さて、ここのところ十数年ぶりに自宅敷地内の裏山やら、
自宅敷地内の裏庭やらに通いまくってる訳ですが、
通いまくってるが故に気になってくるセッティングを変更してみました。
というのも、今までは前後のキャンバーが-2度、
トーはF-1.5mm、R-1.0mm(それぞれ1輪あたり)でしたが、
タイヤを外側まで目一杯使えてないのであんまり速くない癖に偏摩耗が激しい…
タイヤが偏摩耗しててもそれなりに速いんだったら、
まぁ、それはそれでアリだったりもするんですが、
無駄に偏摩耗してる癖にあんまり速くないんだったら良い事ありません…
サーキットなんかに行くと偏摩耗してなきゃ駄目みたいな風潮がありますけど、
確かにタイムの出てる車はそれなりに偏摩耗してますが、
それ以上に偏摩耗してるのはただのセッティング不良だと思う訳です…
って訳でキャンバーを少し立ててみる事にしました。
期間限定の特別価格に釣られて
KTS平和島店で調整して貰ったんですが、
リアのキャンバーは今まで以上には立てられないとの事でした。
仕方ないのでその状態で受け取って自宅敷地内の裏山で実験してみたところ、
タイムそのものは無理やり出せるものの操縦性は極めてトリッキーで、
乗ってて楽しいとか楽しくないとか言う状態じゃありません…
(ごく一部の方々には車載動画をお見せしていますが、彼等を乗せてる時よりもタイムそのものは速いですが、探り探りであんまりカッコ良くはありません…)
私の車の場合、
マルシェでリアのキャンバーを弄れるように加工して貰ってます。
要するにラテラルリンクの取り付け穴を長穴加工して、
偏心カムでラテラルリンクを押し出したり引っ込めたりできるようにしてあるんですが、
本来ならカムがラテラルリンクを押し出す為の壁(青丸)と、
引っ込める為の壁(赤丸)の2つの壁が必要なんですが、
マルシェの加工ではラテラルリンクを押し出す為の壁(赤丸)しか設けてありません。
当然このカムを回してもラテラルリンクを押し出す事はできても引っ込める事はできません。
なんらかの方法でラテラルリンクを内側に引っ張ってやる必要があります。
その為に必要な道具を持参して、事前に手順を説明したつもりなんですが、
この辺りを充分にご理解頂けてなくてキャンバーを立てられなかったようなので、
再度KTS平和島店にお邪魔して構造を理解して頂いた上で、
適切な調整方法を確立して貰いましたよ。
そんな訳で希望通りの数値に追い込む事ができました。
マルシェでリアのキャンバーを調整できるようにして貰ったものの、
再調整の為にわざわざ前橋くんだりまで行くのは大変という方も多いと思います。
東京近郊で再調整する場合、手順を確立してしまったKTS平和島店は美味しいと思いますよ。
マルシェ加工車の場合、調整が面倒になる分追加料金が発生しますが(3,150円)、
それを払っても元々が激安店なのでまだまだ安いですし…(笑)
で、そんなこんなを繰り返してる傍ら、パッドをMX72からMXRSに換えてみました。
なるほどそういう事か…
ネットでMXRSの評判を検索してみても、
なんとも中途半端な記述ばかりで良いのか悪いのか分からない…
凄く良いよという意見もあれば、MX72と大して違わないよという意見もあったりで、
ガチで使ってみた人の意見が全然見当たらない…
って訳で、次はエンドレスMXRSの私なりのレビューなんかしてみちゃったりなんかしてみますよ。
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上に写ってるアライメントの数値をそのまま真似するのはお勧めできません。
前後のキャンバーとフロントのトーは問題ありませんが、リアのトーアウトは宜しくありません。
私はコーナー脱出時の加速を良くするのと、ストレートスピードを伸ばす目的で、
リアのキャンバースラストを抜く為にトーアウトに設定してますが、
ブレーキング時に不安定になるのと、ブレーキを強めに残してコーナーに入ると巻くようになります。
私の場合、基本的には直線で減速は終わらせて、
コーナーに入ったら開けていっちゃう芸風なのであまり問題ありませんが、
それでも未知のコースでコーナー中盤までブレーキを残しちゃった時などは、
リアの動きが少し神経質なので少し気を使います。
ですので、コーナーの奥まで深く突っ込んでV字コーナリングをする人などには、
このセッティングは向かないというか、神経ばっか使うのに旨みがないという事になります。
普通にリアもトーインに振った方が宜しいかと思います。