初度登録年月(初年度登録じゃないで) 2017(平成29)年9月、6年落ち53,600kmからのスタート。
クランベリーレッドの本革、シルバーのエアダクト、スイッチ類のコンビネーションが、1955年に登場した歴史的名車300SLガルウイングをオマージュしたようで、一目見た瞬間、スポーツカー的世界観を感じさせてくれるんじゃないかと妄想(さすがに無理か)。
ドアモールのウロコ錆なし、ホイールのガリ傷もなし、1オーナー直接買取りの屋根あり保管ていうのもポイント。メルセデスケアと保証延長で5年間惜しみなく部品交換済み。息子が独立し、需要減のスイスポMTの後継(買取価格でおつりがきた)。
S205のC200スポーツは、W206では廃止されたエアサスが標準。タイヤ外径はW211 Eクラスと同じだからA4 B8とも同じ。随所にEクラスに近づけようとする形跡がみられ、ブレーキ等消耗品の部品がW204よりはるかに高い。
本当は遮音性能も剛性もいいセダンを探したけど、SWの方が安いんで貧乏性に負けて変更。音振敏感な人はセダンの方がいい。Sクラスはセダンしか出さないわけで。
【主な整備記録】
2020年9月7日 20,654km スパークプラグ交換、ステアリングギアボックス交換、ナビ地図更新
2022年8月29日 38,750km バッテリー交換
2023年2月27日 44,161km 右フロント スプリングリンク交換
2023年9月2日 50,417km ワイパーブレード交換、コンビネーションフィルター交換、ダストフィルター交換、ブレーキ液交換
2024年1月11日 53,500km エンジンオイル、オイルフィルター交換
【TO DO リスト】
・ミラー型ドラレコ(デジタルインナーミラー)の研究
・ランフラットタイヤをノーマルタイヤへ
______________________
■ シュツットガルトに初めて行ったのが1990年3月。ベルリンの壁崩壊の4か月後で、半年後に東西ドイツが統一されるとは想像すらしていませんでした。当時、西ベルリンでベージュ色のタクシーはみんなEクラス(W124)。東ベルリンに行くとトラバントが昔の排気ガスの匂いで走っている、冷戦時代最後の時期。
ダイムラーミュージアムでダイムラー・ベンツが世界のクルマ作りを先導している大企業、ミュンヘンのBMWミュージアムは二輪もやってるエンジン屋、ポルシェミュージアムは田舎の町工場の佇まいだったのを思い出します。
■ 2回目に行ったのは1996年3月。家人とCクラスW202のレンタカー(左ハンドルのMT)を借り、ミッションがスイッチのようにカチッと動くと感動しました。
■ ダイムラー・ベンツ社は量産車を作る総合メーカーで、マニュファクチュア(工場制手工業)レベルの品質を廉価に提供することが存在理由で、タクシーの多くがEクラスなのは経済合理性が最適だからだと知る。日本では修理費が高くてステータス重視のハイグレード偏向あり、中古車の需給が崩れて、程度のいい実用車がお求めやすくて助かります。
■ 1998年、ダイムラー・クライスラーになり社名からベンツが消えた頃から様子がおかしくなり「最善か無か」は封印、信頼性の低い米国製MBが話題に。今でも欧州車は部品の耐久性が低く、プラスティックの劣化には泣かされます。
■ ただ、冷凍食品のハンバーグより手作りのものが美味しく感じるように、毎日乗っていても飽きない味というのもあると、別のクルマに乗ってふと気づくことがあります。そういう意味で革靴にも運動靴にも下駄にもなります。
■ 2007年にクライスラーを売却し、社名はダイムラーになりました。ユーザーの高齢化が意識され、若者ターゲットのABクラスの内装は残念な感じ。
▶︎2018年、ステアリングの左側に枝を出したACCのレバーは廃止、ハンドルから手を離さずに操作できる他社の方が合理的と判断したもよう。
▶︎S204は最後のフロアシフトで貴重、S205に乗ると剛性高くて良く出来ていると関心するばかりですが、まだギクシャクする挙動は如何なものかと。