランス人によるフランスのためのグランツーリスモ。つくりの大胆さからくる異文化感が魅力のクルマ。デカくて見通しわるくて曲がらねぇとか、リアに申し訳程度についているカップホルダーかま全くつかえねぇとか、当時ですらナビが古すぎるとか、右ハンだとブレーキがプアとか、理性で細かいことを評価せずに、何も考えずに高速をダーーっと走ると幸せになれる、そんなクルマ。
Posted at 2019/03/07 18:24:20 | コメント(0) | クルマレビュー | クルマレビュー
2019年03月03日 イイね!

巷で話題のcx-8に乗ってみた。

暫く前になるけど、CX-8 XD-Lに乗ったので感想。別にもってるツイッターアカウントのほうで、いつか呟いた気もするが、覚えている範囲でメモしておこうと思う。巷で話題にもなっている事だし。

まず外装・内装のぱっと見の印象としては、悪い意味での国産車感があまりなく、お?これなら乗ってもいいかも、と思わせるレベルにあると思う。
ボディパネルを叩いてみると薄っぺらさはあるけれど、外鋼板のあわせ面の合い具合や隙間も十分綺麗だし、塗装もノンプレミアムとしては悪くない。
若干凸凹感はあるけれど、これくらいのツヤっぽさが出てれば、コーティングに出せば結構いい感じに見えると思う。

特に内装についていえば乗り出し350〜400万円台のクルマとしては異常ともいえるほど力が入っていて、ウッドやソフトパット仕上げ+臙脂茶の裁縫がしっかりされている合皮とソフトな本革に覆われており、一昔前のマツダのイメージでいるとカルチャーショックを受けるかもしれない。
国産車によくある「木目調」でもないし、ギラギラでもない。
簡素で落ち着いた雰囲気も若干あるので、ちょっとお洒落をしてお出かけしたい気分にさせる素養はあると思う。

ただ、コストの関係なのか、設計者間でのコミュニケーションが不足しているのか?、よくよく眺めてみると、同じ黒のテイストでも見た目やさわり心地に微妙な差があったりして頑張っている割に、質感が低くみえるのがとても残念。
力を抜くところはしっかりコストカットはしてよいとは思うが”魅せる”という部分まで気遣いが出来てない感じがある。
そのへんは3シリーズとかも結構雑というか、やっつけ仕事感がある部分もあるので、それくらいの方が親近感が湧く、という側面もあるけれど。
最近のマツダは、日本的なミニマルっぽさを重視しているとおもうので、ニュアンスをもう少し大事にすると凛とした雰囲気がでていいとおもう。


走り出すと、近年のマツダ車の共通の感覚で、とても素直でいい子。という印象。
若干ブレーキストロークが長めだったり、ステアリングの中立付近が詰まりすぎで動きが過敏だったり、インフォメーションに雑味があったりと、少し気になるところはあるけれど、オーバーオールでみれば、適度に軽い操作で、ほぼ思ったように車が動いてくれる。
国産車に慣れている人には「ブレーキが効かない」とか「うごきがモッサリ」とか言われそうだけれど、とても走る曲がる止まるのコントロール性がよく、”商品性”とか”お客様の声”いう謎の理論で、動的特性があまりねじ曲がっていないのに好印象。

一方、コーナリングや交差点では、マスの大きさを強く感じ、すごいデカくて重い車を運転している感覚がある。
ディメンジョン的にものすごく大きいのかな?と思ったけれど、寸法的には常識的なサイズで、床専有面積はXFの方が大きいのね。
背が高く、座席も追加されていることで100キロ重いデメリットがモロに出ているとも考えられるし、X5とかはでかくて重い割にそんな重さは感じないので、哲学が異なるんだろうなぁと言う印象。鷹揚な割に感じる若干の過敏さはダイゴナルロールにこだわりすぎのセッティングの問題?とも解釈が出来るけれど。
まあ「デカイんだからでかい感じがしなきゃあぶねぇだろ!」と言われればその通りで、ファミリーで移動する事を考えると、この重さからくる鷹揚な動きはポジティブな方向だと思うし、ズボラ運転じゃなくてしっかり基本通りに運転すれば、ちゃんと車はついてくるから、お父さんの運転も丁寧になりそうだしありっちゃあり。
最近のプレミアムブランドSUVにある外界からの断絶感が強い作りより全然よいとおもう。

