• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

東京ジョー。のブログ一覧

2017年01月01日 イイね!

引っ張れ!

さて、2016年も終わり2017年が始まった訳ですが、
私の場合、盆も正月もゴールデンウィークも関係ないんで通常営業でいきますよ。

毎年この時期になると雪山で元気に雪壁に刺さったり側溝に落ちてる人も居るかと思いますが、
刺さったり落ちたりして自力で脱出できなかったら誰かに引っ張り出して貰わなきゃいけません。
そこで牽引ロープが必要になる訳ですが、意外と持ってない人も多いみたいです。
先日、自宅敷地内の庭先に集う人達と話してたら、日常的に刺さったり落ちたりする彼等ですら、
牽引ロープを持ってる人は一人も居ませんでした…

刺さったり落ちたりするのは仕方ないにしても、牽引ロープがなくて速やかに排除できない、
レッカーを呼んでも数時間待ちなんて状況になると当然その間他の人も走れません。
レッカーを待つ間ずっとアイツのせいで走れないのかという視線が突き刺さり続けます。
これって結構グサグサくるというか、かなり痛いです…
こんな事態にならない為にも牽引ロープは持ってた方がいいと思います。

個人的には変な改造パーツを買う金があるんなら、
先に牽引ロープと前後の牽引フックを買えよと思います。

牽引フックも前に着けてる人はたまに見掛けますが、後に着けてる人は少ないんですよね。
大抵の場合、刺さる時は前から突っ込むので、前に牽引フックが着いてても意味がありません。
前後に着けるのがベストですが、どうしても1個しか買いたくないなら後に着けるべきです。


そんな訳で牽引ロープ選びですが、量販店なんかで売ってるのは大体この手の奴だと思います。




ゴムみたいに伸びるのでショックを吸収してくれたりして良いんですが問題もあります。
牽引ロープって意外と簡単に切れちゃうんですよ。
伸びきった牽引ロープが切れるとゴムパッチンみたいに物凄い勢いで飛んできます。
また、相手が古い車なんかだと牽引フックのブラケットが千切れて飛んできたり、
この手の牽引フックだと取り付けが適当で牽引フックが飛んできたりします。




良かれと思って引っ張ってあげたら切れたロープが飛んできたり、
相手の牽引フックが飛んできたりしてボディに傷が付いたり、
フロントガラスに当たって割れちゃったのも見た事があります。

なので私的にはベルトスリングのタイプをお勧めします。



ベルトの伸縮性があまりないので牽引の難易度は上がりますが、
万一ベルトが切れても飛んでこないので二次災害が減ります。

また、写真のように1mのベルトスリングを持ってると、(紫の奴がそれです)
金属のフックを直接牽引フックに掛けなくて済むので、
牽引フックに与えるダメージを減らせます。

これは自分の牽引フックの塗装が剥がれちゃったら嫌だなという話じゃなく、
自分が刺さって引っ張り出して貰う際に、相手の牽引フックの塗装を剥がす可能性が下がります。
せっかく助けてくれた人の牽引フックが傷付いたりすると微妙な空気になりますし、
これくらいの配慮はあってもいいと思います。

また、引っ張ってくれる車が一般車の場合、最初から牽引フックを着けて走ってないですから、
車載の牽引フックを取り付けるにはバンパーの蓋を外す必要があります。
マイナスドライバーとかで抉ってもいいんですが、
うっかりドライバーが滑って傷を付けても微妙な空気になっちゃいます。
可能な限り相手の車に傷を付けないように、樹脂製の内装外しなんかもあると尚良いです。




また、先程も牽引ロープは意外と簡単に切れると書きましたが、
本当に切れる時は簡単に切れるので、同じ物を2本買っておく事をお勧めします。




切れると言ってもベルトスリングの場合、ベルトそのものじゃなく縫い目の糸が切れるんですが、
2本あれば切れた時のスペアに使うもよし、ヤバそうなら最初から2本掛けるもよし、
脱出の可能性が高まりますし、ネットで1,000円くらいから手に入る物なので、
同時に2本買っておく事を強く激しくお勧めしときます。

また、例えば4mと書いてあっても、物によって微妙に長さが違ったりするので、
2本掛けて引っ張る時の長さを揃える為にも最初から同じ物を2本買っといた方がいいです。

ちなみに私がガチで使ってる奴はこんなのです。




これは車の牽引用じゃなく荷物をクレーンで吊り上げる用のベルトスリングですね。
サーキットで刺さった時に引っ張り出されるのもコレと同じようなのを使ってますので、
やらかしちゃった苦い思い出と共に見覚えのある人も居るんじゃないでしょうか(笑)
私はコレに、車を引っ張るどころか吊上げてもへこたれない鍛造のシャックルを組み合わせてます。


