しつこくてすみません

マスコミやネットで見ている方はすでに河本君は不正受給をしているもんだという見方になっているようですが、厳密にいうと弁護士の方がおっしゃる通り不正受給ではないんです。これから新しい事実が片山さんのいうとおりにでてくれば別ですが。

不正受給をしているのはあくまで受給者であって、扶養義務者ではありませんから。そこを誤解している人は多いのではないでしょうか。

不正受給というのは

受けてる人が仮に毎月１０万保護をもらっているとします。身内が毎月１万援助するとします。すると保護費は援助分差し引かれて９万支給されるのですが、身内が実は１万ではなく５万仕送りをしていたが福祉事務所に申告せず９万保護費をもらい続けると不正受給となって４万×もらった月数分返還となります。簡単に説明するとこういうことです。これが悪質だとなれば警察に届け出、事件扱いとします。扶養義務者が大金持ちだから生活保護不正受給となるのではありません。あくまで保護を受けてる本人が保護費をごまかして詐取することが不正受給なのです。扶養義務者が（河本）一部報道で流れてるように「もらい得や、もらっておけ。俺の仕送りあっても福祉事務所には届けるな」などという事実がはっきりすれば示唆か共謀くらいにはなるのかもしれませんが。

だから、これは、保護を受ける方のモラルの問題なんです。河本は道義的責任といってましたが。制度として間違っているわけではないのですが社会一般的に見たら「テレビに出て金いっぱい持ってる（と思われる）芸能人がなぜ、母親一人くらいみれないの？」と誰でも思いますもんね。ツイッターでまちがったことはしてないぞと大きく出たが世間からは非難を浴びてしまったのであわてて泣いて謝罪会見したんでしょう。きっと。

守秘義務の個人情報を議会でべらべらしゃべるというのはこれはこれで問題だと思いますが、実際、扶養義務者調査している福祉事務所も扶養義務者の所得を詳細に調査することはできず、一般世間の方と同じく「なんで、テレビに出てるこいつ援助できねえんだよ」と愚痴るしかできないのでこれはこれで生活保護のいわゆる「もらい得」の抑制になったのかなとは思います。

私は先のブログでも言ってますが河本を擁護する気はありません。次長課長のギャグは面白いと思ったことありません。ただ、マスコミが一方的に流した情報に対して一方的に偏ってくることに恐怖すら感じるのです。だから生活保護の制度とはなんぞやということを知ってる限り書いただけです。

もうこのネタは終了します。