ただ…ちょっと改善が必要なのは、酔いを誘発する動きが出ている事。特に2列目。
サスアームの剛性、若しくは、フロアの剛性が足りず、ギャップを乗り越えた時にブルブルっとした震えとボディ前後のワナナワしたヨレ感がある。実はこれ、所謂6世代商品全てで気になっていて、コスト的な問題か根本的に何か漏れがあるのかもしれない。まぁA4もCも程度の差はあれど気になったから、ジャガー2台のおかげでアルミボディ慣れのせいも存分にあるんだろうけど。
フィードバックがあるのは良いのだけど、一つの振動に対して、山の先端が2つもしくは3つになっている感覚があり、情報の鮮度が悪いイメージ。実際5世代なんかはドカドカくる突き上げはあったがブルブルンはなかった記憶があるから、商品性と理想、理想とコストのせめぎ合いがあるのかも。

また、謎のフラフラ感があって、それに加えて、シートレール剛性が低いもんだから、左右位相が車の動きから少しズレながら身体があっちこっちに微妙に揺れる。これ三半規管が、めちゃつらい。
しかしながら、嫁さんはフラフラは感じないのことで、、、なんとなくだけど、うちのジャガーくんと同じ運転者起因の揺れ、乗り心地の違いの可能性はある。
初期ダイアゴナルにこだわる影響でかなり初期応答で車が傾くから「緊張」や「実力」が影響して、クルマの運転セオリーがわかってない人が運転するとフラフラが感じられるのかな、という気はする。これ、もう少しステアリングにダルなところを作るとか、セオリー通りに運転しないとダイアゴナルしないとかやり方は無くはないだろうけど、、、日本みたいにキュッって曲がるのがスポーティという誤解があったり、適正なGがかからん市場では両立が難しいか?従来の商品性みたいな指標は捨て去らないといけないから思い切りがいりそうな領域。
フィードバックが的確じゃないわけでもなく、そこそこ反応は帰ってきていていいし、個人的にはいい方向なのだけれど…うーん……なやましい。

ということで、個人的に感じた酔いの問題で、ちょっと微妙なの評価になってしまったけれど…普通にその辺で走っている国産車よりはるかに運転はし易いし疲れにくいとは思うので、時間を長めに走らせてみて家族が酔わないのであれば、積極的に選んでも良いと思う。

内外装の雰囲気や動力性能、燃費、修理代の安さ、ディーラー網の充実、すべてをみてみてここまでバランスがとれて400万円台で買えるクルマはなかなかないんじゃないかな。
良く見てみるとスカイプランという残価設定型ローンの価格保証率が50%越と異常に高いこともあって、B〜Cセグメント位の値段で…と思っているひとも、意外と買えちゃう感じがすごい。

CX-8についてまとめてみると…
世間一般の「ミニバンは絶対嫌だけど、空気をたくさん運んでいる車じゃないと妻がゆるしてくれない」という不憫なお父さんにおすすめの一台。
ミニバンのような白物家電的商品を選ぶことで、無味乾燥の味気ない生活なり、それがストレスを感じるならば、CX-8を選んだ方が豊かな気持ちで日々を過ごせると思います。
家族がなんと言おうと、高い金をだしてまでストレスを受けるのは健全ではないし、お父さんがストレスなく気持ちよく過ごせることで仕事も家族サービスも頑張れると考えれば、
CX-8のコストベネフィットは高く、スライドドアがついているかどうか?なんて問題は、全くもって制約条件になりえないとおもうのだけれど、どうだろう。
まあ、根本的に、旦那さんのみ働いている家庭なら、財布を持つのが妻のみ、というのが間違いで 家庭の予算の範囲で、最低限家族が乗れる「好きな車」を買って文句言われる筋合いはないし、車好きの旦那からみれば、謎の制約をかけてるくのは、化粧品の事を知らない旦那が口出してきて「わしの基準以外は買うな」というのと同意なこと、共用品か?は関係なく、自分ごとにすれば、心理的には、ものすごい腹が立つのはわかるよね。わかっています?そこの奥さん。
Posted at 2019/03/04 17:27:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマレビュー | クルマ
2019年03月01日 イイね!