自宅敷地内の雪山なんかで遊んでると簡単に刺さっちゃったり、
逆にその辺で刺さってる車を見付けちゃったりするので、
多い時には1日に数回引っ張ったり、引っ張られちゃったりする事もあります。

車を引っ張る用の奴だとバチバチ切れてコスパが悪いので、
収納性が極めて悪かったり、値段が高かったりはするんですが、
車を引っ張る用の奴じゃなく荷揚げ用の奴を使ってます。



で、実際に引っ張ったり、引っ張られたりする時の注意点ですが、
まずは異常に高額な車を引っ張ったり、引っ張られたりするのはやめましょう。

上記のように作業中に相手の車に傷を付けたりする可能性が多分にあるので、
後々トラブルに発展する可能性も多分にあります。
このような車とは可能な限り関わらない方が賢明です。
このような車が刺さってるのを見付けてもレッカー屋さんにお任せした方がいいですし、
このような車に引っ張ってあげると言われても丁重にお断りした方がいいです。


また、この手の牽引フックを取り付けてる車とも関わらないようにした方がいいでしょう。



JAFのJ項に準ずる牽引フックですが、コレって正しく取り付けるのは結構大変なんですよ。
的確に取り付けるにはバンパー周りを全バラにしたり、
車種によってはラジエターなんかも外さなきゃいけません。
ハイテン鋼のフレームに穴を開けるだけでも一苦労ですし。

つまり、レーシングカーならレギュレーションに沿って適切に取り付けてあるかもしれませんが、
街乗り車だとフレームに穴を開けるのが大変なのでフレームじゃない所に着けてあったり、
既存の穴を利用したいが為にやたらと細いボルトで着けてあったり、
この手の牽引フックが的確に取り付けられてる可能性は低いので、
相手の牽引フックを引き千切っちゃう可能性があります。


相手の牽引フックに塗装じゃなくアルマイト加工がされてる場合もヤバいです。
アルマイト加工がされてるという事は牽引フックの材質がアルミですから、
引っ張ったら牽引フックが伸びちゃったり、引き千切っちゃったりする可能性が高いです。
牽引フックにアルミとかおかしすぎるにも程があるので関わらない方が賢明です。


そして、一番ヤバいのがこの手の牽引ベルトです。



ベルトスリングを見てから、この手の牽引ベルトを見ると一目瞭然ですが、
この手の牽引ベルトは1回引っ張ったら確実にベロベロに伸びちゃいます。

サベルトとかシュロスとかスパルコとかOMPとかタカタとか、
売ってるメーカーを見ると薄々お分かりかと思いますが、
シートベルトの材料そのもので作られてます。

人の身体を受け止める為の材料で車を引っ張ったら、
一回こっきりで駄目になるのも当然ですよね。

そもそもが1回こっきりの使い捨て用なので、
相手がそのつもりじゃなきゃ、ほぼ確実にトラブルになると思った方がいいです。

また、この手の牽引ベルトを着けてる人の多くはファッション感覚でしょうから、
バンパーにベルトが通るギリギリのサイズの穴しか開けてありません。
ちょっとでも斜めに引っ張るとバンパーがもげますから事態はもっと深刻な事になります。

なので、相手の車に牽引ベルトが着いてたら適当にバックレた方がいいと思います。


私の場合、牽引したりされたりする事が人並み以上にあるので思うところは一杯あります。
これでも思うところのごくごく一部分程度しか書いてないんですが、
最低限これだけは守っておいた方がいいんじゃないかと思います。

特に牽引ベルトに関しては、これ以上書くと攻撃的になりすぎるので、
私的には全くお勧めしないよと思って頂ければ宜しいかと思います。



今年も1年、楽しく引っ張り、引っ張られましょうね(笑)
Posted at 2017/01/01 23:57:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | | 日記
2016年07月16日 イイね!

GLONASS

昨晩、出先でエンジンを掛けたらレーダー探知機が延々再起動を繰り返してます。



ここに来る時にはなにも問題なかったのに?

