目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
最近低速ノッキング音が気になってきたのでハイオクガソリンにかえました。
音は小さくなりましたが収まってはいません。
そこで原因の一つと言われるシリンダー内の汚れ除去を行ってみます。
諸先輩方の整備手帳を参考にしました。
2
まずはプラグを取ります。
次に1番ピストンを上死点にします。
バルブが閉じて洗浄剤をとどまらせまるためです。
バルブが開いてると流れ落ちちゃうのと、バルブ面も洗浄できるので重要です。
上死点の出し方ですが、柄の長いドライバーをピストンの上に置きます。
3
次にクランクプーリーをラチェットで回します。
動きに合わせてドライバーが上下するので一番上に来たところが上死点ですね。上死点の位置にマーキングしました。
●ここで問題
4サイクルエンジンでは圧縮上死点と排気上死点があり、排気上死点だとバルブが少し開くそうなので、圧縮上死点にしないと効果が出ません。
しかし外からそれを確認するのは不可能っぽい。
4
B6エンジンは1番ピストンを上死点にすると4番ピストンも上死点。
どちらかが圧縮上死点でもう片方が排気上死点になっている事になります。
(違ってたらすみません)
バルブが少し開いてるのなら空気を送れば分かるかも?
とホースを突っ込んで1番と4番に息をプー!っと送り込む・・・
なんとなく4番が空気が流れなくて圧縮上死点っぽいんだけどはっきり分かりませんでした。
どっちが圧縮上死点なのか・・・
5
しかし悩む必要はありませんでした。
1番と4番と両方洗浄剤入れちゃえばどっちかが当たりです。外れたとしてもクランクを一周させれば今度は圧縮・排気が逆になるんだからもう一度1番と4番に洗浄剤入れれば必ず一度は圧縮上死点で洗浄する事になりますね。
と言うわけで1番4番に洗浄剤入れてます。
6
30分漬けてスポイトで洗浄液を吸い出します。
ドロっとしたコーヒーのような汚れがどんどん出てきます。
7
今度は3番の上死点を探します。
直列4気筒なのでクランクを720度(2回転)回すると4サイクル工程が1週します。その2回転のうち180度ずつどれかのピストンが圧縮上死点に来ます。
B6エンジンは点火タイミングが1→3→4→2なので(多分)、クランクを180度回した時に必ず3番か2番のどっちかが圧縮上死点という事になります。
つまり先ほどのマーキングしたクランクプーリーを180度回せばいいわけです。
ここでも2番3番のどっちが圧縮上死点が分からないので2箇所に洗浄剤を入れて30分放置して抜き取り。
●簡単に言えば1番の上死点を探し(圧縮でも排気でもどっちでもいい)→
1、4番に洗浄剤注入抜取り→
180度回して2、3番に洗浄剤注入抜取り→
また180度回して1、4番に洗浄剤注入抜取り→
またまた180度回して2、3番に洗浄剤注入抜取り
の計4回繰り返せば完全という事です。
なお、結構汚れが出てきたので4回ではなく8回繰り返したかったけど洗浄剤が無くなったので断念。
汚れが酷いと思う場合は2缶買った方がいいですね。
8
プラグホールからピストンを見た写真ですが写し方が下手でよく分かりませんね・・・。洗浄前と比べて綺麗になったんですよ。
最後にエアーダスターで余分な液を吹き飛ばします。(水分が溜まってるとウォーターハンマーというエンジンを壊す現象が起こるらしい)
プラグははめずエンジンをクランキングさせてもう一度エアーダスター。
プラグをはめて数回に分けてクランキング。
この時エンジン掛け始めにマフラーから白煙がモクモクでます。住宅街での作業だったので火事と思われないよう、エンジン掛かったら即車庫から出して逃走しました。
さて効果ですがエンジンがものすごく静かになりました。
残念ながらノッキング音は解消はしなかったけど音は小さくなりました。
走行フィールも特に変化は感じませんでした。
ただ静かになったので走ってると気持ちいいです。
最後にエンジンオイルとエレメントを交換します。
洗浄剤が混ざったオイルを抜き取るためです。
どうせならオイル交換時期に行うと無駄がないですね。
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