25tの走り

25tの走り峠を走らせた時の感想をまとめてみた。

うちのXFは25tってこともあっていわゆる偉い人を乗せてもまあギリギリ許されるビジネスサールーンって性格もあると思うのだけれど、峠を走らせてみると、やっぱりドライビング体験を売りにしているジャガーなだけあって、でかい図体を感じさせない爽やかな乗り味が好印象だった。

最初の記事で八方美人だの器用貧乏だの、褒めてるつもりだけどイマイチ褒めた感じがしない記事をかいたけれど、山道でも意外と印象は変わらず、そこそこハイペースで街中やバイパスと特に大きな印象の変化はなく、スイスイと気持ちよく走れる。
不思議と、あと何mm寄れるな…みたいな直観は働かないのだけれど「ちょっと寄せよう」とおもえば白線くらいまでにはきっちり寄せられてしまってちょっと逆に怖い感じ。
「ギリギリまで寄せよう」くらいになると、ほんまギリギリなので、感覚的に正確すぎて気をつけないとミラーくらいはヒットしそう。

ボヤッとしたニュアンスなのに、なんでそんな直感的に操作できるのかは謎ではあるけれど、全体的にぼやっとしたフォーカスの中でも一番「嵌った」と明確に感じたのは、「S」モードにして、目がつりあがらないくらいの速度で、中高速コーナーがある道を走っている時。
具体的には、最高速がイギリスの田舎道の制限速度前後くらいのイメージで、スムーズに走ろうとしたとき、最も車が輝いていた。

弱ブレーキで若干前下がりになりながらコーナーに入っていき、コーナー中盤でぐるっと重心が円を描くように回っていって、加速しようとアクセルを踏むと燃焼感が伝わってきて、すっと速度が立ち上がるという一連のタッチフィールや過渡特性に齟齬が無く、且つ、そこからS字切り返しがあっても、中立付近のタッチの消失や車の挙動の乱れが一切なく、重すぎず軽すぎず、丁度良い動きで繋がっていく。
びたっと張り付いて離れないような…いわゆる並行ロールの動きじゃなくて、ダイアゴナルな傾きを足を動かしながら作って、しなやかに荷重が回っていくのが分かる。
解説すると長いのだけれど、この連続的な動きが肩肘張らないでも、街乗りの延長線上の感覚で上手いくのがとても気持ちが良い。

ダイナミックモードにしてもう少しペースを上げていくと、ちょっとパワステの重さが上がってきて「わざとらしさ」が感じられたり、ブレーキのタッチの軽さが気になってきたり、上屋の動きが大きめに出てきてあーもうすこし足回りを固めたいなぁ…という気分が出てくる。
あと、やっぱり4気筒だから…鼓動感は心地よいけれど、御世辞にも音は官能的とはいえないから、盛り上がりに欠けるなぁ…とか、雑念が浮かんでくる。

舵がついてこないとか、とっちらかるとか、そういう低レベルな次元のお話は僕のような素人運転ではまったく起きなくて、鼻先が軽くて素直にまがるし、DCSをカットしない限り、舵角に応じて出力が結構調整されてるようで、ググッと踏むと曲がりは助けてくれるけれど意外とリアが滑らないので心理的な余裕まである、
だが、余裕があるが故に「可変サスだったら…」とか、「6気筒以上だったら…」という欲が出てくる。
その雑念が気持ち良さをスポイルするというか、無意識の運転から意識的な運転に変化してしまうのが気になってくる。