とりあえずその場でできる検証は電源ケーブルを抜き差ししてみる事くらい。
私の場合はOBD2から電源を取ってますので、
車両側と探知機側のカプラーをそれぞれ抜き差ししてみますが状況に変わりなし…

写真を見て頂ければ分かるようにパネルの隙間から無理やりケーブルを取り出してるので、
ケーブル内で断線してる可能性も否定できないので、
家に帰ってからシガー電源ケーブルで繋ぎ直してみても状況は一緒でした…


そんな訳で、今日になって試しにメーカーに問い合わせてみると、
ロシアのグロナス衛星が発信する不正信号を拾うと同様の症状が出るようで、
メーカーに送れば対策されたGPSエンジンに無償で入れ替えてくれるとの事でした。

(注:グロナスとはアメリカのGPSに対抗して作られたロシア版の衛星測位システムです。
要するにGPSと似たようなもんなんですが、同時に捕捉してる衛星の数が多ければ多いほど
精度が上がるので、最近のGPS機器はGPSだけじゃなくグロナスも併用して測位してます。)


で、調べてみると実は2014年10月にグロナス衛星の軌道修正を行った際、
測位にグロナスも用いてる探知機は軒並み同様のトラブルが発生したらしく、
主要メーカーのセルスターユピテルコムテック、各社とも対策を行ったようです。

私の場合、その時には特になにも問題は発生しなかった訳ですが、
最近またなにかグロナス衛星の修正を行ったんでしょうか?
未対策の私の探知機は今更トラブルが発生したようです。

早速、取り外した探知機を着払いでメーカーに送り、
後は対策された探知機が送り返されてくるのを待つだけです。

私が使ってる探知機はセルスター製ですが、
既に対処法を確立してる問題だった事もあって話も早く、
送料を含めて無償対応して頂けるとの事で、とても満足できる対応でした。



そもそも私がセルスターの探知機を使い始めたのは、
たまたまなんとなく探知機でも買ってみようかと思って、
たまたまなんとなく既に探知機を使ってる友人に話を訊いたからでした。

その友人は「このメーカーが良いよ!」とA社を強烈にプッシュしてたんですが、
後で別の友人に訊いてみると、その友人はB社を猛烈にプッシュしてきました。

で、気になったのが、君達は両方試した上で○社が良いって言ってる?


これは探知機に限らず、タイヤやブレーキパッドなんかにも言える事なんですが、
ある程度値段が高くて、それなりに交換頻度が低い物で、各メーカー間の競争が激しい物で、
双方を試してから買う事が難しい物の場合、自分が使ってる物を強く推す傾向にあります。

自分が吟味して選んだ物が間違いじゃないと思いたい心理が働くんでしょうか?
吟味といっても実際に自分で試した訳じゃないのに、
たまたま自分が選んだ物が、たまたま大きな不具合が出なかったというだけで、
強烈に、猛烈にプッシュしちゃったりなんかしちゃいます。

大絶賛してる割にはなんの根拠もないんですよね…
本人達はそれぞれに美点を熱く述べてたりはするんですけど、
熱く述べちゃう人に限って他は試した事がないという…



って訳で、ユーザー視点の評価は曖昧すぎるという事が分かりましたので、
主要3メーカーの最新最上級モデルを買ってきてみました。

たまたまA社とB社の最新モデル発売が同じ週、C社の発売日が翌週だったんで、
C社の発売日に合わせて纏めて買ってきて、ダッシュボードに3台並べて実験して、
結果が良かった物だけ残して、駄目だった2台は早々にヤフオクに流す作戦です。

この方法だと一時的には多くの資金を必要としますけど、
駄目だった奴も発売直後とあって、それなりに高額で流せちゃったりするので、
何気に数千円の損金で全てを自分自身で実際に使ってみて、
公正に評価した上で一番良い物を選べちゃったりなんかするんですよね。



で、主要3メーカーの品を同時に試してみて分かったのは、
必要な時にだけ必要な警報を発してくれるのが良い探知機だという事です。

いくらレーダー波を受信する機械としての性能が優秀だとしても、
不必要な時にもいちいち警報を発する機械は駄目だという事です。

やたらと警報が鳴ってると、そのうち警報が鳴っても注意しなくなっちゃいますもんね。


総じてレーダー波受信機としての性能が優秀な機械は、その分誤報も多い印象です。

逆に言うと、取り締まりをしてるポイントさえ正確に教えてくれりゃ、
そこは気をつけてゆっくり走ればいいだけの話なので、
取り締まりポイントさえ的確に網羅されてれば、
レーダー波受信機としての性能はむしろ悪い方が良いとも言えます。


そんな訳で、取り締まりGPSポイントの登録数がダントツに多く、
使われなくなった取り締まりポイントの削除も適宜行われてる、
そしてそれらの登録情報が月に一回無料で更新されてる、
セルスターの探知機を取り締まりに関係のない警報は全てカットさせ、
レーダー波受信機能は最低感度に設定して使うのが私的には良いように思います。
Posted at 2016/07/16 01:58:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年07月04日 イイね!

