フロントスピーカーの交換

新しいカーナビの音量調整をしていたら、右フロントスピーカーからどうも音が鳴ってません。。他のスピーカーはリアを含めて鳴っているので右フロント配線かスピーカー単体かどちらかに問題がある様子。

まずは内張りを外します。
純正スピーカーはリベット留めされてます。

テスターでスピーカー端子の抵抗値を測ってみると、本来は4Ωほど計測できるはずがOL表示。
スピーカー本体内部で断線しています。
まだスピーカーまでの配線も断線している可能性も有りますが、とりあえずスピーカーは確実に交換が必要な状態でした。

一応、動作している左フロントスピーカーを試しに計測すると3.9Ω。当然ですが、抵抗値をしっかり計測できています。

純正スピーカーの音に不満は無かったので、同じシエンタの新車外しで未使用の純正スピーカーをネットで見つけて購入しました。

スピーカーを固定している純正リベットは真ん中を4.5mmの電動ドリルで揉んで外しました。

新スピーカーの取付前に、まずはカプラーだけを繋いで動作確認。無事に音が鳴りました。スピーカーまでの配線には問題なかったようで一安心。

リベットは再利用できないため、新しいスピーカーの固定にはこのステンレスボルトを使いました。
エーモンのステンレスボルトセット（No.5793）。
ボルトナットの固定には上部と右側にあるサービスホールから手を突っ込んでやりました。

購入した未使用品の品番は86160-52300でベトナム製。
元々付いていた故障品の品番は86160-22A10で日本製。
同じ後期シエンタのスピーカーだったので購入しましたが、まさかの品番違い。。スピーカー口径は同じでしたが生産地も異なります。また雨避け部分の形状も少し違ってます。
スピーカー口径は同じでどちらも4Ω20Wなので大丈夫かな…。

元々付いていた日本製の方のスピーカー。
アンプ設定で片方ずつ鳴らして左右を聴き比べると、交換したベトナム製の新スピーカーは音が少し小さくこもった感じがします…。
個体差なのか、生産ライン（ベトナム製）の差なのか。
まぁ今回は無事に音が鳴ったし、アンプ側の音量調整で何とかそれなりに聞こえはするので、これでOKとしておきます。

こちらはベトナム製の方のスピーカー。
社外スピーカーへの交換も検討しましたが、純正は写真のようにインナーバッフル上部に雨避けの出っ張りがあり、前後両面にスポンジもしっかり装着してあって車の内張りもこのバッフル形状に最適化する設計のはず。

音にそこまでこだわりが無いのであれば純正スピーカーへの交換が最適解かもしれません。ただ元々日本製のものが付いているなら、ベトナム製は避けた方が無難かな。

こちらは外した15年モノのスピーカー。
ベトナム製と比べると雨除け部分の大きさが違います。

中古の社外スピーカーだと配線接合部がサビまくってるモノをよく見かけますが、この純正スピーカーでは雨避けがあったおかげなのかサビは皆無でした。

社外スピーカーに交換される方は水滴よけ付きのバッフルなど防水面も検討した方がスピーカーを良い状態に保てる気がしました。