なので峠でガンガン行こうぜ!って排気音をバリバリ言わせたいっていう層でセダンがいいわ!というならばXF-Sとか、
速さがあればって人はP300とか…もっと上のグレードを選んだ方が幸せになれるのかな?とおもう。(先代みたいなV8つんでみました、ってのもええと思うんだけど、やっぱ売れないのかな。。。)

とはいえ、高性能セダンってどこまでも速く走れちゃうだけで、上を見ればきりがないから、どうせならF-typeとか、ケイマンとか…やっぱスポーツカーっぽい車を増車したほうが満足できるのかも。
個人的にはそういう用途ならマツダのロードスターがおすすめで、あれならランニングコストも安いし、頑張って走ってもそんなに速度が出ないから、見栄を張らなくて済む、ゆるーい楽しいカーライフを送れると思う。
三代とも全部乗ったけれども、やっぱりNAがオススメかな…時間とコストはかかるけれどメーカーでのリフレッシュプランもあるみたいだし、車庫に、グリーンのボディにナルディのステアリングとタン幌のロードスターと、ジャガーXJと、トライアンフなんて止まってれば、ニヤニヤが止まらないと思う。

XFの話に戻って…逆に、日常使いもして、普段は高速とか峠を走るとか、、たとえば中国道みたいな高速ワインディング的な道を気持ちよく走りたいとか、別にまあ燃費もそこそこでいいし、速さはそんなに求めてないよ。普段使いも出来るセダンがいいけれど、そこそこ気持ちよく走れるのがイチバン!っていう層には中間グレードはオススメだと思う。
Posted at 2019/03/01 21:59:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | jaguar | クルマ
2019年02月28日 イイね!

XFの気になるところ

XFの気になるところ確定申告で聞きたいことがあるから会場にきたはいいものの、ジジババが多すぎて待ち時間やばいので、暇つぶしにXF気になる点について書いてみる。

まず一つ目。走っていて、ちょっとアレ?っと思ったのは、荒れ具合が左右バラバラの凸凹路面を走っている時にユラッとした横揺れを感じるところだ。
この辺は、古いプラットフォームを使っていたS-typeや旧XFは、コンプライアンスで逃げながらも、ストローク感や振動の伝わり方が違う感覚があった記憶があるし、リアにエアサスをつかうXJ X351や、同じくリアがオートレベリング機能つきのXFスポーツブレーク、可変ダンパーのXKではあまり感じられなかったことを考えると、インテグラルリンク+非可変ダンバーのバネサスを使うXFの固有の問題なのかな?と思う。
アルミボディ特有の剛性のビシッっとした感覚も薄まっているように思えるので、非可変バネサスだと、乗り心地や走行ノイズとハンドリングのバランスが難しくて、定石どおりにブッシュで逃がしてるかな?という感じ。
それでも、エアサスモデルよりリアからのノイズが少し大きめだし、若干動きが大らかなニュアンスは感じるが…落としどころはこの辺というのは分かる。
ボインボインした揺れではないので、気持ち悪くは無いのだけれど、まあこの辺は廉価版ならではの問題で「ちゃんとしたグレードを買え」ってことなのかも。(もしくはタイヤのゴム感が失われるのがいやで18インチタイヤを選んだから、ちょっと全体のタワミが大きすぎるためか?)

二つ目。地味に気を付けないといけないのは、ドアウインドウから比較してドア先端がすこし飛び出ている事。
実際の寸法的にはそんなにはみ出てはいないけれど、同じ6ライドのA6なんかよりも、ウインドウのパーテイングラインが寝ていて、室内から見た時のこんなもんかな?という感覚とドア先端の距離のギャップが大きい感覚がある。(リアシートが広く関係でドアの長さが実際長いのか?という気もするが、測ってないのでなんとも言えない。)
割面の考え方として、パーティングラインの美しさを重視しているのは明白で、ウインドウラインからの目算で、「これくらいなら余裕かな?」ってノールックで開けると、隣の車との隙間がかなりシビアになっていてびっくりする。
またその影響もあってドア先端が尖がっているのだけれど、この先端が丁度、幼稚園〜小学校低学年児の顔くらいの高さにあるので、PAとかでは子供等がいないか?をしっかり確かめる必要があるかも。
まあこれはドライバーが紳士的に同乗者のドアを開けてあげれば問題がないし、実用性重視のHBから乗り換えたこともあって、ちょっとした差に敏感になっているという事もあると思うけれど、一応気にしておいたほうがよさそう。