で、結局のところビルシュタインとカヤバ、どっちがお勧めなの?

そんな訳で、前回はビルシュタインの底付きが酷いので、
お試しでカヤバに換えてみましたよという話
をした訳ですが、
その直後からタイトルの通り、
「ビルシュタインとカヤバ、どっちがお勧めなの?」
というメッセージを数件頂いてます。

個別にお答えするのもアレなんで、
一通り検証が済んだらブログに書きますという事で待って頂いてるんですが、
私の本来の目的である底付きの低減を中心に検証実験をしてると、
ついでにハンドリングだとかの検証もできちゃうので、
それなんかも併せて書いていこうかと思います。


そんな訳で、今迄にビルシュタインで底付きした場所に通って、
その時と同じ状況を可能な限り再現して実験してます。
今迄で一番底付きが激しかった山道を走らせてみたりなんかもしてみましたが、
私の主目的である底付きに関してはダンパーをカヤバ製に換えてほぼ解消しました。

ネットではカヤバでもそれなりに底付きぎみなどと書かれてたりなんかしますが、
私が指す底付きとは本当にバンプラバーが潰れ切って、
これ以上ビタ一文ストロークしない状態ですので、
底付きぎみなどと書かれてる状態は多少当りが強いだけで、
それってまだまだストロークしてる途中じゃね?という感覚です。

そもそも底付きは、するかしないかの2通りだと思いますので、
底付きぎみという言葉が指す真意が今一つ分からなかったりなんかもするんですが…

前車のGRBスペCと同等の底付き頻度ですので、
概ね普通に乗れちゃうと思います。

ビルシュタインもカヤバも外寸は一緒ですし、
倒立式単筒ダンパーという基本的な構造も一緒ですが、
ピストンやフリーピストンの厚み、ガスチャンバーの容量の設定も違うでしょうし、
そもそもロッド長やケース長の設定が違うかもしれません。
恐らく実質的なストローク量の違いは1cmあるかないかだと思いますが、
その1cmあるかないかの違いが明暗を分けてるように思います。


で、最初のご質問に対する私の回答ですが、
ある程度スポーティな感じを出しつつ、
ファミリーカー的な使い方もしたい人には断然カヤバがお勧めです。

全体的にカヤバの方が減衰力も低めに設定されてますし、
ビルシュタインよりカヤバの方がダンパーの動き出しの減衰力の立ち上がりが悪いという弱点も、
裏を返すと乗り心地が良いという事でもありますので、
人を乗せて走るという用途であればカヤバの方が向いてます。

実際、常日頃私の横に乗せられ、自宅敷地内の裏山やら裏庭やらで、
ガッツンガッツン揺さぶられまくってるバラスト君1号を横に乗せてみたら、
「凄く乗り心地が良くなりましたね!」と言ってました。


但し、減衰力の立ち上がりが悪いという事は、
コーナーの途中で更に切り足したり、逆に戻したりした時の反応も曖昧になりますので、
そういうのが気になっちゃう使い方、
要するに、よりスポーティな使い方であればビルシュタインの方がお勧めです。

カヤバと比べるとダンパーの動き出しからキッチリ減衰力が出てるので、
それなりにゴツゴツした感触もありますし乗り心地も悪いです。

でも、そういうのがヤッてる感があって好きって人も結構居るじゃないですか。
そういう人にはビルシュタインの方が合ってると思います。

コーナーの途中で更に切り足したり、逆に戻したりという操作に対しても機敏に反応しますので、
そういう使い方ならビルシュタインの方が合ってます。


但し、それなりのペースで、それなりのギャップに乗ると、それなりに底付きします。
「んなことねーよ! ビルシュタインで底付きした事なんてねーよ!」
って人も居るかと思いますが、要するにそれなりのペースじゃなかったってだけの話だと思います。

少なくとも私の使い方では、ビルシュタインを底付きさせない為には、
それなり以下のペースに落す以外の選択肢を見付ける事はできませんでした。

逆に言うと、ギャップがあるからゆっくり走るという基本的な事ができない、
残念な運ちゃんだったからこそ問題になったとも言えると思います(笑)

