もう出ていたんじゃなかったのかなぁって思って、サイトを探していたら、
「ありゃま、現地ではすでに発売しているだ」
ジャガー(英語でしゃべっているのを聞くと”じゃぎゅあ”と聞こえる) I-PACE
すでに日本のDでも受注が始まっていて、来年早々には納車が始まるとか。
テスラのライバル視されていますが、個人的にはテスラつぶしというより、
今後の中国ビジネスを展開していくうえで必須ということを、だれよりもジャガー自身が
知っていたんでしょうね。テスラを除き、他メーカを差し置いていの一番でリリースしたのですから。
400馬力でツインモーターの4WD。バッテリー容量は90kwだから、ZE1リーフの2倍ちょっと。
航続可能距離はWLTPという最新の規定に基づいた値で、480㎞。jc08なら500キロオーバークラス。
車両重量が2トン以上、全幅2.0m、全長4.68、全高1.57。でかいねぇ。重いねぇ。。
幅と高さはバッテリー容量とそれを成立させる居住空間でほとんど決まっちゃう。
日本国内での販売価格はまだ決まっていないようですが、
何か久しぶりに夢を見させてくれるクルマだなぁって思った。
だって、あのジャガーが作るEV、猫足のEVって、乗ってみたいなぁ。。(今はちがうのかな)
あくまで噂だけど、次のXJはフルEVのサルーンになるとか。
ロールスもEV検討しているし、乗り心地と静粛性を極めようとしたら、
音の発生源の少ないEVのほうが、構造も工法も攻めたくなるだろうね。
今までできなかったことができると。
本当に時計の音以外、聞こえない車内になるんだろうか。
でも、ちょっとしたたかだなぁって思ったのは、このクルマ、ジャガー本体の工場ではなく、
F56MINIの補完生産、MINI クロスオーバー等と同様、MAGNA社に「委託生産」している。
フルアルミボディのノウハウは自社でもっているから、ひょっとしたらボディの構成部品は
すべてジャガー本体が造って、それをMAGNAに収めているのかな。。
また、EV固有のバッテリーパック、ケース、はては電池の生産は自分の工場で「やっていない」。
これはEVの根幹となる電池、モーター、インバーターは、「COMMON技術」と判断し、
差別化が図れるのはボディストラクチャーと内装と乗り味のみ。
ゆえに、委託生産をしているのか。
それとも、これで実績を作って、フルEVとしての品質面のアクダシを全部やってから、
自社工場でXJや次のランドローバーの仲間たちに展開するのかな。
少量生産で高付加価値をつけて生き残ろうとしたとき、自社の特徴が最も出せる部分のみ自社生産として、あとは外部から調達してくるのが、今後のEVのつくりかたになるのかな。
ボディストラクチャーは、本当に重要なんだよぉ。だから欧州は
EURO CAR BODYという
車体づくりの自慢のしあいっこが、昔から行われている。
カーガイがトップから役員、果ては管理職からデザイナーにいたるまで、たくさんいる会社は、
デザイン、ボディストラクチャー、乗り味、内装に、きちんと投資する。
これ、はっきりした事実。
おしまい。
Posted at 2018/06/24 23:21:36 | |
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