三つ目。これはちょっとただの手抜きだと思うんだけれど、トランクルームの作りがいくらなんでも雑すぎるというところ。
トランク上面に内装材がないのは確認していたけれど、ちょっと奥の方を覗いてみると、サイド面の内装材が途中でぶった切られていて、フロアボディにも制振用の接着剤の塗布や、吸音材もがみられず…ようは、フロアノイズがそのままリアシートに透過されちゃうつくりになっている。
そのため、普段は静かな室内なんだけれど、中国道や日本の田舎道に見られるツブザラ路面になると、高めのロードノイズが侵入してきて一気に煩くなる。
これはボディがアルミだから高周波を通しやすかったり、車高が比較的低めでルーフも低めという音には不利な作りであることも要因としてあるんだろうけど、いくらイギリス人がおおざっぱだとはいえ、もうすこし何とかならんかったんかいね…XJもXKももう少しちゃんとつくってたやん…と言いたくなる。幸い?個人レベルで手は入れやすいところなので、あとで内装材をはがして色々対策はしてみるつもりではあるけれど、まあこれは愚痴みたいなもんかな。

あとは…バックカメラが高頻度で切り替わらないとか、ごくまれに始動ミスが起きるとか、内装組み付け精度悪いとか、
なんかメキメキ、ゴソゴソ、カサカサ音が何処からともなく聞こえてくるとか、ナビが国内では悪名高いNNGでめっちゃテクニカルな道も案内するとか、フロント・リアのセンサーが敏感で警告が速めに出過ぎ…とか、カップホルダーの謎のデッパリが邪魔で意外とカップが入らないとか、etc…言い出せば、まあ色々あって不便は感じるが特に不満ではない。
どれも、定常的におきる現象じゃないし、おいおい流石ジャガーだなぁ!(褒めていない)って、笑って許せるレベルの話だしね。
部品の劣化がどれくらい抑制されてるか?がちょっと気になるところではあるけれど。。。まあそれは追々わかるでしょう。

ぶっちゃけ、そういう細かい事が気になる性格ならニッチ商品は買わないで、トヨタ系に乗ったほうが幸せになれると思う。
旧LSの最終モデルなんて、国産の大型セダンとして、また、最近のトヨタ系としても、比較的クリーンなデザインで小綺麗にまとまっているし、謎のトゲトゲがついてたり成金っぽい内装の新型より、堂々とした正道の大人って感じで、逆によいとおもうので、如何かしら?

運転していて楽しくもなんともない上に内装の質感がいいってなんだろう…?とちょっと思わなくもない所はあるし、ちょっとだけ酔いやすかったけど…殆どのクルマでリアに乗ったら必ず酔うボクほど三半規管が弱いひともなかなかいないと思うから、旧LSくらいならリアに人を乗せてもまず文句は言われないハズ。

ということでなんの話かわからなくなってきたのでこの辺でまとめると、動的質感にはあまり不満はなく、一先ず使ってみても直ぐに降りる気にはならなくてよかったかな。
Posted at 2019/02/28 15:27:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | jaguar | クルマ
2019年02月27日 イイね!