底付きしないなら、それはそれで幸せだと思いますので、そのまま使って頂くとして、
これから買う人にお勧めするとしたら、とりあえずカヤバ装着車を買って、
それで物足りないなら社外品の車高調などに換えるのが宜しいかと思います。

それなりのレートのスプリングを組んでる車高調なら、
とりあえず底付きの問題はないと思いますから…



で、私の方は、今迄にVABを走らせて蓄積した経験を元に、
特にカヤバに換えてから得られた経験を元に、
アライメントのセッティングを変更して次のステージに進めました。

っていうか、ここのところ散々走り込んでるので、
一気に車に対する理解が進んじゃいました(笑)

ぶっちゃけた話、今迄はGRBの最終仕様のセッティングを載せただけの暫定仕様だったんですが、
それでも結構イケちゃってた、っていうかGRBよりちょっと良かったんでそのままにしてましたが、
今回はVAB用に更に突っ込んだセッティングにしてみました。

具体的にはリアのトーを今迄の+2mmから-2mmにしてみました。

実はこのセッティングはGRBの時にも試してみた事があるんですが、
GRBだとちょっとシリアスになる場面もありましたけど、
VABはボディ剛性が上がってる事やホイールベースが延長された事で、
車自体のスタビリティが上がってるんで問題なかったりするんじゃね?
って事で試してみる事にしました。

で、さっき自宅敷地内の裏庭で試してみたら結構イケてますね。
GRBでシリアスになっちゃった状況をわざと再現してみても、
VABだと特にどうという事はありませんでした。

このセッティングを誰にでもお勧めできるか?と問われると、
特定の条件が重なった時にシリアスな状況になったりもするんで微妙ですが、
私自身ではどうにでもできちゃうんで、暫くはこの仕様で走らせてみる事にします。
Posted at 2016/07/04 01:47:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2015年11月14日 イイね!

誤解と失敗

誤解と失敗たまたま程度の良いミシュラン パイロットスポーツ3(PS3)を入手したんで、
ちょっくら自宅敷地内の裏庭で実験してみたりなんかした訳ですが、
そこで大きな誤解と、その誤解によって失敗してた事に気付いちゃいました。


私はMXX以降に日本で発売されたミシュランの最上級グレードのスポーツタイヤを使い続ける、
自他共に認めるミシュラン党だったりする訳ですが、
最初にミシュランを使い始めたのは実にひねくれた理由からでした。

それ以前は当時お付き合いのあったブリジストンのRE71シリーズを使ってたんですが、
かなりグリップする代わりにかなり減りも早く1年ごとに交換していました。

その当時、自宅敷地内の裏山に集う人達と夜な夜な競争してたんですが、
2分15秒くらいのコースで2位の人に20秒以上の差をつけてました。
コーナーを3つも曲がれば見えなくなっちゃうくらいの圧倒的大差なんですが、
それでも負けた人はタイヤの違いなどを理由に言い訳するんですね。
で、私の場合、実に残念な事に人間が出来てないんで自分が一切言い訳をしない代わりに、
他人の言い訳も一切受け入れられないんです…

頑張って勝ってもタイヤのせいにされちゃうんなら自分のタイヤを駄目な奴にしちゃう?
ブッチギリで勝ってもギリギリで勝っても勝ちは勝ちだよね?
ついでにタイヤ交換のサイクルが伸びれば経済的だよね?

当時はブリジストンを始めとする国産タイヤに勢いがあって、
ポルシェに純正採用されたエクスペディアなどは、
筑波2000でミシュランから換えると1秒半、
ピレリからなら3秒速くなると言われてたくらい徹底的なグリップ志向だったんで、
ミシュランやピレリなどのヨーロッパ製のタイヤは、
外車を買うと付いてくる全然駄目なタイヤという認識だったので、
周りの人からナメられる為に買うタイヤとしては丁度良い。
そんな訳でミシュランのMXXを買ってみました。

で、使ってみると確かにグリップしない。
しかし荷重を適切にコントロールしてやれば全くグリップしないという訳でもない。
(換えた当初は5秒近く遅くなったけど20秒差が15秒差になっただけで大勢に影響ない)
そして雨の日の排水性は当時の国産ハイグリップより桁違いに良い。
(ウェットでのタイムは逆に3秒以上速くなった)
グリップそのものは落ちるけど、コントロール性は笑っちゃうくらい良い。
当時の国産ハイグリップと比べて圧倒的に乗り心地が良くて静か。
ついでに国産ハイグリップの倍持つのでお財布にやさしい。

なんといっても、
競争相手「いや~、なんかセッティングが今一つ決まってなくて…」
私「そうなの? でもこっちはウ○コタイヤのミシュランだよ?」
競争相手「…」
このやり取りが最高に気持ちいい(笑)
ミシュランには競争相手を一発で黙らせる破壊力がありました。

これって物凄く良くね?

