秘密のスイッチdeフォグ切替

必要な工具:電工ペンチ、ラジオペンチ、配線通し、内張り外し
必要な資材:ギボシ端子、クッションテープ、コルゲートチューブ(約2m)、ダブルコード(約3m)
作業時間の目安:1時間

注意:今回の作業はイベント用のお遊びで作ってますが、使う灯体や光軸の出し方によっては保安基準に抵触したり、対向車を眩惑する恐れがあります。

さて、この整備手帳は以前アップしたMFDスイッチ改造の続きです。MFDスイッチではなく、適当なモーメンタリスイッチを使うことも出来ますが、見た目綺麗に収まるのでこの手を採用。
今回はこのMFDスイッチの上ボタンにアサインします

まずはフォグランプから室内に配線を引きます。
フォグ点灯信号をリレーハーネスの入力側から取って赤線のように客室に引き込み、戻りの線を青線のように引いてフォグ灯体のハイロー切換線につなぎます。
なお、ハーネスはコルゲートチューブに入れて保護しておきましょう。さもないと長期使用でエンジンルームの金属部にこすれて絶縁が破れ、ショートする危険があります。

MFDスイッチはモーメンタリ式なのでラッチング回路が必要になります。ここはヤフオクで売られているフリップフロップリレーを使用。緑線と赤線をリレーハーネスからの線に接続し、NO側(青線)にハイロー切換線への戻り線に接続します。GNDはナビのブラケットから取りました。

で、フリップフロップリレーのスイッチ(灰色線)にコンタクトを圧着し、コネクタハウジングに挿入したら写真一枚目の改造MFDスイッチに挿入し、コンソールの裏側から写真の赤青線のように通してやれば出来上がり

ロービーム状態。フォグを点灯すると必ずこの状態からスタートします

ハイビーム状態。上ボタンを一回押すとこうなり、もう一度押すと元に戻ります。このフリップフロップリレーはバックフォグでよく使われる回路で、電源を失うとオフに戻る点が特徴的な回路ですね。