P250と25tの違い

P250と25tの違いXFを買う前、インジニウムガソリンのP250と、フォードエコブーストの25tの違い、結構気になっていた。

というのも、うちの子を手に入れた時は、2017年モデルの新古車やインジニウム切り替えによる在庫車放出などあって、両方のモデルが市場に流通しているときで、どっちのほうがええのかなぁ?と悩んで、P250は試乗に行った経緯がある。
新車しかターゲットにない方にはあまり関係ないのだけれど、安く新古車をゲットしよう!とか、高年式の中古ってどうよ?っていう層にはこの違いってどれくらい差があるの?ということが気になるじゃないかとおもって記事を書いてみる。

前提として、ひとまず、今のグレードにはP200とD180とかあるけれど、そのあたりは置いておく。
P200は、ちょっと車格から考えるとアンダーパワーというか、523i相当のエントリーモデルだと思ってもらえばいいと思う。ボクは買う当初は「必要十分」だと思っていても「馬力たんねぇな!」っておもう性質だから、候補にすら上がっていないけれど。
また、D180は、エンジンだけかけさせてもらったけれど、まあよくある2Lディーゼルのスペック+αの割に、”比較的”静かだと感じたので経済性を考えるとコレ一択なのかも。
ただ、ボクとしては、やっぱりディーゼルの振動感が優雅な見た目のセダンやワゴンには合わないなぁと感じてしまうし、これまでの経験上、普通にのっていたら明らかにディーゼルのほうがよく走るんだけれど、速度が乗ってきたときの息切れ感がもどかしいし、ドラマ性を感じないのがどうも感覚に合わないので真面目に検討はしていない。
中古市場をみてみると、なぜかディーゼルモデルはかなり急激に値段が下がっているので、ディーゼル好きの方は色々選べてよいかも。

で、新エンジンのP250の印象としては、きわめて「優等生」なエンジンであるということ。
最近のダウンサイジングターボ的…といえばその通りで、ターボラグも感じさせず、淡々と回って、すーーっと速度が伸びていく。
どこからでも過不足なくパワーが盛り上がっていくので、兎に角落ち着いて走り易く、何故か車両感覚がつかみやすいXFの特性と相まってすぐに体に馴染むグレードだなぁと感じた。
また、振動の粗さみたいなものもあまりないし、回転感が生ぬるいというかロングストローク感がある気もするが、あまりエンジンを意識させない駆動系なので、正直、プラシーボ効果のほうが大きいかもしれない。
一般的な評価基準では洗練されているともとれるし、クルマバカ的には面白味がない、とも取れるエンジンといった印象だった。

ボクはどっちかというとクルマバカのほうなので、V6以上!と言いたいところだけれど予算の関係もあって、エコブーストの方が好きだったので、そちらを探して買いました。
実は、エコブーストの2LモデルはXJや旧XFで体験済みで、その若干荒っぽい性格と活発さが動物的、旧来のエンジン的で、ジャガーブランドが持つ「荒々しさ」の側面を体感できている”気分”になれて個人的には好ましく思っている。

”旧来の”と付けたが、このエンジン…中身は色々変わっていて英語版wikipediaなんかには「マツダと一緒にするな」と書いてあるけれど、まあおおざっぱに言えば、マツダのMZRエンジンをベースとしている。
MZRエンジンは、倒産しかけたマツダが、フォードに吸収された当時に開発を任されたエンジンで、開発期間を考えると基盤技術的には1900年代末〜2000年前後のものだと推定できる。
その後マツダ発のフォードグループの中核エンジンとして2002年に初代アテンザに搭載されたのが始まり…なので20年前、個人的にはダウンサイジングターボの先駆けと思っているDISIターボ化された当時から考えて15年前、エコブーストになってから約10年前から現役のエンジンということで、エンジン自体の”背”も高いし、”旧来の”感覚があるのは当然と言えば当然かもしれない。

当時のフォードグループはなんでもかんでも吸収して肥大化しており、その中で色々な車種に使えるエンジンを造れ!ってのもかなり無茶な注文だなぁ…とおもうわけで、出来上がったエンジンは、当時は特に尖っていたVTECや、まだ排気干渉が残っていたスバルのボクスター等と比べると、凡庸な性格にはなっていたと思う。
ただ、凡庸だからこそ、使いやすく、多くの車種に長い間活用されてきたわけだし、そのあと傾いたフォードが立て直しに使った「エコブースト」の基盤になったというのも面白い話だと思う。

どんどん脇道に話がそれるけれど、国産メーカーではマツダびいきのボクの色眼鏡で見てみると、このMZRエンジンと、同時期にマツダが開発したプラットフォームは、実は自動車業界の影の立役者のように見える。
当時の初代のアクセラにも使われたプラットフォームは、魔改造されてフォードC1プラットフォームという名前でざまざまな車種に使われてきたし、今もまだ人気のボルボV40も、素材の置き換えやアッパーボディの進化はあるけれど、このマツダ由来のプラットフォームを使っているし、エンジンはジャガーランドローパーだけではなく、ケータハム、ゼノス、モーガン等にも供給されてた(ハズ)わけで…マツダはなぜかブランド的に下に見られがちだけれども、技術屋視点・クルマ好き視点では色々面白い会社だと思う。

で…おおざっぱに言ってしまえば、そんな経緯のある枯れたエンジンにフォード由来の技術とターボをつけたのがエコブースト2.0なわけだけれど、基本骨格が古いが故に、今の高効率エンジンとは違ってショートストロークエンジンで、下の方のトルクが細くてシュンシュン回っていく。
VTECみたいにビーン!と小煩くまわっていく感じではなくて、若干の粘性と振動を感じさせながらシューーンと回る感じなんだけれど伝わります?
この辺はノンターボのMZRも同じような特性で、レスポンスよくふけあがって、中域でトルクが厚くなる実用エンジンだったので、その特性を残しているともいえる。
MZRとの違いは、ココに「デカイ車でも動かせる」ターボが付いたことで中〜高回転でのトルクがさらに増えて、所謂どっかんターボっぽさがあるのがエコブーストの特色だおともう。

それに加えて、振動も大きめで4気筒らしい鼓動感があるし、回っていった音も金属質というか雑味があって上品ではないのだけれど、それらが噛み合って、有機的な乗り物に乗っている感覚がして好ましい。

インジニウムより遅いし燃費も悪いのだけれど、ドラマ性があるというか、エンジンがブン回って過給されていく感じがわくわくするし、体感的な”速さ感”ではエコーブースト方が上なのが人間って面白いなぁ…と思う。


そりゃあNA-多気筒エンジンのほうがドラマチックで良いのだけれど、趣味に合って、サラリーマンが買える多気筒NAなんて、近年なかなかないし、V6物件などは、殆どターボ化されていて、エンジンルームギチギチすぎで、熱害で長持ちしない感じがヒシヒシと伝わってくるから、新車保証付きでも選びにくいし…。
じゃあV6-スーパーチャジャ物件があるじゃない?という事にはなるんだけど…やっぱり熱害が気になるのと、確かに魅力的な選択肢ではあるんだけど…ちょっと高い。
ふつうに買えない訳じゃないし認定中古ならお買い得感が高いのだけれど、サラリーマン的にはクルマエンゲル係数が高まりすぎで、嫁さんの単車買ったりとか、普段の紅茶や珈琲にコストかけられなかったり、他の趣味に回せるお金が無くなっちゃうよなー、現金一括で買うと貯金が底をつくなーとか、住宅ローンはもう少し早期圧縮しておきたいなぁ…というみみっちい悩みの末、ボクは25tに落ち着いたわけです。

ということで、まとめると以下のようになる。
・いまどきの優等生的ダウンサイジングターボエンジン車が欲しいならP250がいいと思う
・普段乗りのドライバビリティと経済性を重視するならD180でもいいんでない?良く知らないけれど(NVH問題は除く)
・ちょっと昔っぽいショートストロークエンジンでもOK、むしろ保証付きでフォードエンジンが乗れるとか最高やん!っていう人なら25tの認定
・お金に余裕があってブイブイ言わせるならV6モデル、本当ならこっちが欲しい
・P200は良くシラネ
・VTECはあまり好みじゃない
・スペックだけじゃ良さは分からない、人間って面白いね
Posted at 2019/02/27 13:13:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | jaguar | クルマ

プロフィール

Erozettaです。クルマオタのラノベオタのおっさんです。国産車ならマツダ、外車ならジャガー贔屓です。よろしくお願いします。
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