って訳で一発で気に入り、MXX2、MXX3、パイロットスポーツと、
ミシュランのタイヤを買い換え続けました。

中でも初代パイロットスポーツ(PS)の出来が良くて、
海外タイヤ好きな人達からはミシュランの最高傑作などと言われてたんですが、
そんな噂を聞きつけた敏感な人達がミシュランを使い始めました。

折しもバブルが弾けて10年以上経ち、
グリップ良ければ全て良しという時代じゃなくなってたので、
評判が評判を呼びミシュランを使い始める人が増加しました。

そんな折に発売されたパイロットスポーツ2(PS2)が、
それまでのミシュランの方向性とは違うグリップ志向で、
ひょっとしてRE050が作りたかったの?と訊きたくなっちゃうような物でした。

しかしこれが当たった。
それなりにグリップするので国産プレミアムグレードから履き替えても全然違和感がない。
それまでのミシュランユーザーからするとグリップ志向でアンバランスに感じられる物も、
国産からの買い換えユーザーにとっては充分バランス志向に感じられる。
なんといってもおフランスのエスプリがブランド心をくすぐる。
このPS2がミシュランを一気にメインストリームに押し上げました。

それまでのミシュランユーザーにとって違和感のある内容でも、
大量の新規ユーザーを掴み、普通にRE050とPS2を比べられる時代がやってきたのです。

で、そんな折に発売されたパイロットスポーツ3(PS3)が物議を呼びました。
曰くグリップが悪い、コンフォート志向が強すぎてスポーツ性が感じられない。

しかしそこに追加投入されたパイロットスーパースポーツ(PSS)は違いました。
まさしくPS2の後継と言える内容で、PS2から入ってきたユーザーを納得させる物でした。


で、そんな時にたまたま私もタイヤを買い換えた訳ですが、
なんとなく評判の悪いPS3を避けてPSSを買ってみたんですが、
なんか違うと思ったPS2と同じく違和感のある物でした。

なんかやたらとグリップ志向でバランス悪いし、
RE050と同じくらいしか持たないんだったら敢えてミシュラン選ぶ意味なくね?

かといってPS3はコンフォート志向が強すぎて駄目らしいし、
PSSにしろPS3にしろ私が求めてる方向性とは違っちゃってるのかな…



そんな風に思ってるところに、たまたま入手したPS3を使ってみてハッキリ判りました。

PS3は紛う事なく初代PSの方向性の発展形でした。
コンフォート志向が強すぎて駄目という意見はPS2以降に入ってきた人の意見で、
初代PS以前から使ってる私が聞くべき意見ではなかったという事です。

PS3はコンフォート志向が強すぎるんじゃなく本来のミシュランの味付けであって、
むしろグリップ志向が強いPS2とPSSだけが元々のミシュランの方向性とは違ってるだけでした。


私にとって必要のない意見に惑わされてPSSなんて寄り道をしちゃいましたが、
丁度良い感じにPS3がナメられてる昨今、元通りの方向性に戻る事ができちゃいましたね。

競争相手「いや~、PSSの内圧の設定を失敗しちゃって…」
私「そうなの? でもこっちはウ○コタイヤのPS3だよ?」


今後PS4が発売され、PSS2が発売されるんでしょうが、
周囲の意見に惑わされる事なく迷わずPS4を選んでいこうと思います。
Posted at 2015/11/14 02:01:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2015年05月31日 イイね!

これで正しい? シフト操作

パジェロに乗ってる会社の同僚がなにを血迷ったか突然エボ10最終限定車を注文しまして、
20年ぶりくらいのMTなので上手く乗れるか不安だと言うので、
MTの操作の仕方を教えてたりなんかします。

一応その同僚も昔は毎週末シビックで箱根辺りを走ってて、
上から数えた方が早いくらいの順番の人だったりしたんですが、
20年くらい一回もMTに乗った事がないとなると基本から叩き込まなきゃいけません。

で、反復練習用に操作方法を文章に起こしたんですが、
こんなのが役に立っちゃう人も居るかなと思ってみんカラにも転載してみます。

元々の文章は思いっきりタメ口なので、こちらは翻訳バージョンとなります(笑)



