2024年01月10日
YouTuberを見ていたらジムニーのジャダーに関しての投稿が結構ある
ブッシュで直った人、タイロッドエンドで直った人、ステアリングギヤの遊び調整で直った人、さまざまで言われてみればジムニーのサスペンションまわりってジョイントだらけだなぁと思った。
たまたま見たその中の1本の投稿が気になった。結局、そのジャダーの原因はワイトレだった、という投稿だったのですが、自分が店員の頃のワイトレは、30ミリくらいまでが汎用で、それ以上は相談品が多かった。いわゆるワンオフですね
で、ちょっと外れましたが、動画の中のジムニーは50ミリくらいのものをつけていて(北海道のジムニーと同じくらいですね)、なんか安い製品だとハブボルトが圧入やD型で止まっているわけではなくて、ねじ込みらしいんですよ(汗)
ハブボルトを単体で見たことがある人はわかるけど、スプラインの後ろ、ハブ面の裏側の部分って厚みが5ミリくらいなんです。またちょっとずれるけど材質が異なると塑性が違うからジュラルミンで作ったスペーサーとスチールのボルトでは傷みの進み方が違う。ましてや1.25ピッチは締まりやすいからボルトも伸びやすい
製品にするときは、ダブルナットで締めるんでしょうかね?ゆるみ止めも塗ってるか定かでないですし、普通の左ネジですから、ナットを締めるとボルトは緩む方(ワイトレの奥)に動くため、ホイールでは締まっていてもワイトレのボルトはワイトレと一体化せずに中で遊んでいる状態という推測ができます。
積雪地だと個体一生のうち、何度もホイールの脱着がある。なのであの整備を担当した人も「圧入だと思っていた」とすると、そりゃいくら締めてもジャダーにつながりますから、防犯カメラの映像で左側を気にしている映像があったわけですよ。ボルトが伸びているとトルクレンチでもカチっとならないで、いつまでもにゅるーってなる
走行して振動が繰り返されるたび、スペーサー側のネジ山が傷みだし、とうとうネジ山がなくなり貫通状態になってトルクが抜けてホイールナットが緩み脱落に至った、という考えもできます
ワイトレのボルトの裏側の余分なスペースにカラーでも入れて防止策でも取ればいいんでしょうかね。。
同じようなものが当時とは比べ物にならないくらい安く買えるようになった現在ですけど、やっぱり「安いものには訳がある」というのは昔も今も変わらないんだなぁと思いました。
昔のワイトレのボルトの裏はD型で、締めれば遊ばない作り(バトルクラブとかがそうだったような)だったし、そのあとの製品は圧入のもの(KSPエンジニアとか)のほうが安く出てきたので流れはそっちに。
通販で購入する際は、その辺の確認を怠らないように気をつけてほしいな、と思いました
Posted at 2024/01/10 10:35:20 | |
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クルマの事とか | 日記