キャンバーの計測　2/2

キャンバー計測治具が出来たので、ミニのキャンバーをはかってみました。
まずは、ガレージの床の角度を補正するために、床面の角度を計測してボタンをタッチ。
89.25°でした。

次にandroidと治具の誤差を補正するため180°裏返してボタンをタッチ。
89.40°でした。
0.15°ほどズレがあったようです。

ミニのホイールリムの上部に当てて、画面が地面に垂直になるように緑の丸を合わせています。
この時点では、リムの下側は浮いていたので、1.75°を示していました。

ホイールにピッタリ当てて、正立方向で計測し、計測した箇所のボタンを押し、4輪全ての値を入力。ボタンを押すだけです。
その後計測治具をひっくり返し、逆さまにして同じように計測し値を入力。

全輪のデータが入力されると、各車輪のキャンバー角が計算されて表示されます。
FR L 0.45°(ポジ)　R 0.5°(ポジ)
RR L 0.35°(ポジ)　R 0.45°(ポジ)
　という結果です。
左右の差はFRで0.05°、RRで0.1°　・・・結構素晴らしい結果。
ノーマル車高ミニの設定値は
FR設定　2°±1°　ポジ
RR設定　0.5°～2.5°　ポジ
なので、うちのミニはノーマルよりネガ側になっています。
車高下げているのが原因だと思います。

これはタブレットの画面をコピーしたものです。

一応従来の方法で糸を垂らして、FR L側だけ、ホイールリムから糸までの隙間を上下測って検証してみました。
ノギスで計測結果、上下の差が2.5mmほどでした。ホイールリム径が334mmなので、
θ=arctan 3/334=0.43°　でした。アプリの精度は良いと思います。

iphone用のアプリはキャンバー専用のは見つからず、水準器アプリで
iHandy Levelというのが無料がありました。ただandroid用のアプリの方が、ホイールに当ててデータを取得するだけで自動計算してくれるので、キャンバー測定2 (高精度ver.)アプリがお薦めです。。
アプリは無料だったし、アルミのアングル材は手持ちの物を使ったので、お金をかけずにキャンバーが測れました。
現在、うちのミニはコーナーも安定しているし、高速直進も手放しでも安定しています。タイヤの片減りもないので現状のままで問題無いと思います。あまり左右差があったらどうしようかと思っていましたが、結果オーライ。でした。