まず最初に、例えば2速から3速にシフトアップする際、どのような操作を行ってますか?
・クラッチを切る
・シフトレバーを2速から抜いて3速に入れる
・回転を合わせてクラッチを繋ぐ
こんな感じでしょうか。

いろんな人の横に乗って運転を見る機会がありますが、
大体というか殆どの人がこんな感じで操作してるんじゃないかと思います。
っていうか、私と同じ操作を行ってる人は今迄に数える程しか見た事ありません。
例えレーシングな運ちゃんでも上の操作を行ってる人は結構います。


で、この操作方法、宜しくないです。


特にこれでサーキットなんかで素早いシフト操作を行ったりするのは非常に宜しくないです。
場合によってはミッションを壊したりする事もあるでしょう。

逆に言うとアノ車はミッションが弱いからよく壊れるなんて話をたまに聞きますが、
大抵は、っていうかほぼ100パーセント運ちゃんが壊してるとも言えます。

中には本当にミッションの弱い車もあるんですが、
それでも適切な操作を行ってればそうそう壊れるもんじゃありません。
例え巷でミッションが弱いと言われてる車であっても、
ミッションが壊れたら、壊れちゃったんじゃなくて壊しちゃったと認識した方がいいと思います。
壊しちゃったんじゃなくて壊れちゃったんだと認識してるうちは、
例えミッションを修理したところで何回でも壊します。



じゃあ、どのような操作が適切な操作なんでしょうか?

それを書く前に混乱があるといけないので用語を統一させて頂きます。

・ミッションの中のシンクロナイザーという部品=シンクロ
・運ちゃんが回転を合わせる操作=同調
・エンジンの回転が上がっていく状態=吹け上がり
・エンジンの回転が下がっていく状態=吹け下がり

本来なら正しくない表現もありますが今回はこのように統一させて頂きます。



・シフトアップ編
じゃあここで2速から3速にシフトアップしてみましょう。
ここでは仮に2速5000回転と3速3000回転で同じ速度とします。

・まず2速5000回転の状態からシフトアップすべくスロットルから足を放しクラッチを切ります。

・シフトレバーを2速から抜いて3速の入口、
 つまり少し抵抗を感じる辺りに軽く押し当てておきます。

・エンジンが吹け下がって3000回転になった時にシフトレバーが勝手に3速に吸い込まれます。

・シフトレバーが3速に入ったのを確認してからクラッチを繋ごうとすると、
 既に3000回転を下回ってますから、そのままクラッチを繋ぐと当然ショックが出ます。
 なのでスロットルを踏んで3000回転まで吹け上がった時にクラッチを繋ぎます。

つまり一口に回転を合わせると言っても、
ギアを入れる時とクラッチを繋ぐ時と2回回転を同調させる必要があります。

また、ギアは運ちゃんが入れるんじゃなくミッション自身が入れるというのが重要です。



・シフトダウン編
じゃあ今度は3速から2速にシフトダウンしてみましょう。
実際にはブレーキを踏みながらシフト操作を行う所謂ヒール&トーを行いますが、
この際ブレーキはどうでもいいです。
ここではあくまでもシフト操作だけを見ていきましょう。

・車速が落ちてエンジンが3000回転になった時にシフトダウンすべくクラッチを切ります。

・シフトレバーを3速から抜いて2速の入口、
 つまり少し抵抗を感じる辺りに軽く押し当てておきます。

・スロットルを踏んでエンジンが吹け上がっていく時、
 5000回転で同調した時、シフトレバーが勝手に2速に吸い込まれます。

・ここで重要なのは5000回転で同調させるからといって、
 5000回転まで空ぶかししたのではギアが2速に入ったのを確認してクラッチを繋ごうとすると、
 既に回転は5000回転を下回ってるという事です。
 
 なので5500回転くらいまで吹かしてやって、
 吹け上がってきて5000回転でギアを入れる為に同調させ、
 5500回転から吹け下がってきて5000回転になった時にクラッチを繋ぐ為に同調させます。

・また、クラッチ切ってるのになんでエンジンが吹け上がると回転が同調できるの?
 という疑問が生じるかもしれませんが、
 クラッチの構造上、つまりフライホイールとクラッチカバーに
 フリクションディスクが挟まれてる構造では、
 例えクラッチペダルを踏んでも駆動を100パーセント切断する事はできず、
 ある程度の引き摺りが発生します。

 つまりクラッチを切った状態というのは、
 車を動かす程の駆動が伝わってない半クラ状態だと思って頂ければ宜しいかと思います。
 なのでクラッチを切っててもスロットルで回転の同調ができる訳です。



