
キヨシマにタービン取り付けをお願いして2日。
Project M -装着編-が早くも完了の連絡。
あっさり
装着が完了したとの報告があり、クルマを取りに行ってきました。
小加工はあったもののほぼポン着けで、きれいに収まったようです。
展開早っ!!
ポン着け仕様とはいえ、もともと今回の装着で懸念していたのは以下の点でした。
・アクチュエーター圧の設定値
・タービンサイズアップによる各部の干渉
・遮熱
まずアクチュエーターの仕様については、CARUに相談したところ、
またまたご丁寧な回答をいただけました。
※何度かやり取りした回答のまとめなので長文になります
-------------------------------------------------------CARU
アクチュエーターについて追加情報がありますので連絡させて頂きます。
まず予め用途にあわせてスプリングを交換下さい。
各種スプリングの調整値について、1.0を目安に記載しますと
黄色バネの場合、最短まで調整部分を短くします。
黒色バネの場合、調整範囲の中間まで短くします。
青色バネの場合、調整範囲の最長まで短くします。
これでおおよそ1.0ブーストほどです。
立ち上がり重視であれば青色のスプリング、よりマイルドに立ち上がる方向性が好ましい場合には黄色、黒色になってきます。
アクチュエーターの対応表が更新されていましたのでご参考まで。
青色のスプリングですとスイングバルブの取り付け部分に
力を入れることなくはめ込むとブースト1.0弱です。
通常、強化アクチュエーターの調整式はロッドを少し短縮して
引っ張る様にしてスイングバルブにはめ込むのですが
青いスプリングは硬めですのでわずかに力をかけてはめ込める程度でちょうどいいです。
取り付け時にかかるテンションをゼロにするくらいに装着するということです。
青色バネですと調整ロッドを力をかける事無くスイングバルブに差し込んで下さい。
具台的な長さというのはタービン形状によって異なるので
取り付けショップ様に上記のようにご説明下さるとおわかり頂けると思います。
実績値として上記状態から2回転短くした状態でブースト1.03でした。
これは車両によって異なる部分がありますので参考程度にてお願いします。
インプレッサですと立ち上がりを最大限生かし切ったとしても
トラクションを受け止めきれるので想像の範囲ですが問題はなさそうです。
街乗りメインの方やワインディング程度の用途ですとマイルドな立ち上がり
でなければ扱いにくく柔らかめのスプリングが好ましいです。
ブースト圧自体にはエンジン特性は関係なくタービンの回転数数で左右されるので
その点に関しては大きな相違などはないかと思います。
ちょうど現在はHKSの強化アクチュエーターを装着されているとのことですので
取り外した状態で素手で引っ張ってみたりしてもらえれば内部のバネ自体の硬さは比較できます。
同じブースト圧でもスプリングの硬さで大きく特性が変化しますので
面倒でなければ各種試してもらうのが最も望ましいです。
なお、今回のRallye様のタービンの正式な型番はGTX3067R改となっております。
ですのでGTX3071Rと比較した場合、若干ですがサイズが小さくなりご希望の特性が期待されます。
余談ですがフローティングメタルは割と簡単な構造なので製品の差が非常に出にくいと当店では考えております。
それに比べてボールベアリングは安価なタービンではGARRETT社の
足元にも及ばぬ性能、耐久なので当店取扱いのMAMBAの真意が発揮されるのです。
すでにタービン本体を触って頂いているとは思いますが
GCGのボールベアリングと比較した場合、卓上では差がないことは
HKSプロショップのメカに確認はしております。
よくボールベアリングの比較動画などが世にございますが慣らし後の方が動画に近い動きをするようです。
タービンのお取付後ですがショップ様によって三者三様ですが
理想としては慣らし運転をして頂けるとより良く性能を引き出せます。
ご予定などもあるかと思いますが街乗りセッティング後にブースト0以下の低負荷状態で
500km~1000kmほど慣らしをしてもらうと良いアタリがつきます。
実際に慣らし運転をせずとも故障する事はありませんがより性能を引き出してもらいたく思い
このようにご案内をさせて頂いております。
ご判断はお任せ致しますので参考にしてもられば幸いです。
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もうホントに対応が
神です。。
頭が下がります。
アクチュエーターに関しては、この回答からスプリングは迷わず青をチョイスしました。
また、設定値も推奨の1.03Kとされる強度としてあります。
肝心の取り付けについても、サイズアップによる干渉や、ホーシング、フィッティングはほぼノン加工で収まったようで、製品精度の高さも証明されました。
また、MAMBA製遮熱カバーは残念ながら合わなかったのですが、もともと装着していたCuscoの遮熱版が小加工で装着できていたので、それほど熱害についても懸念する必要はなさそうです。
懸念していた問題はすべてクリアでき、インマニも外すことなくほぼポン着けで装着は完了!
製品のクオリティの高さが見え隠れします^^
キヨシマの社長に乗ってもらった感想は、低中速域の吹けが悪い(燃料が濃い)感じです、とのこと。
上は回してないのでわかりませんが、セッティング次第でしょうね、と^-^;
立ち上がりは薄め、5000rpmあたりから500rpmごとに安全マージンをとって煮詰めていけばよいのではとアドバイスをいただきました。
帰りの道でブーストをかけずに乗ってみた感想ですが、負圧領域や空ぶかしでは若干以前よりメーターの動きがモッサリ感じられるものの、踏んでいくと良い感じでブーストが立ち上がっている気がします。これは以前までのHKSの強化アクチュエーターより、0.2kほど圧を落としたことが影響しているかもしれません。スぺCタービンでは設定値までブーストが上がらず、オーバーシュート気味のセットでしたが、MAMBAはきちんと踏力に対する圧がついてくる感じです。
CARUのアドバイスに従いしばらく0ブースト以下で慣らしを行うつもりですが、上まで回すのが楽しみでなりません♪
慣らしが落ち着いたらいよいよセッティング作業に移行します。
あとは上手く調整がハマってくれて、如何にこのタービンの性能を引き出せるかが鍵となってきます。
近日、
なべさん監修のもと、ブラックマンバ号のシェイクダウンを行います!
興味がある方は是非・・ご迷惑にならないようになべさんにご相談のうえ参加ください(笑
次回、-調整編-お楽しみに~^-^