エンジンチェックランプの消し方
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
日産車のエンジン警告灯がついたらTAS学習をしないといけない?
日産車の場合、エンジン回りのセンサーを交換した後、症状が変わらない場合または警告灯が点灯したままの場合はTAS学習というのをしなければなりません。
そのTAS学習をすることでエンジンの警告灯を同時に消すことが出来ます。
目的はTAS学習ですが、エンジンの警告灯を消すためにその方法を行うことも多いです。
TAS学習の方法
イグニッションスイッチをONにする(エンジンは掛けない)・・・3秒間
5秒以内に、アクセル全開・全閉を5回行う
その7秒後アクセルを踏みっぱなしにする・・・10秒間
エンジンチェックランプが点灯から点滅に変わる
アクセルペダルを全開・・・10秒以上
イグニッションスイッチをOFF
以上の方法でエンジンの警告灯は消えます。
消えない場合は秒数の誤差が考えられますので何度かやり直してください。
自己診断モードに変更する
通常使用時はモード1という状態になっています。
警告灯を消すためにはまず、モード2と呼ばれる自己診断モードにする必要があります。
手順は以下の通りです。
エンジン停止・キーOFF状態・アクセル全閉。キーON。
3秒待つ
アクセル全閉-全開をすばやく5秒以内に、5回繰り返す。
アクセル全閉状態。
7秒待つ。
踏みっぱなしで、アクセル全開。
10秒待つ。
エンジン警告灯が点滅し始めたらアクセル全閉。
※10秒以上経過しても点滅しない場合は最初から行います。
この方法でモード2の自己診断モードに変更になります。
エンジン警告灯の点滅回数を読み取る
モード2の状態で、エンジン警告灯の点滅回数を読み取ります。
0.6秒間隔の点滅と0.3秒間隔の点滅。
0.6秒が1セット、0.3秒が3セットあり、4セットそれぞれの点滅回数で4ケタのコードが確認できます。
※10回点滅は「0」という意味です。
例えば、0.6秒点滅が10回、0.3秒が1回・3回・10回だとしたらエラーコード「0130」となります。
複数の異常を検出してる場合は、4セット点滅が続きで出てきます。
異常がひとつの場合は同じ4セットを繰返して点滅しています。
エラーコード一覧
0000:異常無し
0107:吸気圧センサー信号(断線)
0108:吸気圧センサー信号(短絡)
0112:吸気温センサー信号(短絡)
0113:吸気温センサー信号(断線)
0115:水温センサー系統
0120:スロットルセンサー信号
0121:アクセルセンサー信号
0130:O2センサー信号(断線)
0134:O2センサー信号(短絡)
0135:O2センサーヒーター信号
0171:空燃比リーン異常
0172:空燃比リッチ異常
0300:複数シリンダのミスファイヤ
0301:シリンダ1ミスファイヤ
0302:シリンダ2ミスファイヤ
0303:シリンダ3ミスファイヤ
0304:シリンダ4ミスファイヤ
0325:ノックセンサー信号
0335:POSセンサー信号(クランク角)
0340:PHASEセンサー信号(カム角)
0500:車速信号
0605:ECU異常
1000:CAN通信(排気性能系)
1001:CAN通信(排気性能以外)
1065:ECU電源系統
1110:CVTC制御信号(目標と実角度のズレ)
1111:CVTC制御信号(回路短絡・断線)
1121:電スロ制御信号(アクチュエータ)
1122:電スロ制御信号(フィードバック)
1123:電スロ制御信号(モーターリレー)
1171:吸気系異常
1211:TCS C/U系統(4WDのみ)
1212:TCS通信系統(4WDのみ)
1217:オーバーヒート
1320:点火信号系統
1611:イモビC/U
1706:ニュートラルSW信号
1720:A/T車速センサー信号(4WDのみ)
1805:ストップランプSW信号
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