・共通編
シフトアップ、シフトダウンに共通してるのは、
・ギアは運ちゃんが入れるんじゃなく、回転が同調すれば勝手に入る
・ギアを入れる為の同調と、クラッチを繋ぐ為の同調と、同調は2回させる
という事です。


今の車はシンクロが付いてるので、わざわざ回転なんか同調させなくても、
シフトレバーを押し込めばギアは入ります。
しかしこれだとシンクロの頑張りに頼ってギアを入れてるだけで、
シフト操作する度にシンクロに負荷を与え続けます。

ミッションが壊れる場合、機械的な原因で壊れる時はギアそのものが壊れる事もありますが、
そんなのは滅多にある事じゃありません。
大抵の場合はシンクロが壊れます。

回転が同調した時にギアを入れてればシンクロの負荷は最小限で済み、
ミッションを壊す可能性はぐっと低くなります。

バイクや古い車、レーシングミッションなどシンクロが付いてない、
所謂ノンシンクロのミッションを操作した事がある人なら分かると思いますが、
回転が同調してないのに無理やりギアを入れようとしても、
ギアがガリガリ鳴って弾かれちゃいます。

シンクロが付いてれば回転など同調させなくてもギアは入りますが、
本当なら入らない筈の物をシンクロの頑張りで無理やり突っ込んでるんですから、
当然シフトする度にシンクロのダメージが蓄積されていきます。

例えシンクロが付いてる車でも、ノンシンクロでも乗れちゃう操作を行ってやれば、
機械的負荷も少なく、なんといっても力を使わずに操作できるので楽です。


また、2回同調を行う為にシフトアップの時は3000回転まで吹け下がらせるんじゃなく、
わざと一回2500回転まで吹け下がらせるイメージで、
吹け下がってきて3000回転まできた時にギアを入れる為の同調、
3000回転を通り過ぎて2500回転まで落ちたところからスロットルを踏んで、
3000回転まで吹け上がった時にクラッチを繋ぐ為の同調をさせる。

またシフトダウンの時は2回同調させる為に5000回転まで吹け上がらせるんじゃなく、
わざと一回5500回転まで吹け上がらせるイメージで、
吹け上がってきて5000回転まできた時にギアを入れる為の同調、
5000回転を通り過ぎ5500回転まで上がったところでスロットルを閉じ、
5000回転まで吹け下がった時にクラッチを繋ぐ為の同調をさせる。

で、これを練習していけば、最初は500回転余分に吹け上がらせ、吹け下がらせてたのが、
だんだんと400回転、300回転、200回転、100回転と減らしていけます。
そうする為にはスロットル、シフト、クラッチをオーバーラップさせていく事になりますが、
究極的には全く余分に吹け上がらせ、吹け下がらせなくても出来るようになります。
そしてそれができるようになった頃にはシフト操作が結構速くなってると思います。


シフト操作が速い癖に機械的負荷は最少、ミッション壊しそうな気配すらない。

かなりイカしてると思いませんか?
Posted at 2015/05/31 12:23:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「この前まで2,500円出せば中トロだけの丼が食えた。 
 
これが2,500円だと一見高いように見えるが、例えばスシローで中トロだけで腹一杯にしようとしたらとても2,500円では済まない。 
質はスシローなんかより全然上なのでお気に入りの高コスパメニューだったのに…」
何シテル?   08/20 00:07
放浪癖があるので暇があると関東全域とその周辺を彷徨ってます。 また、以前と比べると頻度が少なくなりましたが、自宅敷地内の裏山を走り回ってます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

ランボルギーニの恐怖 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/08/17 11:55:59
ENDLESS MX72再評価(そんなオチとは、、) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/05/14 01:36:23

愛車一覧

トヨタ ヤリスクロスハイブリッド トヨタ ヤリスクロスハイブリッド
2022年9月10日に注文しましたが納車は2023年6月25日、納期9ヶ月でした… プ ...
ホンダ Dio 110 (ディオ110) ホンダ Dio 110 (ディオ110)
チョイ乗り用です
スバル WRX STI スバル WRX STI
車の改造よりも運転の方に興味が向いてるので、 可能な限りノーマルに近い状態で乗りたい為、 ...
スバル インプレッサ WRX STI スバル インプレッサ WRX STI
標準車用MOPのBBSを履かせて、フォグランプも着けちゃってるんで、外観上は非常に分かり ...

過去のブログ

2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation